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第2章 エルフ編
44.自己中心
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俺はドベルを睨みつけた。
「ドスラー、武器くれ」
マダラはそう言うと、ドスラーは少し戸惑ったが、魔法で収納していた薙刀をマダラに渡した
「薙刀でいいっすか?」
ドスラーはそう言った。
「ありがとう」
マダラはドスラーに感謝をした。
「薙刀がマダラさんのメインの武器なのか?」
俺はドスラーに聞いてみた。
「別に、マダラさんは全部の武器が使えるんだ。この世にもう一人神がいるなら武術の神マダラだな」
ドスラーはそう言った。
「じゃあドスラー、さっきのはどうやったんだ?」
「俺の魔法で雷を収納した」
「あー、すっごい多く収納したんだな。」
俺は納得した。というかこれを利用すれば火力を最大限高めることができるのか…そりゃNo.4だけあるな。
「お前ら全員まとめてかかってきなさい!!」
ドベルはそう言って、杖を上に掲げた。
「うおおおぉ!!!!」
すると地面が溶け始めた。
足元が熱い…これは…魔法の影響か?
「スペア!ドスラーを背負って下がってくれ!」
俺はスペアに指示した。
「わかった!ドスラー背中乗れ!」
しかし…ドスラーは嫌そうな表情をして、こういった
「一人で逃げれるわボケェ!」
ドスラーは返事をして後ろへ下がっていった。
「……困ったな、援軍が来た。それも……六魔王」
マダラは呟いた。
「えっ!!援軍!!どこ!?」
スペアは驚きの声をあげた。援軍って……一体誰が来るっていうのだ?
「まずいな……」
マダラは汗を流していた。
「まずいって……何がだよ」
ドスラーも汗を流しながら言った。
「やっと来たわね…ゾルド!」
ドベルはそう言った。
「……」
無言のまま、ゾルドと呼ばれた男は鎧を纏い一人で歩いてきた。剣を2つも持っていた。
「あの人が……六魔王の一人の……ゾルド?」
スペアは怯えた様子でそう言った。
「ああ、そうだ。あいつは……強いぞ……」
マダラもそう言い、臨戦態勢に入った。
「さあ!行きなさい!ゾルド!先輩の命令…よ……?」
「……」
ゾルドは突風の如く、ドベルの腹を裂いた。
「……っ!?」
ドベルは言葉を発することもできず、地面に膝をついた。
「……!」
「……!!」
「……!!」
ドベルの部下達は一瞬の出来事に、声が出なかった。
「俺に命令すんじゃねぇ。クソババア」
そう言って、ゾルドはドスラーの方を見た。
「……」
ドスラーは目を逸らし、黙っていた。
「……格が……違う…」
俺はそう思った。目の前にいる男と俺達の間には、大きな壁がある。そう感じたからだ。
「ドスラー、武器くれ」
マダラはそう言うと、ドスラーは少し戸惑ったが、魔法で収納していた薙刀をマダラに渡した
「薙刀でいいっすか?」
ドスラーはそう言った。
「ありがとう」
マダラはドスラーに感謝をした。
「薙刀がマダラさんのメインの武器なのか?」
俺はドスラーに聞いてみた。
「別に、マダラさんは全部の武器が使えるんだ。この世にもう一人神がいるなら武術の神マダラだな」
ドスラーはそう言った。
「じゃあドスラー、さっきのはどうやったんだ?」
「俺の魔法で雷を収納した」
「あー、すっごい多く収納したんだな。」
俺は納得した。というかこれを利用すれば火力を最大限高めることができるのか…そりゃNo.4だけあるな。
「お前ら全員まとめてかかってきなさい!!」
ドベルはそう言って、杖を上に掲げた。
「うおおおぉ!!!!」
すると地面が溶け始めた。
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「スペア!ドスラーを背負って下がってくれ!」
俺はスペアに指示した。
「わかった!ドスラー背中乗れ!」
しかし…ドスラーは嫌そうな表情をして、こういった
「一人で逃げれるわボケェ!」
ドスラーは返事をして後ろへ下がっていった。
「……困ったな、援軍が来た。それも……六魔王」
マダラは呟いた。
「えっ!!援軍!!どこ!?」
スペアは驚きの声をあげた。援軍って……一体誰が来るっていうのだ?
「まずいな……」
マダラは汗を流していた。
「まずいって……何がだよ」
ドスラーも汗を流しながら言った。
「やっと来たわね…ゾルド!」
ドベルはそう言った。
「……」
無言のまま、ゾルドと呼ばれた男は鎧を纏い一人で歩いてきた。剣を2つも持っていた。
「あの人が……六魔王の一人の……ゾルド?」
スペアは怯えた様子でそう言った。
「ああ、そうだ。あいつは……強いぞ……」
マダラもそう言い、臨戦態勢に入った。
「さあ!行きなさい!ゾルド!先輩の命令…よ……?」
「……」
ゾルドは突風の如く、ドベルの腹を裂いた。
「……っ!?」
ドベルは言葉を発することもできず、地面に膝をついた。
「……!」
「……!!」
「……!!」
ドベルの部下達は一瞬の出来事に、声が出なかった。
「俺に命令すんじゃねぇ。クソババア」
そう言って、ゾルドはドスラーの方を見た。
「……」
ドスラーは目を逸らし、黙っていた。
「……格が……違う…」
俺はそう思った。目の前にいる男と俺達の間には、大きな壁がある。そう感じたからだ。
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