26 / 169
ウィーダム編
26.崩れる時
しおりを挟む「辰様……」
「陽葉瑠、探しました。無事でよかった……。でも、どうしてここへ……?」
辰様のほうへ行こうとしたが、風名に腕を掴まれてしまい、あと数歩のところで立ち止まった。
緑の瞳を見上げる。
「教えてください。青帝が風名さんを愛しているのであって、辰様が彼女を愛しているわけじゃない。そうですよね?」
「え、ええ……そうですが……?」
辰様は戸惑うように、眉をひそめた。
胸がどきどきしている。息が苦しくて、浅い呼吸を素早く繰り返す。
辰様と風名が天界に還れば、この世界から夜魔はいなくなる。辰様も毎年別の神様を食べるという罪をおかさずにすむ。
でも、風名は辰様を愛しているわけじゃない。死んでも構わないとさえ思っている。辰様は風名を愛しているわけじゃない。私を愛してくれている。
いいやもうそんな理屈なんてどうでもよかった。
そばにいたい。離れたくない。もうほかの女性なんて抱かないでほしい。風名と寄り添うところなんて二度と見たくない。風名の嫉妬で光の雨を使わされて、死んでいくところなんか見たくない。
だから私は罪をおかす。
あなたを苦しめることになるかもしれないとわかっていても。
衝動が私を突き動かす。いま手を伸ばさないと永久に失われてしまうものが目の前にあって、私は何よりそれが欲しい。迷いはまだある。そのくせ自分を止められない。
「私は辰様に命令します」
辰様が驚愕に目を見開く。
あなたに捧げた私の血が、きちんとあなたを縛りますように。強く強く念じながら、言葉を発する。
「風名さんを愛さないでください。風名さんと天界に還らないでください」
「陽葉瑠……っ!」
「これは命令です。私だけを、愛してください」
これは世界を滅ぼす呪いの言葉となるのかもしれない。
「辰様、私はあなたが思うほど優しくもなければ、正しくもありませんでした。私も……醜い」
もう既に後悔で胸が苦しい。言わなければ良かった、でも言わずにいられなかった。目が熱い。苦しい。心がぐちゃぐちゃだ。
「はは……は……」
辰様は目を真っ赤にして泣きながら笑っていた。胸を押さえて、大声で叫ぶように笑う。時折痙攣したように肩を震わせ、喘いだ。口から唾液を垂らし、手の甲で口元をぬぐった。
「は……はは……あはは! 私の気持ちがわかりますか。ふふ、自分が壊れてしまいそうなほど嬉しくて、……っふ、自分が壊れそうなそうなほど絶望しています。ああでも、いいのです、全ての罪は私が背負いましょう。陽葉瑠が私の愛を欲しがってくれた、それだけで私は幸せすぎて死んでしまいそうです。永遠にそばにいます、陽葉瑠!」
碧の目は異様にぎらつき、ひきつった笑みを浮かべる口元はこれから起こる凶事を予感させた。風名は異様なものでも見るような目つきで私と辰様を見た。
「嘘でしょう、私と天界に戻ってくれるわよね? ねえ!」
風名の叫びに辰様は冷笑を返した。
「私はもう天界には還りません」
「そんな、どうして……だって、あなたは青帝なのだから……神の血の制約なんて無視できるはずでしょう?」
「いいえ。青帝と私では私のほうが優位なんです。ですので私が縛られるものは何であれ青帝も縛られます。残念ですが諦めてください。私も青帝も、あなたを愛することを禁じられてしまいました。もう風名に心動かされることはない」
「そんな……」
風名はがっくりと頭を垂れた。
「痛っ……」
私の腕を掴んだ爪が肉に食い込んでいる。離そうとしたが、力が強い。この小さな手の一体どこからそんな力が湧くのか。
ゆらり、顔を上げた。美しく整った童顔であるがゆえに、怒りや嫉妬といった感情が不釣り合いで、まるで別人のように人相が変わってしまっていた。
「許さない、こんなの……絶対に許さないわ……!」
「……っく!」
腕を引っ張られて、地面にたたきつけられた。とても人間の力とは思えない怪力だ。腰を打ったけれど、でも爪が食い込む痛みから解放されてほっとする。
彼女は一歩、一歩、大地に呪いをかけながら歩くかのようにじわじわと進んだ。
「風名、どこに行く気ですか」
