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第2章 エルフ編
50.神の力
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休憩ムードが漂っている中、マダラだけは何か考え事をしているような様子だった。
「なあ、フレイン。少し大事な話がある。
マダラは俺を見てそう言った
「どうしました?」
「その魔法…魔法ではないのじゃないか?」
「……どういうことですか?」
俺は最初、冗談だと思った。しかし…声が冗談じゃない
「………?これは……魔法ではないって?」
「この世には、物体を作る、操る魔法しか存在しない。操るのも力は使わずだ」
………じゃあ、俺の魔法って………力、生み出しちゃってるじゃん。
「それは……」
俺は返答に困った。
「やはりな」
マダラさんは確信したように言った。
「えっ?なんで分かったんですか!?」
俺は驚きを隠せなかった。
「お前の使っている技は全て、魔法じゃない」
「魔法じゃないって!それすごいことなんじゃない?」
………マリンは興奮して聞いた。
「まぁ、そうだな…まあ、衝撃だけじゃ大した強さじゃない。だがな」
「……まだ何かあるのか?」
スペアが真剣な表情をして質問した。
「今、フレインは神の魂による、力を使っている。自分の力は使っていない…」
「つまり……魔法の開花でもう1個力が増えるってコトッ!」
スペアは興味深々に聞いた。
「神の魂、聞いたことがあるはずだ。」
「…………あっ!」
俺達は同時に思い出す。たしか、ウィーダムの地下にあった本で読んだ。神の魂を消すことが今の魔族の目的の一つだったような…
「“力神”の魂…お主に宿っているのは本当か?」
「……らしいですね…」
「そうか…なら、この世界にも希望があるかもじゃな、マダラ」
「そうだなクァーナ……ただ……あれは使わない方がいい、使えたとしても…しっかりと“覚醒”したあとだな。」
「そうじゃのう」
…………会話の意味が分からない……
「あの~、どういう意味ですか?」
俺は思わず聞いてしまった。
「……お前が戦い続けるなら、何れ、その時が来るだろう」
「教えてくれてもいいんじゃないすかぁ?」
スペアは、少しイラついているようだった。
「己の限界を突破したとき、その者は限界はなくなる。これだけ言っておこう。」
「限界を超える……」
「その通りだ。まあ、そんなことはどうでも良い。エルフの街に行って俺達は仲間を待たなきゃいけない。」
「そうだね……」
「とりあえず、ここから出て行こう……」
俺たちは神の岩から出発した。
「エルフの街…港しか見てないけど…どんな街だろうね?」
「超楽しみだ!!」
スペアが楽しそうにしている。
「なあ、フレイン。少し大事な話がある。
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「……どういうことですか?」
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………じゃあ、俺の魔法って………力、生み出しちゃってるじゃん。
「それは……」
俺は返答に困った。
「やはりな」
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「今、フレインは神の魂による、力を使っている。自分の力は使っていない…」
「つまり……魔法の開花でもう1個力が増えるってコトッ!」
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「神の魂、聞いたことがあるはずだ。」
「…………あっ!」
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「……らしいですね…」
「そうか…なら、この世界にも希望があるかもじゃな、マダラ」
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「そうじゃのう」
…………会話の意味が分からない……
「あの~、どういう意味ですか?」
俺は思わず聞いてしまった。
「……お前が戦い続けるなら、何れ、その時が来るだろう」
「教えてくれてもいいんじゃないすかぁ?」
スペアは、少しイラついているようだった。
「己の限界を突破したとき、その者は限界はなくなる。これだけ言っておこう。」
「限界を超える……」
「その通りだ。まあ、そんなことはどうでも良い。エルフの街に行って俺達は仲間を待たなきゃいけない。」
「そうだね……」
「とりあえず、ここから出て行こう……」
俺たちは神の岩から出発した。
「エルフの街…港しか見てないけど…どんな街だろうね?」
「超楽しみだ!!」
スペアが楽しそうにしている。
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