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「無上霊宝 神道加持」
小萩は叫んだ。
「六根清浄 六根自在」
これまで小萩めがけて進んでいた、つむじ風が、とたんに方向を変えた。
術者である太夫へと、引き戻されるように、向かっていく。
「すごい」
若威が感嘆の声をあげた。
呪詛返し、「かやりの風」だった。
太夫の術は、跳ね返り、太夫自らを襲ったのだ。
小萩の力は、太夫をはるかに上回っていたのである。
太夫は、自ら巻き起こしたつむじ風によって、肉を切り裂かれ、まっ逆さまに地面に落ちていった。
「見事だ」
太夫は小萩に言った。
「この法力比べ。おまえの勝ちだ。だが、もう遅い」
そう言うと、太夫は気を失った。
小萩は叫んだ。
「六根清浄 六根自在」
これまで小萩めがけて進んでいた、つむじ風が、とたんに方向を変えた。
術者である太夫へと、引き戻されるように、向かっていく。
「すごい」
若威が感嘆の声をあげた。
呪詛返し、「かやりの風」だった。
太夫の術は、跳ね返り、太夫自らを襲ったのだ。
小萩の力は、太夫をはるかに上回っていたのである。
太夫は、自ら巻き起こしたつむじ風によって、肉を切り裂かれ、まっ逆さまに地面に落ちていった。
「見事だ」
太夫は小萩に言った。
「この法力比べ。おまえの勝ちだ。だが、もう遅い」
そう言うと、太夫は気を失った。
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