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カッテス編
9,救世主
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俺たちは村に戻ろうとした瞬間。
枯れ木が一つ…また一つ動き始めた。
「なんだ!?」
「なにが起きたんだ!」
「わからない……あの爆発が…エビルプラントを起こしたのかも…」
「まじかよ……でも、なんで急に?」
「わからない、とりあえず逃げる」
俺達は走り出した。だが、後ろからは大量のエビルプラントが迫ってきていた。
「くっ……このままだと追いつかれるぞ!」
「仕方ねぇ……」
そう思っているうちに囲まれてしまっている…絶体絶命だ。
「やる!やるしかねぇ!」
「冷静に考えれば…エビルプラント一匹で…あんなに植物の栄養を取られるわけがないのに…」
アカリは後悔していた。不安気な顔を浮べていた。それでも多くのエビルプラントは止まらない。
一匹のエビルプラントが、スペアを刺そうとする!
「危ない!!」
「ぐがあぁぁぁぁあ!!」
スペアはとっさにかわした脇腹をえぐられてしまった。
「大丈夫か!スペア!」
「いてぇ……けど……まだいける……」
「スペアは休憩してて、私が回復する!」
「ありがとう……」
「よし!こいつらは俺が相手だ!」
俺は拳を構える。
「はああ!!」
俺は力を込めて殴りつける、すると、また一つ枯れ木が倒れた。
「はああ!!」
さらに俺は拳を振るう。
「やばい、もう魔力がない!」
俺は力を使い果たしかけていた。さっきの一撃で結構な力を使ったのだ。
「フレインさん!下がってください!後は私に任せてください!」
マリンが俺の前に立つ。
「ここは……私が………」
アカリは黒い玉を出して、構えている。
「みんな……逃げよう」
「でも……そうしたら、村の人が……」
「そもそもの話…逃げれなさそうだけどな…」
スペアは苦しそうに言った。確かに、この量では逃げるのは難しいだろう。
「やっぱ…外の世界は厳しかったなぁ…」
世界は、こんなに理不尽で厳しかったのか…そんなことを思いながら、俺達はみんなで目をつぶった…
その時だった、冷気を感じ、エビルプラントが全て凍った時は。
「間に合ったか…」
その声の主は、顔全体が隠れる仮面をしており、髪の毛は…あれは仮面についているやつだな、その毛は青色だった。
そして、腰には剣を携えており、いかにも剣士といった風貌をしていた。
「あなたは…前、兄からの伝言を伝えてくれた、兄の…スティールの友人さんですか……?」
マリンが聞くと、男は答えた。
「そうだ、久しぶりだな。」
ここ2人…知り合いなのか。俺はとりあえず、この男に礼をしなければいけないと思った。
「ありがとうございます!!」
「いや、礼はいい、それより早く村に戻るといい、手柄はあんたらにやるよ。」
そう言って、男は、何処かに行こうとした。
「あのっ!せめてお名前だけ…」
アカリはそう名を訪ねた。
「俺か…俺は“マダラ”。また会えるといいな。」
そう言ってマダラさんは何処かへ行ってしまった。
枯れ木が一つ…また一つ動き始めた。
「なんだ!?」
「なにが起きたんだ!」
「わからない……あの爆発が…エビルプラントを起こしたのかも…」
「まじかよ……でも、なんで急に?」
「わからない、とりあえず逃げる」
俺達は走り出した。だが、後ろからは大量のエビルプラントが迫ってきていた。
「くっ……このままだと追いつかれるぞ!」
「仕方ねぇ……」
そう思っているうちに囲まれてしまっている…絶体絶命だ。
「やる!やるしかねぇ!」
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一匹のエビルプラントが、スペアを刺そうとする!
「危ない!!」
「ぐがあぁぁぁぁあ!!」
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「大丈夫か!スペア!」
「いてぇ……けど……まだいける……」
「スペアは休憩してて、私が回復する!」
「ありがとう……」
「よし!こいつらは俺が相手だ!」
俺は拳を構える。
「はああ!!」
俺は力を込めて殴りつける、すると、また一つ枯れ木が倒れた。
「はああ!!」
さらに俺は拳を振るう。
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俺は力を使い果たしかけていた。さっきの一撃で結構な力を使ったのだ。
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「ここは……私が………」
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「みんな……逃げよう」
「でも……そうしたら、村の人が……」
「そもそもの話…逃げれなさそうだけどな…」
スペアは苦しそうに言った。確かに、この量では逃げるのは難しいだろう。
「やっぱ…外の世界は厳しかったなぁ…」
世界は、こんなに理不尽で厳しかったのか…そんなことを思いながら、俺達はみんなで目をつぶった…
その時だった、冷気を感じ、エビルプラントが全て凍った時は。
「間に合ったか…」
その声の主は、顔全体が隠れる仮面をしており、髪の毛は…あれは仮面についているやつだな、その毛は青色だった。
そして、腰には剣を携えており、いかにも剣士といった風貌をしていた。
「あなたは…前、兄からの伝言を伝えてくれた、兄の…スティールの友人さんですか……?」
マリンが聞くと、男は答えた。
「そうだ、久しぶりだな。」
ここ2人…知り合いなのか。俺はとりあえず、この男に礼をしなければいけないと思った。
「ありがとうございます!!」
「いや、礼はいい、それより早く村に戻るといい、手柄はあんたらにやるよ。」
そう言って、男は、何処かに行こうとした。
「あのっ!せめてお名前だけ…」
アカリはそう名を訪ねた。
「俺か…俺は“マダラ”。また会えるといいな。」
そう言ってマダラさんは何処かへ行ってしまった。
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