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全面戦争 破(五章)
227.新王の近衛兵③
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この戦争が起こる前のこと…フロス達は集まり、策を練っていた。
「フロス様…私は何をすれば…。」
「あー、ブァングラはね。王の殺害、発見から殺害まで。意識を乗っ取るやつはあるから。」
そう言ったフロスは続けてブァングラに彼がやるべきことを説明し続けた。すればするほど彼の顔は青ざめていった。
「"人に意識を植え込み、それで王を見つける。見つけ次第、ミシェルが作った、鉄に包まれた象に意識を植え込み、王を殺して暴れ回る"その間、本体は無防備……そんなの…死ねって言ってるようなものじゃないですか!?」
「え、なに?そうだけど?」
「…ふざけるなァ!」
その時、ブァングラはフロスに向かって襲いかかろうとした。
パァン!しかし、何者かがブァングラの胴体を撃った。
「失礼…汚らわしいものを見せてしまい…。」
「いいんだよ、ガルナ。それより…ブァングラ。お前、策を成功させないと殺すわ。今決めた。」
このことにより、現在の戦いはブァングラにとって命がかかったものになっていた。焦りに駆られてブァングラは暴れ回った。
「…分かった!ブァングラ本体の位置が!」
暴れ回るブァングラを後目に、ラーラは2人にそう伝えた。
「なら行ってこい!これ以上やつに暴れさせるな!」
「うん!」
カタァースの命を受けて、ラーラはブァングラがいる位置を仮定をして、そこに走り出した。しかし…暴れる象を横切ることはあまりにも危険すぎる…。
と思っていたのもつかの間。
「こえええ!!」
顔を赤らめて目をガン開き、とにかく心地よい感覚がこちらにまで伝わってくるほど高揚しているグラギが、象の膝を執着に狙っていた。
少し凍らせたことで、目を失い感覚に頼るしか無くなっただからこそ、標的はグラギであった。
「今だ!行け!」
と、カタァースが言った直後、ラーラは仮定したブァングラがいる位置に走り出した。
…ブァングラの心物は意識を埋め込む。そして…埋め込んだ意識は同時に何個も操れないはず!となればブァングラは人と視界を共有し王を見つける、象を操り王を殺す。の2工程に分けて来るはず!
なら象が動いた軌跡を辿ればブァングラはいる!
そしてそれは足跡でわかる!
その理論で、ラーラはブァングラを見つけるために走り続けた。ずっと…ずっと走った。
「!!」
やっと…本体を見つけた!禿げているおっさんのような人…それがブァングラの本体だった。
母の体を弄び、母の名誉も全て傷つけた憎き相手がここにいる。
バシンッ!
横たわって寝ていたブァングラに、拳を一発叩き込んでやった。
「うっ…」
ブァングラは飛び起き、辺りを見渡した。
そして、ラーラがいることに気がついた。
「まっ!待てぇ!」
「うっせぇボケぇ!」
と、ラーラの腰が入った渾身の一撃が、ブァングラの腹に思いっきり当たった。そして…。
バシバシバシバシバシ!!!
ブァングラは《もう一対の手》とラーラの両手による4つの拳で殴られ続けたという…
「フロス様…私は何をすれば…。」
「あー、ブァングラはね。王の殺害、発見から殺害まで。意識を乗っ取るやつはあるから。」
そう言ったフロスは続けてブァングラに彼がやるべきことを説明し続けた。すればするほど彼の顔は青ざめていった。
「"人に意識を植え込み、それで王を見つける。見つけ次第、ミシェルが作った、鉄に包まれた象に意識を植え込み、王を殺して暴れ回る"その間、本体は無防備……そんなの…死ねって言ってるようなものじゃないですか!?」
「え、なに?そうだけど?」
「…ふざけるなァ!」
その時、ブァングラはフロスに向かって襲いかかろうとした。
パァン!しかし、何者かがブァングラの胴体を撃った。
「失礼…汚らわしいものを見せてしまい…。」
「いいんだよ、ガルナ。それより…ブァングラ。お前、策を成功させないと殺すわ。今決めた。」
このことにより、現在の戦いはブァングラにとって命がかかったものになっていた。焦りに駆られてブァングラは暴れ回った。
「…分かった!ブァングラ本体の位置が!」
暴れ回るブァングラを後目に、ラーラは2人にそう伝えた。
「なら行ってこい!これ以上やつに暴れさせるな!」
「うん!」
カタァースの命を受けて、ラーラはブァングラがいる位置を仮定をして、そこに走り出した。しかし…暴れる象を横切ることはあまりにも危険すぎる…。
と思っていたのもつかの間。
「こえええ!!」
顔を赤らめて目をガン開き、とにかく心地よい感覚がこちらにまで伝わってくるほど高揚しているグラギが、象の膝を執着に狙っていた。
少し凍らせたことで、目を失い感覚に頼るしか無くなっただからこそ、標的はグラギであった。
「今だ!行け!」
と、カタァースが言った直後、ラーラは仮定したブァングラがいる位置に走り出した。
…ブァングラの心物は意識を埋め込む。そして…埋め込んだ意識は同時に何個も操れないはず!となればブァングラは人と視界を共有し王を見つける、象を操り王を殺す。の2工程に分けて来るはず!
なら象が動いた軌跡を辿ればブァングラはいる!
そしてそれは足跡でわかる!
その理論で、ラーラはブァングラを見つけるために走り続けた。ずっと…ずっと走った。
「!!」
やっと…本体を見つけた!禿げているおっさんのような人…それがブァングラの本体だった。
母の体を弄び、母の名誉も全て傷つけた憎き相手がここにいる。
バシンッ!
横たわって寝ていたブァングラに、拳を一発叩き込んでやった。
「うっ…」
ブァングラは飛び起き、辺りを見渡した。
そして、ラーラがいることに気がついた。
「まっ!待てぇ!」
「うっせぇボケぇ!」
と、ラーラの腰が入った渾身の一撃が、ブァングラの腹に思いっきり当たった。そして…。
バシバシバシバシバシ!!!
ブァングラは《もう一対の手》とラーラの両手による4つの拳で殴られ続けたという…
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