軌跡旅行

2キセイセ

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第2章 エルフ編

45.ワープソード

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マダラは薙刀を構えて、戦闘体勢に入っていた。

「……マダラか…」

ゾルドはそう言うと、こちらに向かって歩き出した。

「……」

マダラは無言で構えた。

「ふっ……懐かしいな……。お前がここに来るのは二回目だな……」

そう言うと、ゾルドは立ち止まった。

「……」

「ドベルをやっておいてくれ、ゾルドは俺がやる!」

マダラはそう言い、ゾルドに向かった。

「………早めに死ぬんじゃねえぞ」

そう言うと、ゾルドはマダラに斬りかかってきた。

「くそ……!」

マダラはその攻撃をなんとか避けたが、少し腕を切られてしまった。

「っ!!」

マダラは傷を抑えながら後退した。

「……」

ゾルドは無言のまま、再び攻撃を始めた。

「っ!!」

今度は足を切りつけられてしまい、バランスを崩してしまった。

「終わりだな」

ゾルドはそう言って、剣を大きく振り上げた。ゾルドの切りかかった時!出てきた氷に阻まれた!

「………!」

しかし、ゾルドは瞬間移動で後ろに回り、マダラを刺そうとするが、またもや氷に遮られる!

「……!?」

「…お前、やべえ魔法使うな…ドスラーと同じ系統か?」

マダラは驚いた様子だった。

「……瞬間移動だ」

聞いたことがある、魔法にも物質を小さくするものや、物質を移動させるものもあると……小さくするのが収納魔法で、移動させるのが瞬間移動か…物質を生み出さない系の魔法はなかなか無いからな…

「やっぱな。六魔王上位は違うぜ」

「……そんな情報はいらん、そろそろ本気でいこうか」

そう言って、ゾルドはもう一本の剣を抜いた

「……!」

俺はその光景を見て、威圧感…いや、強大な殺気を感じた

「早めに本気になったほうがいいぜ、敵からのアドバイスだ。」

マダラはそう言った。

ゾルドは走り、瞬間移動で上に飛び、マダラを2本の剣で襲った。
慣性をかけたのか?これだけでもやつの強さがわかる。

「……」

ゾルドの攻撃に対し、マダラは、少し横に移動し、薙刀を野球のバッドをふる感じでゾルドの剣を弾く!ガンッ!という鈍い音とともに衝撃波が出た。

「っ!!」

高度な戦いを少し見たい気持ちもあるが……俺たちは、ドベルに集中しなければならない。

「フレイン、集中しないと…これは、六魔王を落とすチャンスなんだよ!」

マリンはそう言い、俺の肩を揺らした。

「わかってるよ……。さっさと倒して、マダラの方に加勢するぞ!」
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