辰様は立ちふさがり、両手を伸ばして、行く手を遮った。
「行かせるわけにはいきません。あなたがやろうとしていることが私にはわかります。それだけはいけません」
しかし、風名は目にもとまらぬ早さで身をひるがえし、手を広げた辰様の横をすり抜けた。
「私を裏切ったあなたたち二人が幸せになることだけは、許さない!」
振り返りざまにそう吐き捨てると、広場のほうへ駆けていった。
辰様は追いかけようと数歩駆け出したものの、すぐ引き返してきて、私の肩を掴んだ。
「あまり時間がありません。これから言うことをよく聞いてください。風名はおそらく神産みの箱に入る気です。でも天界に戻るためじゃない。強力な夜魔を産むために入るのです」
「どういうことですか……」
「相手を乗っ取って自分のものとする夜魔の力を使い、神産みの箱を乗っ取る気なのです。あの箱は夜魔を生む装置に変えられてしまう。それもただの夜魔ではなく、箱の中で眠っている次なる神々と合体させた夜魔、つまり私のような者を産む気なのです」
「辰様と同じ者ならば、心配はいらないのでは……」
辰様はかぶりを振った。
「夜魔は風名の支配下にあります。半分が神であっても、風名が命じるままに人々を殺そうとするでしょう。ああ、安心してください、私は支配を受けません。私は特殊なのです。青帝と一体化しているから風名の力は及びません。でも、ほかの神たちはそうはいかない……私たちは天女より格下ですから」
「夜魔に侵された神様が、これから人を襲うと……」
「ええ。神の喜びごとが、凶事に変じ、人々に災いが降りかかるのです」
ことの重大さが飲み込めてきた。
あの緑色の神秘の箱が、恐ろしい災いの元にされてしまう。
それと同時に、これか、と思った。以前、紅飛斗長が予感していた、神産みの箱に迫る危機。
紅飛斗長が感じた不吉な予言は……おそらく現実になる。
「陽葉瑠。これから話すことをよく聞いてください」
嫌な予感がした。
「陽葉瑠、探しました。無事でよかった……。でも、どうしてここへ……?」
辰様のほうへ行こうとしたが、風名に腕を掴まれてしまい、あと数歩のところで立ち止まった。
緑の瞳を見上げる。
「教えてください。青帝が風名さんを愛しているのであって、辰様が彼女を愛しているわけじゃない。そうですよね?」
「え、ええ……そうですが……?」
辰様は戸惑うように、眉をひそめた。
胸がどきどきしている。息が苦しくて、浅い呼吸を素早く繰り返す。
辰様と風名が天界に還れば、この世界から夜魔はいなくなる。辰様も毎年別の神様を食べるという罪をおかさずにすむ。
でも、風名は辰様を愛しているわけじゃない。死んでも構わないとさえ思っている。辰様は風名を愛しているわけじゃない。私を愛してくれている。
いいやもうそんな理屈なんてどうでもよかった。
そばにいたい。離れたくない。もうほかの女性なんて抱かないでほしい。風名と寄り添うところなんて二度と見たくない。風名の嫉妬で光の雨を使わされて、死んでいくところなんか見たくない。
だから私は罪をおかす。
あなたを苦しめることになるかもしれないとわかっていても。
衝動が私を突き動かす。いま手を伸ばさないと永久に失われてしまうものが目の前にあって、私は何よりそれが欲しい。迷いはまだある。そのくせ自分を止められない。
「私は辰様に命令します」
辰様が驚愕に目を見開く。
あなたに捧げた私の血が、きちんとあなたを縛りますように。強く強く念じながら、言葉を発する。
「風名さんを愛さないでください。風名さんと天界に還らないでください」
「陽葉瑠……っ!」
「これは命令です。私だけを、愛してください」
これは世界を滅ぼす呪いの言葉となるのかもしれない。
「辰様、私はあなたが思うほど優しくもなければ、正しくもありませんでした。私も……醜い」
もう既に後悔で胸が苦しい。言わなければ良かった、でも言わずにいられなかった。目が熱い。苦しい。心がぐちゃぐちゃだ。
「はは……は……」
辰様は目を真っ赤にして泣きながら笑っていた。胸を押さえて、大声で叫ぶように笑う。時折痙攣したように肩を震わせ、喘いだ。口から唾液を垂らし、手の甲で口元をぬぐった。
