軌跡旅行

2キセイセ

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第三章 ゼロマジック編

72.宣告

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「そうですか……」

「ああ」

俺達はそんな会話をしながら、本拠地に戻った。

本拠地に戻ると、タイラドが寝ていた。

「タイラド、起きろ」

マダラさんがそう呼ぶと、タイラドは目を覚ました。

「ふぁ~~あ……なんかようー」

「少しまずいことになってしまったかもしれない。」

マダラさんはそう言う。

「え?」

私がそう言うと、マダラさんはこう続けた。

「とりあえず、幹部をここに集合させてくれ。」

そう言うと、タイラドさんは眠りに戻った

「はい!」

私はそう言って、地下室に向かった。

地下室に着くと、そこにはもう既に、幹部全員が訓練室で訓練していた。

「全員、集まってくださーい!」

俺はそう呼びかけた。すると、みんなが集まってきた。

「大体集まったな…」

マダラさんはそうつぶやいた後、大きく息を吸ってこう言った

「今!!ここに六魔王が来た!!」

その言葉を聞いた瞬間、みんなの顔つきが変わった。

「おい、それまじかよ」

「嘘でしょ」

など、様々な声が聞こえてきた。

「だが焦る必要はない!!その六魔王に敵意はないらしい!!そして様々な情報を教えてもらった!!」

マダラさんはそう叫んだ。

すると、一人の男がこう言った。

「そんなの…信用できねぇよ!!」

男は、そう言い放った。

「確かにそうだな……お前の気持ちはわかる。だが……信じてみないか?」

マダラがそう聞く。

「……」

その言葉に、沈黙が流れる。

「……ここで本拠地を移動させてみよう。おそらく、魔族などにバレる確率がかなり高いだろう。そもそも、ゼロマジックと魔族には大きな戦力差が生じてしまってる。信じなかったら我々ゼロマジックの敗北は確定する。この選択は最後の希望であり!最大のチャンスなのだ!」

その言葉に、反論する人は誰もいなかった。

「そうだな……マダラさんの言う通りだ。信じるぜ」

一人の男の言葉をきっかけに、次々と賛成の声が上がった。

「よしっ、いい感じだね。俺は寝る。フレインも自室に戻りなよ。」

タイラドはそう言った。

「うん、わかった」

私はそう答えた。

「じゃあまた明日。フレインの話、面白かったよ。」

タイラドはそう言うと、訓練室の出口に向かっていった。

「……」

俺もタイラドを追うように出口へ向かった。


ーーーー自室ーーーー


俺はベッドの上で仰向けになっていた。

「……疲れた」

俺はそう呟いた。

「……お疲れ様、お茶入れとくね」

「おおっ…ありがと。」

俺は椅子に座ってテーブルの上に置かれたお茶を飲んだ、やっぱりマリンは気遣いが上手いな………ん?

「えっ……えっ…なんでマリンいるの?」

俺は驚いてそう言った。
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