軌跡旅行

襲撃編

89.NO.2の格

ーーーー明日ーーーー


「……ん？」

俺は目が覚めた。時間は9時だった。

「…………」

俺は無言のまま、部屋を出た。
すると、目の前にはマリンがいた。

「おはよう」

そう言って、挨拶してきた。

「おはよ」

俺もそう言って、挨拶した。

「食堂からご飯取ってきたよー」

そう言って、料理を渡してきた。

「ありがとう」

俺はそう言って受け取った。

「うん！」

彼女はそう言って、去っていった。

モグモグ……美味しい……やっぱり、飯作れる人がいるといいな。俺はそう思いながら食べ終えた。

よし、準備するか。俺はそう思って、支度を始めた。まずは昨日の武器を試そうか。

そのために俺は訓練場に向かった。

ガチャッ ドアを開けるとそこには、ゴリザムさんとマダラさんがいた。

「おう！来たか」

ゴリザムさんはそう言った。

「あっ、どうも訓練に来ました。」

俺はそう言って、頭を下げた。

「なるほど！なら、早速だがマダラと勝負して貰おうか」

ゴリザムさんはそう言って、ニヤリとした。

「えっ？」

俺はそう声を出した。だって、いきなりそんなこと言われても……

「まあ、そう言うと思ったぜ。まあ、安心しろ。ルールは簡単だ、1分間でマダラに一撃当てる」

おおっ！簡単そうだな！でも……

「それって……俺が勝つんじゃ……」

俺はそう思った。相手がマダラさんと言えど勝てるでしょ

「なるほど、まぁ来いよ」

マダラはそう言った。

「はい！」

フレインはそう言って、構えた。

「始め！！」

ゴリザムの合図と共に戦いが始まった。

「そもそも、魔力開花していない人は身体能力がないからな」

マダラはそう言い、氷柱のような物を飛ばしてきた。

「おっと！」

俺はそれを難なく避けた。すると、次の瞬間、

「はいっ」

俺の後ろに回り込み、殴ってきた。

「うっ！」

俺は反応が遅れてしまい、もろ食らってしまった。

「オラオラオラァ」

食らった反動で隙が生まれたところに乱打が飛んでくるっ！

「くそぉ！！」

俺は何とかして、防ごうとするが

「ぐはぁ！！」

やはり、無理だった。

「はいよっ」

マダラはそう言って、拳を下ろした。

「はぁ……はぁ……まだ……終わってませんよ！」

俺はそう言って、立ち上がった。

「やっぱ根性はいいな。よし、今から武器ありだ。」

マダラはそう言った。武器ありか、ならもっと力を入れないとっ

「はい！」

俺はそう言って、剣を抜いた。

「さて、行くぞ」

そう言って、マダラは走り出した。速いっ！でも、これくらいなら！

「ふんっ！」

俺は剣を振りかざした。しかし、簡単に避けられた。そして、カウンターを食らう。

「グハッ！」

強いな……流石ナンバー2。俺はそう思いながらも立ち上がり、剣を構えた。

「運動能力が高いな。開花もしていないのに

マダラさんはそう言った。確かに、自分でも思うわ。この前、ゴリザムさんとやったときより全然動けている気がする。これも神の力なのか？でも、この調子だと勝てそうにない。ならばっ！

「はぁぁぁぁぁぁ！！！！」

俺は床に落ちていた、訓練用の槍を衝撃で飛ばしてみた。これで少しでも怯んでくれればっ！

「ん？」

マダラさんは少し驚いた様子を見せた。いけるか？

「それは実践では1回しか使えない。最終奥義としては強いが、普通なら愚策だぞ。」

そう言って、俺の後頭部をデコピンした。

いつの間に後ろに回られてたんだろう？

全く見えなかった……。