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第四章 集結編
112.王の騎士達
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俺達が船に乗って少したった頃……………
「うぇえええーーー船酔いこえええええ」
スペアはそう言って、少しやられた感じがしていた。
「スペア君、正直に言おう。高速移動するならこれの10倍はきつくなるぞ」
ラティーはそう言った。……………え?
俺も表情に出していないつもりだが……船酔いが少しある。
で、10倍、さすがに比喩だよな?な?!
「驚いているようだが、比喩じゃないぞマジだぞ」
ラティーは俺を見て言った。
そんな表情に出てたのかよ…………これほんとヤバそうだ。
マジなのかよ、ほんとやめて怖すぎる。
「じゃあ、準備をしてくれ、ラティー」
クァーナさんはそう言ってラティーを船の中に送り出した。
しばらくして…………
ボンッ!!!
「ちょまっ!」
「えっ!!」
突然!船が高速移動したのだ!
どういう原理っ!!多分、でっかい磁石が内蔵されていて、それをラティーが反発させているのか!?
それだ!
多分それだ!
「フフレェイン俺多分走馬灯見てる気がする……」
スペアは震えて船に捕まりながらそう言った。
走馬灯…………やべえ、死ぬかも、あれだ、地下に行く爆速トロッコに乗ってる気分だ。
ああ、待ってなんか気絶しそう。てかもうスペア気絶してんだけど。
だめだーーーやべーーー、意識なくなるぅぅう!!!
ーーー1時間後ーーー
ふぅ……ふぅ………何とか耐えきったーー。
オロロロずに耐えきったーー
俺と共に苦しみを味わったスペアはこう言った。
「なあフレイン、俺はもう船が嫌いになりそうだよ。」
「俺達が乗る船、高速移動、船酔い、クソだもんな。」
「ほんとっ!次は酔わない船でありますように…………」
「うん………」
そう言い合って少し歩いていると、大勢の魔族が見えた。
そのもの達は馬に乗っていて、誰かを待っているみたいだ。
「着いたか。」
俺の船酔いが収まってきた頃。
ラティーはそう言って、その魔族達に向かって走った。
「あれが隊なのか?フレイン?」
「そうだろうな、しっかしなかなか大規模だな。」
俺が見た限りでは200人ぐらいはいる。
さっき集めたエルフ領の人を合わせて戦力は500人……あとはマダラ、ドスラー……もう少し欲しいな……。
そう思いながら、俺達もラティーの隊に向かっていった。
「おおっ!あのゾルドと共倒れしてた人だぞ!」
「生きていたのか!」
ラティーの隊の隊員達はそんなことを話していた。
少し恥ずかしいが、事実なんだ。
そう、少しニヤついていると、ラティーは隊に向かってこう言った。
「よしっ!クァーナ騎士団よ!馬車はあるか?マダラを迎えにゆく!」
「うぇえええーーー船酔いこえええええ」
スペアはそう言って、少しやられた感じがしていた。
「スペア君、正直に言おう。高速移動するならこれの10倍はきつくなるぞ」
ラティーはそう言った。……………え?
俺も表情に出していないつもりだが……船酔いが少しある。
で、10倍、さすがに比喩だよな?な?!
「驚いているようだが、比喩じゃないぞマジだぞ」
ラティーは俺を見て言った。
そんな表情に出てたのかよ…………これほんとヤバそうだ。
マジなのかよ、ほんとやめて怖すぎる。
「じゃあ、準備をしてくれ、ラティー」
クァーナさんはそう言ってラティーを船の中に送り出した。
しばらくして…………
ボンッ!!!
「ちょまっ!」
「えっ!!」
突然!船が高速移動したのだ!
どういう原理っ!!多分、でっかい磁石が内蔵されていて、それをラティーが反発させているのか!?
それだ!
多分それだ!
「フフレェイン俺多分走馬灯見てる気がする……」
スペアは震えて船に捕まりながらそう言った。
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ああ、待ってなんか気絶しそう。てかもうスペア気絶してんだけど。
だめだーーーやべーーー、意識なくなるぅぅう!!!
ーーー1時間後ーーー
ふぅ……ふぅ………何とか耐えきったーー。
オロロロずに耐えきったーー
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「なあフレイン、俺はもう船が嫌いになりそうだよ。」
「俺達が乗る船、高速移動、船酔い、クソだもんな。」
「ほんとっ!次は酔わない船でありますように…………」
「うん………」
そう言い合って少し歩いていると、大勢の魔族が見えた。
そのもの達は馬に乗っていて、誰かを待っているみたいだ。
「着いたか。」
俺の船酔いが収まってきた頃。
ラティーはそう言って、その魔族達に向かって走った。
「あれが隊なのか?フレイン?」
「そうだろうな、しっかしなかなか大規模だな。」
俺が見た限りでは200人ぐらいはいる。
さっき集めたエルフ領の人を合わせて戦力は500人……あとはマダラ、ドスラー……もう少し欲しいな……。
そう思いながら、俺達もラティーの隊に向かっていった。
「おおっ!あのゾルドと共倒れしてた人だぞ!」
「生きていたのか!」
ラティーの隊の隊員達はそんなことを話していた。
少し恥ずかしいが、事実なんだ。
そう、少しニヤついていると、ラティーは隊に向かってこう言った。
「よしっ!クァーナ騎士団よ!馬車はあるか?マダラを迎えにゆく!」
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