軌跡旅行

2キセイセ

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襲撃編

94.round2

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「ムアンの体か?やつの体は"邪神の1部"でできている」

!?!?

どういうことだ!?そもそも邪神を取り込んだということになる!そんなことが可能なのか?

「えっ!?」

俺は無意識のうちに驚いた声を上げていた。

「邪神には"邪神の核"と言われる、肉体を作る部分がある。
人間の、脳や心臓などの同じぐらい重要な部分だ」

マダラさんはそう説明してくれた

肉体を作る部分………少し納得した。
取り込めた理由はムアン本体の強さということで解釈しておこう。

「なるほど。じゃあその核を壊せば、ムアンの再生は止めれるってことですね。分かりました!!」

俺はそう思い、核らしき部分を狙っていたその時!

「まて!!」

マダラさんの声が聞こえた。

「何故ですか?」

俺はそう言った。

「やつの核は20個分の5個だ、そしてムアンは邪神の肉体と、自分魔力を混ぜたものを作っている。つまり、やつの体は全てが魔力である。そして覚醒者だ、これ以上に厄介なやつはいない!!」

確かにそうだ!むやみやたらに戦って勝てる相手じゃない!!
つまり、しっかり策略をねらないと。

「そろそろ終わりか?行くぞ?」

ムアンはそう言った。
そして、俺たちに向けて手を伸ばしてきた!!
これも覚醒者の特権かよっ!!

俺はそれを衝撃波で振り払う!!
しかし!腕は俺の方向に伸びてきた。
その後、マダラさんがその腕を切った。

「ほーーーう、いい筋してんなぁ」

ムアンはそう言って、俺を舐めまわすように見つめていた。
その時のムアンの目の数は5個だった。耳を作れるし、目も作れると把握した方が良さそうだ。


くっそ…………マダラさんはよく視界外の一瞬の出来事に反応できたな。また命を救われたな。

とりあえず、やつの能力をまとめよう。

まずは体を伸ばす能力。これは切り離したからだでも使える。
つまりは相当なことがない限り、ムアンは俺に確実に攻撃を当てれる。

そして、体を操る能力、魔力を操る能力と同じだが、体を操るから、体に穴を開けて攻撃を回避なんて出来るかもしれない。

そして、体を燃やす能力。

どれをとっても厄介極まりない。とりあえず、その核をはかいするのが先だ。

「核を破壊すればいいと思っているな。」

ムアンは俺の頭の中を覗いたぐらい、確信してそう言った。
くそがっ………読まれてることにも腹が立つし、弱点がバレたのに焦り一つも見せないのがまずい。

「ああ!そう思ってるよ!!」

俺はそう力強く言った。

「出来んのか?そんなこと?」

ムアンはそう言って、体の中にある核のひとつを取りだし上に投げた。その時に、マダラの仮面から汗が多く流れていたことがわかった。

なにか…………やばいっ!!

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