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襲撃編
106.アンチワープソード
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その後、落ちてくるゾルドの着地点に青い炎を出した。
その炎は草むらを焼き尽くす勢いで引火していく。
「熱っ!」
俺は自分の火で自爆した、反射で離れた。
魔力で出した火には何も感じないが、その火がなにかに引火して出た火は熱い。
今まで魔力を使う側に立ったことがないから感覚がわかった。
「!?」
ゾルドは俺の火が当たらないように後ろにワープした。
今のゾルドとの距離はおおよそ20mと言ったところ。
煙で見えなくなくなってきた。
俺は先程見えた、瞬間移動先に火を避けながらゾルドの方へ向かった。
恐らくもうすぐゾルドに着くと思っているところに着いた。
しかし、俺の予想していた場所にはゾルドはいなかった。
「どこだっ!」
俺は叫んだ。反射で叫んでいた。
俺は辺りを見渡した。ちょうど6時の方を見た時、ゾルドはいた
そして、見つけた瞬間、俺は走り出していた。
ゾルドも俺を見つけた瞬間、瞬間移動で近ずいてきた。
俺とゾルドはお互いの射程圏内まで入った。
先に動いたのはゾルド、右手に持っていた剣で突きを繰り出した。
「…」
俺はそれを無表情かつ何も無かったかのように避ける。
そして返しの殴りをお見舞いした。
「フンッ!」
それをゾルドは左手の剣で受ける。俺は衝撃波を出して剣をそらそうと思ったが、間に合わず右腕の上腕二頭筋の少しの肉を犠牲にした。
「やれ、死ぬな、勝て、絶対勝て。」
俺は俺にそう言った。自分に対する鼓舞の声。
勝て、絶対勝て。スペアを守るんだろ。フレイン。
「………!」
力が入らない、全身に力が入らない。俺はありったけの衝撃波で近くの岩に着地した。
そして無理やり力を入れて、ありったけの魔力でありったけの炎を出した。
それは見える範囲の草むらのほとんど焼き尽くす勢いで燃やしていた。ゾルドは燃えなかった唯一の草がないところに逃げた。しかし、そこも1分程度したら熱さに耐えられないだろう。
「もう………魔力は………ない。岩は……………右と左に……………2つ…………………2分の………1………だなぁぁあ……………!?」
闘志を燃やしながら、俺はそう言ってゾルドを睨んだ。
そうだ、ゾルドは俺を殺してしまえばどうにかできる。
だからここの2択を当てないと行けないのだ。
「なるほど、"運命"の対決といったとこか」
ゾルドは俺を睨んでそう言った。
完全なる二択、瞬間移動する時の白い体を見たら衝撃波で剣を飛ばす。
右か左か、右か左か。考えたって仕方がない。
…………………一か八か賭けに出るっ!!!俺は衝撃波で剣を飛ばした!!!
グサッッ!!!
俺の飛ばした剣はゾルドの額を貫き、ゾルドは倒れて、火の海に吸い込まれていった。
俺は思っていた"ゾルドは運を使わず、確実に勝ちに来ると"
俺の飛ばした方向は、正面だ。
その炎は草むらを焼き尽くす勢いで引火していく。
「熱っ!」
俺は自分の火で自爆した、反射で離れた。
魔力で出した火には何も感じないが、その火がなにかに引火して出た火は熱い。
今まで魔力を使う側に立ったことがないから感覚がわかった。
「!?」
ゾルドは俺の火が当たらないように後ろにワープした。
今のゾルドとの距離はおおよそ20mと言ったところ。
煙で見えなくなくなってきた。
俺は先程見えた、瞬間移動先に火を避けながらゾルドの方へ向かった。
恐らくもうすぐゾルドに着くと思っているところに着いた。
しかし、俺の予想していた場所にはゾルドはいなかった。
「どこだっ!」
俺は叫んだ。反射で叫んでいた。
俺は辺りを見渡した。ちょうど6時の方を見た時、ゾルドはいた
そして、見つけた瞬間、俺は走り出していた。
ゾルドも俺を見つけた瞬間、瞬間移動で近ずいてきた。
俺とゾルドはお互いの射程圏内まで入った。
先に動いたのはゾルド、右手に持っていた剣で突きを繰り出した。
「…」
俺はそれを無表情かつ何も無かったかのように避ける。
そして返しの殴りをお見舞いした。
「フンッ!」
それをゾルドは左手の剣で受ける。俺は衝撃波を出して剣をそらそうと思ったが、間に合わず右腕の上腕二頭筋の少しの肉を犠牲にした。
「やれ、死ぬな、勝て、絶対勝て。」
俺は俺にそう言った。自分に対する鼓舞の声。
勝て、絶対勝て。スペアを守るんだろ。フレイン。
「………!」
力が入らない、全身に力が入らない。俺はありったけの衝撃波で近くの岩に着地した。
そして無理やり力を入れて、ありったけの魔力でありったけの炎を出した。
それは見える範囲の草むらのほとんど焼き尽くす勢いで燃やしていた。ゾルドは燃えなかった唯一の草がないところに逃げた。しかし、そこも1分程度したら熱さに耐えられないだろう。
「もう………魔力は………ない。岩は……………右と左に……………2つ…………………2分の………1………だなぁぁあ……………!?」
闘志を燃やしながら、俺はそう言ってゾルドを睨んだ。
そうだ、ゾルドは俺を殺してしまえばどうにかできる。
だからここの2択を当てないと行けないのだ。
「なるほど、"運命"の対決といったとこか」
ゾルドは俺を睨んでそう言った。
完全なる二択、瞬間移動する時の白い体を見たら衝撃波で剣を飛ばす。
右か左か、右か左か。考えたって仕方がない。
…………………一か八か賭けに出るっ!!!俺は衝撃波で剣を飛ばした!!!
グサッッ!!!
俺の飛ばした剣はゾルドの額を貫き、ゾルドは倒れて、火の海に吸い込まれていった。
俺は思っていた"ゾルドは運を使わず、確実に勝ちに来ると"
俺の飛ばした方向は、正面だ。
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