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深い闇ような犬神たち。その中に白く光るものがあった。
それは、犬神たちを上回る速さで、ぐんぐん村に近づいてきた。
「あれは?」
「小萩?」
「小萩だ」
「小萩が戻ってきた!」
迫り来る犬神たちの前に、小萩は降り立った。
「あんなところに」
「何をするつもりだ!」
「止めるつもりなんだ。犬神たちを」
「無茶だ。いくら小萩でも!」
それは、犬神たちを上回る速さで、ぐんぐん村に近づいてきた。
「あれは?」
「小萩?」
「小萩だ」
「小萩が戻ってきた!」
迫り来る犬神たちの前に、小萩は降り立った。
「あんなところに」
「何をするつもりだ!」
「止めるつもりなんだ。犬神たちを」
「無茶だ。いくら小萩でも!」
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