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第三章 ゼロマジック編
67.訓練
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「では行くぞ!」
ゴリザムさんはそう言って走り出す。
ビュンッ……速い……えっ、速い…こういう人って攻撃は当てられないけど一撃が重いとかじゃないの!?俺がそんなことを思っていると、ゴリザムさんは目の前まで迫ってきていた。
「オラァ!!!」
ゴリザムさんは叫びながら殴りかかってくる。
俺はとっさにガードした…けど重い!!
「っ!」
どこで……どこで攻撃すればいい?
少し下がって……膝蹴りをかましてみようか?
「ほう、下がったか。次は何がくるのだ?」
ゴリザムさんはそう言って、完全に戦闘モードに入ったな。
俺はダッシュで近づいて、右足の膝蹴りを打とうとしたその瞬間……ゴリザムさんが少し左にステップした。
「なっ……」
「はいよっ!」
ゴリザムさんは俺の左足を足で引っ掛けて、俺をこかした。この人、小技もできんのかよ…
「ふむ……根性がすごいな。私の攻撃を一発食らったのだぞ。」
ゴリザムさんは言う。
「はい、ありがとうございます。」
俺はそう答えた。
「だが、自分の思い通りになると思っているフシがあるな。さっきも私が避けることを考えてなかっただろう?」
ゴリザムさんはそう言う。
確かにそうだ……避けられたから負けたんだ…
「はい……」
俺はそう答えて、立ち上がり、再び構える。
すると、ゴリザムさんは言った。
「さあ、次に勝負するときは、避けることや受けられることを頭に入れて勝負しようか。他の奴の特訓をしなきゃならないからな」
「はい!」
俺はそう答え、ドスラーのもとに行った。
「お前もしごかれたか…次は俺だよ…」
ドスラーは疲れ切った顔で言う。
「そうなのか……」
俺はそう答える。
「ああ、あいつの修行きついんだよなぁ……でも、教育者とか戦闘の指導者としては完璧なんだよ…。」
ドスラーは言う。
「俺は魔法は使えてるから体術鍛えろって。」
「な、なるほどね……」
俺はそう答えた。
「じゃあ、いくぜ。」
ドスラーはそう言い、ゴリザムに拳を構える。
「おおっ、ドスラーか。鍛えた体術、見せてもらおうじゃないか!」
ゴリザムはそう言い、構える。
「じゃあ、行くぞ!!」
数秒後、ドスラーは倒れた。
「ドスラー…?」
俺が呼びかけると、ドスラーは起き上がった。
「やっぱ強え…フェイント入れたんだけど引っかからないか…」
ドスラーは言う。
「ああ、私にはまだお前の動きは見えている。それにフェイントは相手が疲れているとき、判断力がなくなっているときにやることだ。もっと精進するんだな。」
ゴリザムさんは言う。
「うすっ!」
ドスラーはそう言い、立ち上がった。
「さあ、もう一回だ!!」
ゴリザムさんが言う。
「ういっす……」
ドスラーは返事をして、またゴリザムさんのところへ向かった。
そしてまた倒れて、また立ち上がって……それを3セットくらい繰り返したあと、ドスラーはもうやめてくれと言わんばかりに地面に寝転がっていた。
「よし!今日はこれで終わりだ!フレイン君、明日の訓練はオッゴーンとタイラドを呼んでくれ」
ゴリザムさんは言う。
「わかりました」
俺はそう言い、自分の部屋に帰ろうとした、部屋がどこか分からない、ないかもしれない……マダラさんに聞きに行くか。
ゴリザムさんはそう言って走り出す。
ビュンッ……速い……えっ、速い…こういう人って攻撃は当てられないけど一撃が重いとかじゃないの!?俺がそんなことを思っていると、ゴリザムさんは目の前まで迫ってきていた。
「オラァ!!!」
ゴリザムさんは叫びながら殴りかかってくる。
俺はとっさにガードした…けど重い!!
「っ!」
どこで……どこで攻撃すればいい?
少し下がって……膝蹴りをかましてみようか?
「ほう、下がったか。次は何がくるのだ?」
ゴリザムさんはそう言って、完全に戦闘モードに入ったな。
俺はダッシュで近づいて、右足の膝蹴りを打とうとしたその瞬間……ゴリザムさんが少し左にステップした。
「なっ……」
「はいよっ!」
ゴリザムさんは俺の左足を足で引っ掛けて、俺をこかした。この人、小技もできんのかよ…
「ふむ……根性がすごいな。私の攻撃を一発食らったのだぞ。」
ゴリザムさんは言う。
「はい、ありがとうございます。」
俺はそう答えた。
「だが、自分の思い通りになると思っているフシがあるな。さっきも私が避けることを考えてなかっただろう?」
ゴリザムさんはそう言う。
確かにそうだ……避けられたから負けたんだ…
「はい……」
俺はそう答えて、立ち上がり、再び構える。
すると、ゴリザムさんは言った。
「さあ、次に勝負するときは、避けることや受けられることを頭に入れて勝負しようか。他の奴の特訓をしなきゃならないからな」
「はい!」
俺はそう答え、ドスラーのもとに行った。
「お前もしごかれたか…次は俺だよ…」
ドスラーは疲れ切った顔で言う。
「そうなのか……」
俺はそう答える。
「ああ、あいつの修行きついんだよなぁ……でも、教育者とか戦闘の指導者としては完璧なんだよ…。」
ドスラーは言う。
「俺は魔法は使えてるから体術鍛えろって。」
「な、なるほどね……」
俺はそう答えた。
「じゃあ、いくぜ。」
ドスラーはそう言い、ゴリザムに拳を構える。
「おおっ、ドスラーか。鍛えた体術、見せてもらおうじゃないか!」
ゴリザムはそう言い、構える。
「じゃあ、行くぞ!!」
数秒後、ドスラーは倒れた。
「ドスラー…?」
俺が呼びかけると、ドスラーは起き上がった。
「やっぱ強え…フェイント入れたんだけど引っかからないか…」
ドスラーは言う。
「ああ、私にはまだお前の動きは見えている。それにフェイントは相手が疲れているとき、判断力がなくなっているときにやることだ。もっと精進するんだな。」
ゴリザムさんは言う。
「うすっ!」
ドスラーはそう言い、立ち上がった。
「さあ、もう一回だ!!」
ゴリザムさんが言う。
「ういっす……」
ドスラーは返事をして、またゴリザムさんのところへ向かった。
そしてまた倒れて、また立ち上がって……それを3セットくらい繰り返したあと、ドスラーはもうやめてくれと言わんばかりに地面に寝転がっていた。
「よし!今日はこれで終わりだ!フレイン君、明日の訓練はオッゴーンとタイラドを呼んでくれ」
ゴリザムさんは言う。
「わかりました」
俺はそう言い、自分の部屋に帰ろうとした、部屋がどこか分からない、ないかもしれない……マダラさんに聞きに行くか。
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