「は……はは……あはは! 私の気持ちがわかりますか。ふふ、自分が壊れてしまいそうなほど嬉しくて、……っふ、自分が壊れそうなそうなほど絶望しています。ああでも、いいのです、全ての罪は私が背負いましょう。陽葉瑠が私の愛を欲しがってくれた、それだけで私は幸せすぎて死んでしまいそうです。永遠にそばにいます、陽葉瑠!」
碧の目は異様にぎらつき、ひきつった笑みを浮かべる口元はこれから起こる凶事を予感させた。風名は異様なものでも見るような目つきで私と辰様を見た。
「嘘でしょう、私と天界に戻ってくれるわよね? ねえ!」
風名の叫びに辰様は冷笑を返した。
「私はもう天界には還りません」
「そんな、どうして……だって、あなたは青帝なのだから……神の血の制約なんて無視できるはずでしょう?」
「いいえ。青帝と私では私のほうが優位なんです。ですので私が縛られるものは何であれ青帝も縛られます。残念ですが諦めてください。私も青帝も、あなたを愛することを禁じられてしまいました。もう風名に心動かされることはない」
「そんな……」
風名はがっくりと頭を垂れた。
「痛っ……」
私の腕を掴んだ爪が肉に食い込んでいる。離そうとしたが、力が強い。この小さな手の一体どこからそんな力が湧くのか。
ゆらり、顔を上げた。美しく整った童顔であるがゆえに、怒りや嫉妬といった感情が不釣り合いで、まるで別人のように人相が変わってしまっていた。
「許さない、こんなの……絶対に許さないわ……!」
「……っく!」
腕を引っ張られて、地面にたたきつけられた。とても人間の力とは思えない怪力だ。腰を打ったけれど、でも爪が食い込む痛みから解放されてほっとする。
彼女は一歩、一歩、大地に呪いをかけながら歩くかのようにじわじわと進んだ。
「風名、どこに行く気ですか」
辰様は立ちふさがり、両手を伸ばして、行く手を遮った。
「行かせるわけにはいきません。あなたがやろうとしていることが私にはわかります。それだけはいけません」
しかし、風名は目にもとまらぬ早さで身をひるがえし、手を広げた辰様の横をすり抜けた。
「私を裏切ったあなたたち二人が幸せになることだけは、許さない!」
振り返りざまにそう吐き捨てると、広場のほうへ駆けていった。
辰様は追いかけようと数歩駆け出したものの、すぐ引き返してきて、私の肩を掴んだ。
「あまり時間がありません。これから言うことをよく聞いてください。風名はおそらく神産みの箱に入る気です。でも天界に戻るためじゃない。強力な夜魔を産むために入るのです」
「どういうことですか……」
「相手を乗っ取って自分のものとする夜魔の力を使い、神産みの箱を乗っ取る気なのです。あの箱は夜魔を生む装置に変えられてしまう。それもただの夜魔ではなく、箱の中で眠っている次なる神々と合体させた夜魔、つまり私のような者を産む気なのです」
「辰様と同じ者ならば、心配はいらないのでは……」
辰様はかぶりを振った。
「夜魔は風名の支配下にあります。半分が神であっても、風名が命じるままに人々を殺そうとするでしょう。ああ、安心してください、私は支配を受けません。私は特殊なのです。青帝と一体化しているから風名の力は及びません。でも、ほかの神たちはそうはいかない……私たちは天女より格下ですから」
「夜魔に侵された神様が、これから人を襲うと……」
「ええ。神の喜びごとが、凶事に変じ、人々に災いが降りかかるのです」
ことの重大さが飲み込めてきた。
あの緑色の神秘の箱が、恐ろしい災いの元にされてしまう。
それと同時に、これか、と思った。以前、紅飛斗長が予感していた、神産みの箱に迫る危機。
紅飛斗長が感じた不吉な予言は……おそらく現実になる。
「陽葉瑠。これから話すことをよく聞いてください」
嫌な予感がした。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説

妹はわたくしの物を何でも欲しがる。何でも、わたくしの全てを……そうして妹の元に残るモノはさて、なんでしょう?
