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第四章 集結編
108.戦力差
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「んで、聞く意味ないと思うが、マリン助けに向かうか?」
スペアは何かを確信してそう言った。
俺の返答はひとつしかない。
「もちろん。水が流れることぐらい当たり前よ」
「だと思った。だがなこれ罠かもしれない。神の魂を殺すために何が来るかわっかんないんだ。」
スペアは身振り手振りを使いながらそう言った。
しかし、俺の考えが揺らぐわけがない。
「罠でもいい、マリンを助け出す。」
「そりゃそうか………ならさっさと準備始めようぜ?」
スペアは少し明るくなってそう言った。
「ムアンも、六魔王も来るなら、実質、これまでが可愛く見えるほど重要な戦いを始めるんだ。準備は必須よ。」
「ああそうだ、とりあえず………マダラ達が生きているならば、マダラ達に会いに行きたい。」
俺は、1つ案を出してみた。
そうだ、マダラやドスラーは相当な戦力になる。
それに、このことを伝えなきゃいけない。
「そうか、ならさっさと行こう。マリンが待ってるんだ。」
スペアは斜め上を向いて、何かを決意したようにそう言った。
「そうだっ!クァーナさん達はどうするんですか?」
俺は、そう聞いてみた。
「私達も参加したい。特に六魔王の私なら奇襲をしかけれる。そう思いますよね、王」
ラティーは賛成のようだ。
「うむ。可能性は限りなく低いが、これは唯一ムアンを殺すチャンスだとわしは思う」
「ムアンを………殺すチャンス!?」
俺は驚いた。殺すチャンスなんてあるのかと、今、こっち側の戦力はかなり減っている。それなのにだ。
「ああ、フレイン君の衝撃波は神の力だ。つまり、邪神の核を打ち破れる可能性がある。できるのか?」
ラティーは俺にそう聞いた。俺は思い出してみた………
「いけます!やります!」
そうだ、俺は邪神の核にヒビをつけたのだ。
だったら壊せる。それが唯一のチャンスと言う理由か。
「今のフレイン君はゾルドを打ち破れる強さだ。なら、ならもしかすると、ムアンを殺せる!!私の目的を達成できるのだ!」
ラティーは熱くなった。彼の忠誠はホンモノなのだ。
クァーナ王の再来、俺はラティーから願っていることを感じとれた。
「とりあえず、戦力集めだ。クァーナさん、ラティーさん、当てはありますか?」
スペアがそう聞くと、クァーナさんはスペアの方を向いた。
「ああ、ゼロマジックのエルフ領、そして、ラティーの兵団、あとはドスラー、マダラだな。これで全てだ。」
俺はそれを聞いて、少し諦めそうになった。
少なすぎる、あまりにも少なすぎる。
「それでも、やるしかない。諦めて生きるぐらいなら、抗って死にます。これが私の忠誠です。」
ラティーはそう言って、クァーナさんの方を向き、膝を着いた。
スペアは何かを確信してそう言った。
俺の返答はひとつしかない。
「もちろん。水が流れることぐらい当たり前よ」
「だと思った。だがなこれ罠かもしれない。神の魂を殺すために何が来るかわっかんないんだ。」
スペアは身振り手振りを使いながらそう言った。
しかし、俺の考えが揺らぐわけがない。
「罠でもいい、マリンを助け出す。」
「そりゃそうか………ならさっさと準備始めようぜ?」
スペアは少し明るくなってそう言った。
「ムアンも、六魔王も来るなら、実質、これまでが可愛く見えるほど重要な戦いを始めるんだ。準備は必須よ。」
「ああそうだ、とりあえず………マダラ達が生きているならば、マダラ達に会いに行きたい。」
俺は、1つ案を出してみた。
そうだ、マダラやドスラーは相当な戦力になる。
それに、このことを伝えなきゃいけない。
「そうか、ならさっさと行こう。マリンが待ってるんだ。」
スペアは斜め上を向いて、何かを決意したようにそう言った。
「そうだっ!クァーナさん達はどうするんですか?」
俺は、そう聞いてみた。
「私達も参加したい。特に六魔王の私なら奇襲をしかけれる。そう思いますよね、王」
ラティーは賛成のようだ。
「うむ。可能性は限りなく低いが、これは唯一ムアンを殺すチャンスだとわしは思う」
「ムアンを………殺すチャンス!?」
俺は驚いた。殺すチャンスなんてあるのかと、今、こっち側の戦力はかなり減っている。それなのにだ。
「ああ、フレイン君の衝撃波は神の力だ。つまり、邪神の核を打ち破れる可能性がある。できるのか?」
ラティーは俺にそう聞いた。俺は思い出してみた………
「いけます!やります!」
そうだ、俺は邪神の核にヒビをつけたのだ。
だったら壊せる。それが唯一のチャンスと言う理由か。
「今のフレイン君はゾルドを打ち破れる強さだ。なら、ならもしかすると、ムアンを殺せる!!私の目的を達成できるのだ!」
ラティーは熱くなった。彼の忠誠はホンモノなのだ。
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「とりあえず、戦力集めだ。クァーナさん、ラティーさん、当てはありますか?」
スペアがそう聞くと、クァーナさんはスペアの方を向いた。
「ああ、ゼロマジックのエルフ領、そして、ラティーの兵団、あとはドスラー、マダラだな。これで全てだ。」
俺はそれを聞いて、少し諦めそうになった。
少なすぎる、あまりにも少なすぎる。
「それでも、やるしかない。諦めて生きるぐらいなら、抗って死にます。これが私の忠誠です。」
ラティーはそう言って、クァーナさんの方を向き、膝を着いた。
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