軌跡旅行

2キセイセ

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デージャ編

13.次の街

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「次はデージャか?」

スペアが聞いてきた。

「そうだな、そこにしよう」

「よし、決まりだな!」

「レッツゴー!」

俺達4人はデージャへ向かった。

ーーー1時間後ーーー

「なあ、いつ着くんだ…」

「もうすぐだと思うが……」

「お腹すいちゃった~」

「アカリちゃん……私も……」

俺達は今、草原のど真ん中にいる。正直に言って…相当…つかれてきた、今日野宿あるな…そう思っていると、後ろから声が聞こえてきた。

「あなたたち……旅人ですか?」

振り返ると、そこには、いかにも旅人って感じの服を着た男が立っていた。

「はい……そうですが……」

「へぇーどこに向かうんですか?」

「ウィーダムという所に行きます。」

「ウィーダムですか!」

男は驚いていた。

「はい……知っていますか?」

「はい、もちろんですよ。私も行くつもりなんです。」

「そうなんですね!」

……ん?待てよ……この人、耳が長い………それも異様なほど。

「あの……失礼ですが……エルフの方でしょうか?」

古典で見たことがある…エルフっていう種族がいるらしい…思ったより耳長いな…

「はい、私はエルフです。」

やっぱり……!!

「では、私はウィーダムに向かいます。またどこかで会えたらいいですね。」

「はい、ありがとうございます。」

「バイバーイ!!」

アカリは手を振っていた。

「またいつか……」

エルフの青年は去っていった。

「さっきのエルフ……イケメンだっだなぁ羨まじい!!」

スペアはどうでもいいことを呟いていた。アカリは少し引いていた。、

「あれが……エルフ……」

俺はつぶやいた。

「なぁ、お前ら、エルフのこと知らなかったのか?」

「知ってる。確か今、魔族に滅ぼされそうになってるとか」

マリンが言った…………!?

「おいおい…エグいなそれは。」

スペアが言った。

「マジか……」

「うん、でも、私達がどうにかできる問題ではないし…とりあえずデージャいこっ」

アカリが言った。

「そうだな……」

「ほら、行こうぜっ」

「ああ」

こうして、デージャへと向かった。

ーーー2時間後ーーー

「着いたぞ!」

スペアが言った。

目の前には大きな街が広がっていた。

「ここが……鉄の街、デージャ……」
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