ラララキヲ
ファンタジー
姉と下に2歳離れた妹が居る侯爵家。
両親は可愛く生まれた妹だけを愛し、可愛い妹の為に何でもした。
妹が嫌がることを排除し、妹の好きなものだけを周りに置いた。
その為に『お城のような別邸』を作り、妹はその中でお姫様となった。
姉はそのお城には入れない。
本邸で使用人たちに育てられた姉は『次期侯爵家当主』として恥ずかしくないように育った。
しかしそれをお城の窓から妹は見ていて不満を抱く。
妹は騒いだ。
「お姉さまズルい!!」
そう言って姉の着ていたドレスや宝石を奪う。
しかし…………
末娘のお願いがこのままでは叶えられないと気付いた母親はやっと重い腰を上げた。愛する末娘の為に母親は無い頭を振り絞って素晴らしい方法を見つけた。
それは『悪魔召喚』
悪魔に願い、
妹は『姉の全てを手に入れる』……──
※作中は[姉視点]です。
※一話が短くブツブツ進みます
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げました。

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です

無能と蔑まれた七男、前世は史上最強の魔法使いだった!?
青空一夏
ファンタジー
ケアニー辺境伯爵家の七男カイルは、生まれつき魔法を使えず、家族から蔑まれて育った。しかし、ある日彼の前世の記憶が蘇る――その正体は、かつて世界を支配した史上最強の大魔法使いアーサー。戸惑いながらも、カイルはアーサーの知識と力を身につけていき、次第に自らの道を切り拓く。
魔法を操れぬはずの少年が最強の魔法を駆使し、自分を信じてくれる商店街の仲間のために立ち上げる。やがてそれは貴族社会すら揺るがす存在へと成長していくのだった。こちらは無自覚モテモテの最強青年になっていく、ケアニー辺境伯爵家の七男カイルの物語。
※こちらは「異世界ファンタジー × ラブコメ」要素を兼ね備えた作品です。メインは「異世界ファンタジー」ですが、恋愛要素やコメディ要素も兼ねた「ラブコメ寄りの異世界ファンタジー」になっています。カイルは複数の女性にもてますが、主人公が最終的には選ぶのは一人の女性です。一夫多妻のようなハーレム系の結末ではありませんので、女性の方にも共感できる内容になっています。異世界ファンタジーで男性主人公なので男性向けとしましたが、男女関係なく楽しめる内容を心がけて書いていきたいです。よろしくお願いします。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
お人好し底辺テイマーがSSSランク聖獣たちともふもふ無双する
大福金
ファンタジー
次世代ファンタジーカップ【ユニークキャラクター賞】受賞作
《あらすじ》
この世界では12歳になると、自分に合ったジョブが決まる。これは神からのギフトとされこの時に人生が決まる。
皆、華やかなジョブを希望するが何に成るかは神次第なのだ。
そんな中俺はジョブを決める12歳の洗礼式で【魔物使い】テイマーになった。
花形のジョブではないが動物は好きだし俺は魔物使いと言うジョブを気にいっていた。
ジョブが決まれば12歳から修行にでる。15歳になるとこのジョブでお金を稼ぐ事もできるし。冒険者登録をして世界を旅しながらお金を稼ぐ事もできる。
この時俺はまだ見ぬ未来に期待していた。
だが俺は……一年たっても二年たっても一匹もテイム出来なかった。
犬や猫、底辺魔物のスライムやゴブリンでさえテイム出来ない。
俺のジョブは本当に魔物使いなのか疑うほどに。
こんな俺でも同郷のデュークが冒険者パーティー【深緑の牙】に仲間に入れてくれた。
俺はメンバーの為に必死に頑張った。
なのに……あんな形で俺を追放なんて‼︎
そんな無能な俺が後に……
SSSランクのフェンリルをテイム(使役)し無双する
主人公ティーゴの活躍とは裏腹に
深緑の牙はどんどん転落して行く……
基本ほのぼのです。可愛いもふもふフェンリルを愛でます。
たまに人の為にもふもふ無双します。
ざまぁ後は可愛いもふもふ達とのんびり旅をして行きます。
もふもふ仲間はどんどん増えて行きます。可愛いもふもふ仲間達をティーゴはドンドン無自覚にタラシこんでいきます。

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
海と風の王国
梨香
ファンタジー
ショウは海洋王国・東南諸島連合王国を治めるアスラン王の第六王子に転生した。第六王子なら王位に就くこともないだろうと呑気に構えていたが、兄王子達の諍いに巻き込まれていく。
スローライフと同じ世界ですが、国と時代が変わります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる