ムササビ日記

四月二日 晴
庭の柿の木から滑空する、と父が言うので見にいった。父の腋の下からは、ムササビのような飛膜が生えている。どうも冬眠している間に生えたらしいのである。飛行距離は十五メートル。「こんなんじゃ駄目だ」と肩を落とす父を励ますのに苦労する。
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