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全面戦争 破(五章)
225.新王の近衛兵①
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一方その頃。ラーラはとある人物と隠れている、王であるカタァースの護衛を勤めていた。
そして、カタァースはとある人物に疑問をなげかけた。
「…で、マジでなんでこの仕事引き受けたの?前線にも配置できたよ?」
「確かに前線では戦えるけどよぉー。王の護衛の方が質のいい敵が現れそうだし!」
「質のいい敵ってなんだよ…まぁ、強いし結構な大金出したし信用はしてるぞ、"グラギ"。」
「うぃーっす」
カタァースはこの全面戦争が始まる前に、グラギに自分の護衛の依頼をしていた。理由としてはとりあえず強いことをあげられる。
「え…ほんとにグラギさんに任せて大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ、こいつは良くも悪くも、お前達と同じ依頼屋。前金と報酬金を大量に用意すればいい。」
「確かに、あたし達も賄賂の現場見ましたもんね。」
「あれとこれとは別なの。あと一応、俺、王だから。賄賂の話はしないでください、お願いします。」
「はーいっ」
そんな少し和やかな雰囲気に思われていたが…ラーラにとっては本当に気まずい空間となっていた。
「…」
じーっとラーラはグラギを見つめていた。
それを不思議に思っていたグラギであったが、少し考えれば理由がわかった。
「ああ、前の件?あれは俺悪くねぇーだろ!?俺目線、強盗から議員の宝物守れって依頼されただけだぞ!?」
「いやまあそうだけど…すっごく楽しそうにコプラをボコボコにしたって聞いたからねぇ…。」
それでも疑心暗鬼となり、グラギを完全に信じきれず、バチバチと2人の目線がぶつかり火花を散らしていたが、カタァースが仲裁に入った。
「よせ、気持ちは分かるが今は仲間だ。2人で護衛を頼んだぞ。」
と、彼が言うと2人は落ち着き、護衛に徹した。
数分がたった頃、グラギは突然、こちらを見てきた人に対して《氷の独壇場》を投げつけた!
それは空気を凍らせて滑走路にして、人の顔面を凍らせながら走り、その人を倒した。
「あんた何やってんの!?」
「服見ろよ!!レジサイドの人だ!!」
「そうだけど、何テンション上がってんの!?」
グラギが攻撃した人は、レジサイドの団員であった。
それによりグラギは相手の作戦に気づき、興奮していた。
「そりゃそうだろ!!…来るんだ!"ブァングラ"が!!」
「はぁ!?」
「こんな辺境にきた団員とか王を探しに来たに決まってる!そんでブァングラがこいつに自分の意識を埋めて視界を共有してたとしたらァ……ああ!!たまんねぇ!!」
これから起こることを知ってしまった、王を守る大規模な戦いに、不安を隠せないラーラと絶頂の気分でいるグラギ。
そして…ガシャン!!
どこかの家が崩れ、何かが動き出した。
そして、カタァースはとある人物に疑問をなげかけた。
「…で、マジでなんでこの仕事引き受けたの?前線にも配置できたよ?」
「確かに前線では戦えるけどよぉー。王の護衛の方が質のいい敵が現れそうだし!」
「質のいい敵ってなんだよ…まぁ、強いし結構な大金出したし信用はしてるぞ、"グラギ"。」
「うぃーっす」
カタァースはこの全面戦争が始まる前に、グラギに自分の護衛の依頼をしていた。理由としてはとりあえず強いことをあげられる。
「え…ほんとにグラギさんに任せて大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ、こいつは良くも悪くも、お前達と同じ依頼屋。前金と報酬金を大量に用意すればいい。」
「確かに、あたし達も賄賂の現場見ましたもんね。」
「あれとこれとは別なの。あと一応、俺、王だから。賄賂の話はしないでください、お願いします。」
「はーいっ」
そんな少し和やかな雰囲気に思われていたが…ラーラにとっては本当に気まずい空間となっていた。
「…」
じーっとラーラはグラギを見つめていた。
それを不思議に思っていたグラギであったが、少し考えれば理由がわかった。
「ああ、前の件?あれは俺悪くねぇーだろ!?俺目線、強盗から議員の宝物守れって依頼されただけだぞ!?」
「いやまあそうだけど…すっごく楽しそうにコプラをボコボコにしたって聞いたからねぇ…。」
それでも疑心暗鬼となり、グラギを完全に信じきれず、バチバチと2人の目線がぶつかり火花を散らしていたが、カタァースが仲裁に入った。
「よせ、気持ちは分かるが今は仲間だ。2人で護衛を頼んだぞ。」
と、彼が言うと2人は落ち着き、護衛に徹した。
数分がたった頃、グラギは突然、こちらを見てきた人に対して《氷の独壇場》を投げつけた!
それは空気を凍らせて滑走路にして、人の顔面を凍らせながら走り、その人を倒した。
「あんた何やってんの!?」
「服見ろよ!!レジサイドの人だ!!」
「そうだけど、何テンション上がってんの!?」
グラギが攻撃した人は、レジサイドの団員であった。
それによりグラギは相手の作戦に気づき、興奮していた。
「そりゃそうだろ!!…来るんだ!"ブァングラ"が!!」
「はぁ!?」
「こんな辺境にきた団員とか王を探しに来たに決まってる!そんでブァングラがこいつに自分の意識を埋めて視界を共有してたとしたらァ……ああ!!たまんねぇ!!」
これから起こることを知ってしまった、王を守る大規模な戦いに、不安を隠せないラーラと絶頂の気分でいるグラギ。
そして…ガシャン!!
どこかの家が崩れ、何かが動き出した。
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