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富豪の依頼編(一章)
22.国からの刺客④
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「追え!」
レイは護衛任務を第1に、メンバー達と追うことを一瞬で選択した。もちろんそれを断る理由もない。
力強い足音が素早く繰り返される。
戸を蹴り開けた、その先にカタァース一家とガファーがいた。
「よく聞けぇ!今俺には小さくした物体が2つある!つまりはお前ら同時に殺せるって訳だぁ!!抵抗するんじゃぁねえぞぉぉ!!」
ガファーは小さくした椅子を上に2つ放った。
1つはコルやレイなどの、溜まり場メンバー達に、もう1つはサンチャとカタァースに。
反射はアルス以外は遅れた。この状況を理解しているのはアルスだけ。
どちらかしか助けれない!
心物の棒を投げ、鉄のテントみたいにして防げる。任務ならカタァース、だが仲間を優先するならもちろんレイたち………
残されは時間は1秒と無い…しかし…アルスは決断した。
ダっ!
心物の棒を投げた。カタァース達の方に。
しかし、アルス自身と投げられるように飛び込んだ。コルたちの方に。
「!?」
カタァース達は鉄のテントに囲まれ、コル達はアルスの背中に包まれて守られた。
「ぐ……ふぁ………」
アルスは椅子の足が背中に当たり、意識はあるが、倒れ込んだ。
「邪魔者たいじょー、楽しかったなぁ?」
ガファーはそう笑い、次はレイに目を向けた。
その目は快楽殺人鬼の目だった。
「…フラフラしていているものに…私が負けるわけが無い」
そうレイは自信満々に言った。
そして槍で突き刺しを繰り返した、しかしどれも致命傷とはならず、逆に顔面を殴られそうになった!
ガンッ!
しかしレイは槍の柄の部分で防いだ。
が、
カランコロン……
今、《次元の眼》が取れた。
転げ落とし、やつ反撃の時間が始まった。
次に落とすのは自分の命なのではないかと思うほど、その場は恐怖に満ちていた。
「やっと取れたぁ……おらっ!!」
さっきの岩をもう一度小さくして、吹き矢でふいた。
ガンッ!
それはレイを吹き飛ばすのに十分な威力だった。
「ごふぉっ!!」
ガンっ!
レイが壁にたたきつけらた、それでも相手をジリジリ見て逆転の手を考えていた。
しかしそれも虚しいことだ。
次は近くにある椅子にやつは吸い込んだ、それを飛ばそうとした…………
「おい……そこに……椅子…は……無かったぜ?」
アルスはそう言って、吸い込ませた、椅子に変形させた心物の棒を刃に変形させて、ガファーの唇や舌、ほっぺなどを色々な方向に刃を出し、切り刻みまくった。
ガファーはそれでひるんだ。
「…………俺はアルス・ターネストだ。大丈夫…ぶっ叩かれてすぐ忘れる」
そう言ってアルスは心物をハンマーにして、顔面をぶっ叩いた。
そして、そのままガファーは白目を向いて倒れ込んだ。
「おさえこめぇぇ!」
その場来た兵士はそう叫んで、ガファーに向かい、体全体で押さえ込んだ。
「確保っ!!」
続けてそう言った。その頃にはやつに手錠をかけていた。
レイは護衛任務を第1に、メンバー達と追うことを一瞬で選択した。もちろんそれを断る理由もない。
力強い足音が素早く繰り返される。
戸を蹴り開けた、その先にカタァース一家とガファーがいた。
「よく聞けぇ!今俺には小さくした物体が2つある!つまりはお前ら同時に殺せるって訳だぁ!!抵抗するんじゃぁねえぞぉぉ!!」
ガファーは小さくした椅子を上に2つ放った。
1つはコルやレイなどの、溜まり場メンバー達に、もう1つはサンチャとカタァースに。
反射はアルス以外は遅れた。この状況を理解しているのはアルスだけ。
どちらかしか助けれない!
心物の棒を投げ、鉄のテントみたいにして防げる。任務ならカタァース、だが仲間を優先するならもちろんレイたち………
残されは時間は1秒と無い…しかし…アルスは決断した。
ダっ!
心物の棒を投げた。カタァース達の方に。
しかし、アルス自身と投げられるように飛び込んだ。コルたちの方に。
「!?」
カタァース達は鉄のテントに囲まれ、コル達はアルスの背中に包まれて守られた。
「ぐ……ふぁ………」
アルスは椅子の足が背中に当たり、意識はあるが、倒れ込んだ。
「邪魔者たいじょー、楽しかったなぁ?」
ガファーはそう笑い、次はレイに目を向けた。
その目は快楽殺人鬼の目だった。
「…フラフラしていているものに…私が負けるわけが無い」
そうレイは自信満々に言った。
そして槍で突き刺しを繰り返した、しかしどれも致命傷とはならず、逆に顔面を殴られそうになった!
ガンッ!
しかしレイは槍の柄の部分で防いだ。
が、
カランコロン……
今、《次元の眼》が取れた。
転げ落とし、やつ反撃の時間が始まった。
次に落とすのは自分の命なのではないかと思うほど、その場は恐怖に満ちていた。
「やっと取れたぁ……おらっ!!」
さっきの岩をもう一度小さくして、吹き矢でふいた。
ガンッ!
それはレイを吹き飛ばすのに十分な威力だった。
「ごふぉっ!!」
ガンっ!
レイが壁にたたきつけらた、それでも相手をジリジリ見て逆転の手を考えていた。
しかしそれも虚しいことだ。
次は近くにある椅子にやつは吸い込んだ、それを飛ばそうとした…………
「おい……そこに……椅子…は……無かったぜ?」
アルスはそう言って、吸い込ませた、椅子に変形させた心物の棒を刃に変形させて、ガファーの唇や舌、ほっぺなどを色々な方向に刃を出し、切り刻みまくった。
ガファーはそれでひるんだ。
「…………俺はアルス・ターネストだ。大丈夫…ぶっ叩かれてすぐ忘れる」
そう言ってアルスは心物をハンマーにして、顔面をぶっ叩いた。
そして、そのままガファーは白目を向いて倒れ込んだ。
「おさえこめぇぇ!」
その場来た兵士はそう叫んで、ガファーに向かい、体全体で押さえ込んだ。
「確保っ!!」
続けてそう言った。その頃にはやつに手錠をかけていた。
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