軌跡旅行

2キセイセ

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-3.白紙

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ーーーーーー


「あっ…」

カッテスに来て、エビルプラントをマダラさんに倒してもらい、帰ってきて村長にあった時だった。

マリンのフードが外れて、村長に角を見られてしまった。

「あ……あなたが魔族でも、私たちの村を救ってくれたことは変わりない。受け入れて当然でしょう」

ホッ………村長はそう言って、何もしてこなかった。

「えっ!じゃあ"ここに移住したいかも!"」

マリンはそう言った。

「……でもお前……行方不明の……兄貴は……?」

スペアはそう言いにくそうな感じで言った。

「まあ……悲しいけど、"友人とか手紙とかの情報がないし"諦めてしまうのも…ね?」

「まあ……危険だしな、諦めて、新しい生活をしてしまうのも悪くは無い。」

俺はそう言った。俺にも父に会いに行くという目的があるが、別にウィーダムで生きてたら、大丈夫だとは思うし。

「ここに住むの!手続きとかはあんましないから、私がやっちゃっていい?」

やけにテンションが高くなって、こう言っているアカリを見て、安心してここに住めるなと確信できた。

そんなテンション高い子だっけ………

アカリは村長の家に行って、手続きをしようとしている。
……良かった…やっとだ、安心してマリンが生活できるのは………

そして俺は、手続きした後のアカリに言われた通りにした。
とりあえず、今日は宿で寝て、明後日ぐらいに色々家具を置くらしい。

そして俺は宿のベッドの上に寝転んだ

「おやすみーー」

俺はそう言って、疲れが溜まっていたのかすぐ寝た。

ーーー何日後ーー
ある日、ある時間のことだった。
単眼の魔族の男が、こちらに向かってきているところを見た。

「マリン…?」

スペアはマリンを心配しながらそう言った。

俺もマリンを見た、足が震えていた。
ガタガタガタガタ、そんなにあの単眼はやばいのか?

「逃げなきゃ!」

マリンはそう言って、俺の手を引っ張り、すぐさま逃げ出した。

しかし、気づいたらもう、背中から火を出していた。

「あああああ!!!」

俺はやけどで気絶しそうになっている。
マリンは足を引っ張られて、転けてしまった。

そして、単眼の男は俺に火を放った。
俺は火だるまとなった。

焼け死ぬ中で俺は見た、マリンがどこかに拉致されるのを















ーーー???視点ーーー 

……新聞が届いている

『カッテス村が滅亡。死者多数
先日、カッテス村にて、単眼の男が魔法で人を焼き払うという事件が起きてしまいました。死者は、フレイン、スペア、アカリ、ーーー、ーーー、ーーー、ーーー、ーー…………。』



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