軌跡旅行

2キセイセ

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ダーハッド編

139.round3

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ーーーーフレイン視点ーーーー

はぁ………はぁ………着いたぞ……ムアンっ!!
アラグロに吹っ飛ばされてから、ラティー達がアラグロを引き連れてくれた。

だからここまで来れたのだ。

「やっと来たか……フレイン!」

マダラさんは目に希望が灯っていた。











…………仮面が外れている?

仮面を外したマダラさんは、赤髪で、目も赤かった。
キリッとした目つきは、どうやらその表情をしすぎて付いたものに見える。そう見ていると、マダラさんは俺に言った。

「……今の状況は、お前が吹っ飛ばれてから変わっていない。」

「勝つ算段は?」

「いずれ出てくる。」

「まー、そうならそれに従うしかないですよね」

そう俺が言ったその瞬間!!
マダラさんは俺の背後に氷を出した!

「チッ……後ろからだぞ?」

ムアンはそう小声で呟いた。
………読みのレベルではないよなこれ。あれは本当か

「行くぞフレイン!俺は核を取り出す!」

「その核を破壊っ!ですよね?!」

「ああ!」

俺とマダラさんは2人別の方向でムアンに向かっていった。
マダラさんは氷の足場でムアンの上を取り、ムアンに剣を突き刺そうとした!

「……」

ムアンはそれを無言のまま受けて、その剣を燃やした。 
そして、ムアンはニヤついてこう言った

「やっぱ氷だよな?」

「ああ」

…ムアンとの距離は近い!いける!



そう思ったのもつかの間、何故か分からないが強大な恐怖を感じた。

「かがめ!!」

俺はマダラさんの言われた通りにした。
そして、なにかが俺の頭があった位置を通り過ぎた。

俺はパッと後ろを振り返った、そしたら、後ろには燃えた核があった。当たったら即死だった……

「おらっ!!」

俺は見た瞬間、核をつかみ、そこに衝撃波を流し込んだ!
ガリッ!

っと、音がなり、核は動かなくなった。

「1つ!壊せました!!」

あと………4つ!!

「灰になれよ………マダラっ!!」

ムアンはこう言った。
俺は感じた、今までに無い雰囲気、ムアンが本気で怒っているのか?

「ここまでやれたことは褒めてやろう……だが、俺にも怒りってもんがある。死んでもらおう、マダラ」

そう言って、ムアンはさっきの魔族の姿から、球体の姿になり、
その球体の姿で、どんどんと大きくなり、回転を加えて、炎を纏い始めた。

大して、マダラさんは氷を最大限出して、何十もの氷の壁を作った。恐らく冷気も作っている。肌で感じ取れるのだ。

そして、マダラさんは覚悟を決めた。

「来いよ………ムアン」

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