150 / 169
最終章
146.後日
しおりを挟む
そして、読み上げたあと、クァーナさんに
「まあ、疲れてるだろう、船内に行くがいい。ベットがある」
と言われて、ベットにすぐさま向かい、お世辞にもふかふかとは言えないベットで寝た。
――――――
そして、どこかの陸に着き、俺は目を覚ました。
「……あっ!」
見覚えがある、ここはゼロマジックの本拠地だ。
「とりあえず、ここに降りるのがいいかもな」
と、スペアが珍しくちゃんと考えた感じでそう言った。
そして、クァーナさん以外の4人が降りた。
「まぁ……しばらくはここで過ごすんだ。私は魔族の国に行って、戦争が終わったということを今すぐ伝えなければいけない。……話は聞いている、住む場所に困ったら私の城に来い。何時でも大歓迎だ、英雄たちよ」
と、クァーナさんが言って先程の船に残り、船は出発した。
「とりあえずは………ここにユダーラさんがいるはずだから、結果の報告だな。」
俺はそう言って、本拠地に入り込んだ。
処理されていない灰が入口付近にある。
だが終わったことだ、もう何も気にしなくていい。
階段を降り、曲がり角を曲がったあと、ユダーラさんがいた。
「フレインか……結果は?」
「多くの犠牲の上で勝利しました。」
「そうか……して、その雰囲気、覚醒したようだな。」
「…はい」
やはり、ユダーラさんは千里眼を持っているのかと思うほどに鋭い。
「そうか……なら、私に届いたマダラの遺言通り、神の力を取り込むつもりなのか?」
「…はい」
完全に、全てがわかった。今することは、邪神の完全消滅。
封印じゃない、終わらせなきゃ。
「なら、ついてこい。」
そう言われ、俺は前に見た鋼鉄の扉間で向かっていった。
歩いている途中、スペアとマリンが小声で話しているのが聞こえた。
「……なあ、いまから何をするんだ?俺全くわかんねぇよ」
「知らないよ……聞く?聞いちゃう?」
「聞く一択よ、何渋ってんだ。」
「だよね」
…………答えなきゃいけないのか?これ?
「フレイン今から何すんだ?」
「フレイン今から何するの?」
同時に喋んじゃねえお前ら………
「「あっ」」
と、言って「ここでハモる?」だの、「被ったね」などなどさっきまでの話はなんだったのかと思いたくなるような話が聞こえた。
「…あれだ、神の力を強くするんだよ。」
と、俺は言った。
そして………あの扉の前まで来た。
耐え切れる………のか?
俺は不安になっていた。しかし、もはやそういう問題では無い、なぜならムアンが言っていたあの「世界と心中する」という言葉は、嘘では無い。
つまり邪神は世界を滅ぼせる。
「…邪神に対抗できる唯一の人として、使命を全うするよ。」
と、俺は意気込んた
「まあ、疲れてるだろう、船内に行くがいい。ベットがある」
と言われて、ベットにすぐさま向かい、お世辞にもふかふかとは言えないベットで寝た。
――――――
そして、どこかの陸に着き、俺は目を覚ました。
「……あっ!」
見覚えがある、ここはゼロマジックの本拠地だ。
「とりあえず、ここに降りるのがいいかもな」
と、スペアが珍しくちゃんと考えた感じでそう言った。
そして、クァーナさん以外の4人が降りた。
「まぁ……しばらくはここで過ごすんだ。私は魔族の国に行って、戦争が終わったということを今すぐ伝えなければいけない。……話は聞いている、住む場所に困ったら私の城に来い。何時でも大歓迎だ、英雄たちよ」
と、クァーナさんが言って先程の船に残り、船は出発した。
「とりあえずは………ここにユダーラさんがいるはずだから、結果の報告だな。」
俺はそう言って、本拠地に入り込んだ。
処理されていない灰が入口付近にある。
だが終わったことだ、もう何も気にしなくていい。
階段を降り、曲がり角を曲がったあと、ユダーラさんがいた。
「フレインか……結果は?」
「多くの犠牲の上で勝利しました。」
「そうか……して、その雰囲気、覚醒したようだな。」
「…はい」
やはり、ユダーラさんは千里眼を持っているのかと思うほどに鋭い。
「そうか……なら、私に届いたマダラの遺言通り、神の力を取り込むつもりなのか?」
「…はい」
完全に、全てがわかった。今することは、邪神の完全消滅。
封印じゃない、終わらせなきゃ。
「なら、ついてこい。」
そう言われ、俺は前に見た鋼鉄の扉間で向かっていった。
歩いている途中、スペアとマリンが小声で話しているのが聞こえた。
「……なあ、いまから何をするんだ?俺全くわかんねぇよ」
「知らないよ……聞く?聞いちゃう?」
「聞く一択よ、何渋ってんだ。」
「だよね」
…………答えなきゃいけないのか?これ?
「フレイン今から何すんだ?」
「フレイン今から何するの?」
同時に喋んじゃねえお前ら………
「「あっ」」
と、言って「ここでハモる?」だの、「被ったね」などなどさっきまでの話はなんだったのかと思いたくなるような話が聞こえた。
「…あれだ、神の力を強くするんだよ。」
と、俺は言った。
そして………あの扉の前まで来た。
耐え切れる………のか?
俺は不安になっていた。しかし、もはやそういう問題では無い、なぜならムアンが言っていたあの「世界と心中する」という言葉は、嘘では無い。
つまり邪神は世界を滅ぼせる。
「…邪神に対抗できる唯一の人として、使命を全うするよ。」
と、俺は意気込んた
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
美味しい料理で村を再建!アリシャ宿屋はじめます
今野綾
ファンタジー
住んでいた村が襲われ家族も住む場所も失ったアリシャ。助けてくれた村に住むことに決めた。
アリシャはいつの間にか宿っていた力に次第に気づいて……
表紙 チルヲさん
出てくる料理は架空のものです
造語もあります11/9
参考にしている本
中世ヨーロッパの農村の生活
中世ヨーロッパを生きる
中世ヨーロッパの都市の生活
中世ヨーロッパの暮らし
中世ヨーロッパのレシピ
wikipediaなど

月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。

異世界無宿
ゆきねる
ファンタジー
運転席から見た景色は、異世界だった。
アクション映画への憧れを捨て切れない男、和泉 俊介。
映画の影響で筋トレしてみたり、休日にエアガンを弄りつつ映画を観るのが楽しみな男。
訳あって車を購入する事になった時、偶然通りかかったお店にて運命の出会いをする。
一目惚れで購入した車の納車日。
エンジンをかけて前方に目をやった時、そこは知らない景色(異世界)が広がっていた…
神様の道楽で異世界転移をさせられた男は、愛車の持つ特別な能力を頼りに異世界を駆け抜ける。
アクション有り!
ロマンス控えめ!
ご都合主義展開あり!
ノリと勢いで物語を書いてますので、B級映画を観るような感覚で楽しんでいただければ幸いです。
不定期投稿になります。
投稿する際の時間は11:30(24h表記)となります。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

学園の聖女様はわたしを悪役令嬢にしたいようです
はくら(仮名)
ファンタジー
※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にて掲載しています。
とある国のお話。
※
不定期更新。
本文は三人称文体です。
同作者の他作品との関連性はありません。
推敲せずに投稿しているので、おかしな箇所が多々あるかもしれません。
比較的短めに完結させる予定です。
※

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる