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第4部
お清め、して?
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パウラとオリヴェルから、抱擁と言葉で親としての愛情を伝えられたアシェルナオは、穏やかな表情を取り戻していた。
「今日はこれくらいにしましょう。ナオ様、軽めの食事をして、そのあとで清拭をしてから休みましょう」
それを確認し、テュコが御開きを提唱する。
日没前から始まった面会は、今は窓の外にはすっかり宵闇が広がっていた。
「食事、まだ欲しくない。僕、もう少しヴァルと一緒にいたい」
テュコにいやいやするように首を振って、ヴァレリラルドの体に手をまわしてしがみつく。
精霊の泉に落とされた少年たちの言葉を受けて傷ついた心は少し回復したが、まだ本調子とは言えないアシェルナオは、食事よりも恋人とのぬくもりをもっと感じていたかった。
「私も、まだナオと一緒にいたい」
ヴァレリラルドも甘えてくる恋人と離れがたくて、アシェルナオの頭を撫でながら、許しを請うようにオリヴェルを窺う。
「ナオ様はまだ心が弱っておられます。信頼し、愛しあう者との触れ合いは今のナオ様に必要なことです」
オリヴェルが返事をする前に、オルドジフが助言する。
「わかりました。では殿下、アシェルナオはまだ憔悴しています。時間は短めに。それと、弱っているところにつけこむ真似はおやめください」
オリヴェルが人当たりのよい表情を浮かべて許可を出すが、その目は笑っていなかった。
「触れ合うのは容認しますが、お触りはだめですよ」
対して、にっこりと笑ってはいるが、顔の横で笛を振って見せるテュコ。
「……わかってる」
アシェルナオと過ごせるのは嬉しいが、将来の舅とテュコの壁はまだ高くて、ヴァレリラルドは引き攣った笑みを浮かべた。
いくら婚約者同士とはいえ寝台で触れ合うわけにはいかず、2人は暖炉の前に場所を移した。
ふかふかのラグにじかに座りソファに背中を預けているヴァレリラルドに、リングダールを抱いたまま凭れているアシェルナオ。
少し離れた場場所からテュコが見張っている中で恋人としての会話を楽しむために、2人のそばには周りに声が届かないよう魔道具が置かれていた。
「ヴァル、さっきの話、聞いたよね? 僕、前の世界でも、ここでも……体を好きにされ……」
「しっ」
2人きりになって触れあいたかったのは事実だが、アシェルナオはヴァレリラルドに言わなければいけないことがあった。
ソーメルスの砦で何があったのか。
婚約者であるヴァレリラルドには伝えないといけないと思った。
だが、ヴァレリラルドは人差し指でアシェルナオの唇に触れる。
「オルドジフが怒ってたから、想像はできる。きっと私の想像の何倍も怖くて嫌な思いをしたんだよね? ナオは一方的に卑劣な行為を強いられた被害者だ。ナオが気に病むことじゃない。ナオは心も体も綺麗だよ」
慰めるようにアシェルナオの髪を撫でるヴァレリラルド。
「綺麗って、どうしてわかるの?」
それが心地よくて、うっとりした目でヴァレリラルドを見る。
子供の頃も整った綺麗な顔立ちをしていたが、大人になってさらに凛々しい美青年に成長したヴァレリラルドに、アシェルナオは会うたびに好きという思いが強くなっていた。
「あるよ。17年前のエンロートで、露天風呂に入ったときに梛央の湯浴み着がはだけて、見えた」
そう言ってヴァレリラルドは懐かしそうに笑う。
「ああっ、そんなことがあったね」
8歳だったヴァレリラルドにポロリを見られてしまった時も恥ずかしいと思ったが、ヴァレリラルドがそれをまだ覚えている事実に、アシェルナオはあの頃より強い羞恥に襲われた。
「まだ幼かった私にはナオの体は綺麗すぎてまぶしかった。でも今の私は、早くナオと愛しあいたいと願っているよ。……軽蔑する?」
ヴァレリラルドはアシェルナオを怖がらせないように微笑みながら言ったが、その眼差しは熱かった。
「しない。……僕も、好きじゃない人に脅されて恥ずかしいことをされた記憶を消してほしい……お清め、して?」
おぞましい記憶を、好きな人とのお清めセックスで上書きしてほしい。
そう願うアシェルナオの眼差しがヴァレリラルドの眼差しと熱く絡む。
ヴァレリラルドは自分の胸に抱え込むようにナオを抱きしめて、テュコを見る。
テュコは笛を手に、ヴァレリラルドに行き過ぎた触れあいがあればいつでも笛を鳴らせる状態でこっちを見ていた。
だが、魔道具のおかげで『お清め、して?』という言葉は聞こえていないため、なぜヴァレリラルドが自分を見ているのかわからないテュコは怪訝な目をしているが、それだけだった。
もし聞こえていたら即、笛が鳴って試合終了だった。
ふぅ、とため息を吐くヴァレリラルド。
「私も健康な男性だからね、そんなことを言われると体ごとナオを愛したい。ナオを私だけのものにしたい」
試合続行に、抱きしめるアシェルナオの髪に顔を埋めて囁くヴァレリラルド。
「じゃあ、して?」
ヴァレリラルドの、見かけ以上に厚い胸板に頬をこすりつけるアシェルナオ。
「わかった、と言いたいんだけど、結婚式を挙げてからでないとオリヴェルやテュコに殺される」
なのに、その言葉とそのしぐさは反則だ、とヴァレリラルドは天井を見上げて心と体を鎮めた。
「殺されてほしくないけど……」
でも、肌と肌を触れあわせたい。お清めしてほしい。そう願うアシェルナオはしょんぼり目線を落とした。
「ねえ、ナオ。明日、私と一緒にもう一度精霊の泉に行ってみないか?」
「精霊の泉に?」
アシェルナオは不安げにヴァレリラルドを見上げる。
「精霊の泉がどうなってるか、見たくない?」
「見たいけど……行くの、怖い」
もし精霊の泉が思ったように浄化されていなかったら。
もし瘴気の残存があって、また少年たちの思いがぶつかってきたら。
そう思うとアシェルナオの心は竦んでしまうのだ。
「私は精霊の泉の状況を視察する役目がある。邪魔者はついてくると思うけど、私と散歩デートするような気持ちでナオも一緒に来てくれると嬉しい。無理?」
「ヴァルとお散歩デートはしたいけど……。怖いと思ったら帰ってもいい?」
不安げに自分を見上げるアシェルナオが愛しくて、
「勿論。じゃあお散歩デートしよう」
そう言うとヴァレリラルドはアシェルナオの額に唇を押し付けた。
「うん。ヴァルとデート、初めてだね」
ふふっ、とアシェルナオが笑う。
「じゃあ、明日のために、少しでも食事をしよう?」
「うん。ヴァルも一緒に食べる? 僕はパン粥だと思うけど、うちのパン粥は美味しいよ?」
「ああ。一緒に食べよう」
ヴァレリラルドは魔道具をしまうと、
「アイナ、ドリーン。ナオがパン粥を食べたいと言ってる。私も一緒にいただくよ」
アイナとドリーンに声をかけた。
「はい、すぐにご用意します」
「食欲が出られて、よかったです」
アシェルナオの食欲が出て来たことに、アイナとドリーンは嬉々として食事の準備に取り掛かった。
※※※※※※※※※※※※※※※※
いいね、エール、ありがとうございます。
回想回、もうちょっとだけ残ってました。「やーん、ヴァルさんのエッチー!」の回です。
「今日はこれくらいにしましょう。ナオ様、軽めの食事をして、そのあとで清拭をしてから休みましょう」
それを確認し、テュコが御開きを提唱する。
日没前から始まった面会は、今は窓の外にはすっかり宵闇が広がっていた。
「食事、まだ欲しくない。僕、もう少しヴァルと一緒にいたい」
テュコにいやいやするように首を振って、ヴァレリラルドの体に手をまわしてしがみつく。
精霊の泉に落とされた少年たちの言葉を受けて傷ついた心は少し回復したが、まだ本調子とは言えないアシェルナオは、食事よりも恋人とのぬくもりをもっと感じていたかった。
「私も、まだナオと一緒にいたい」
ヴァレリラルドも甘えてくる恋人と離れがたくて、アシェルナオの頭を撫でながら、許しを請うようにオリヴェルを窺う。
「ナオ様はまだ心が弱っておられます。信頼し、愛しあう者との触れ合いは今のナオ様に必要なことです」
オリヴェルが返事をする前に、オルドジフが助言する。
「わかりました。では殿下、アシェルナオはまだ憔悴しています。時間は短めに。それと、弱っているところにつけこむ真似はおやめください」
オリヴェルが人当たりのよい表情を浮かべて許可を出すが、その目は笑っていなかった。
「触れ合うのは容認しますが、お触りはだめですよ」
対して、にっこりと笑ってはいるが、顔の横で笛を振って見せるテュコ。
「……わかってる」
アシェルナオと過ごせるのは嬉しいが、将来の舅とテュコの壁はまだ高くて、ヴァレリラルドは引き攣った笑みを浮かべた。
いくら婚約者同士とはいえ寝台で触れ合うわけにはいかず、2人は暖炉の前に場所を移した。
ふかふかのラグにじかに座りソファに背中を預けているヴァレリラルドに、リングダールを抱いたまま凭れているアシェルナオ。
少し離れた場場所からテュコが見張っている中で恋人としての会話を楽しむために、2人のそばには周りに声が届かないよう魔道具が置かれていた。
「ヴァル、さっきの話、聞いたよね? 僕、前の世界でも、ここでも……体を好きにされ……」
「しっ」
2人きりになって触れあいたかったのは事実だが、アシェルナオはヴァレリラルドに言わなければいけないことがあった。
ソーメルスの砦で何があったのか。
婚約者であるヴァレリラルドには伝えないといけないと思った。
だが、ヴァレリラルドは人差し指でアシェルナオの唇に触れる。
「オルドジフが怒ってたから、想像はできる。きっと私の想像の何倍も怖くて嫌な思いをしたんだよね? ナオは一方的に卑劣な行為を強いられた被害者だ。ナオが気に病むことじゃない。ナオは心も体も綺麗だよ」
慰めるようにアシェルナオの髪を撫でるヴァレリラルド。
「綺麗って、どうしてわかるの?」
それが心地よくて、うっとりした目でヴァレリラルドを見る。
子供の頃も整った綺麗な顔立ちをしていたが、大人になってさらに凛々しい美青年に成長したヴァレリラルドに、アシェルナオは会うたびに好きという思いが強くなっていた。
「あるよ。17年前のエンロートで、露天風呂に入ったときに梛央の湯浴み着がはだけて、見えた」
そう言ってヴァレリラルドは懐かしそうに笑う。
「ああっ、そんなことがあったね」
8歳だったヴァレリラルドにポロリを見られてしまった時も恥ずかしいと思ったが、ヴァレリラルドがそれをまだ覚えている事実に、アシェルナオはあの頃より強い羞恥に襲われた。
「まだ幼かった私にはナオの体は綺麗すぎてまぶしかった。でも今の私は、早くナオと愛しあいたいと願っているよ。……軽蔑する?」
ヴァレリラルドはアシェルナオを怖がらせないように微笑みながら言ったが、その眼差しは熱かった。
「しない。……僕も、好きじゃない人に脅されて恥ずかしいことをされた記憶を消してほしい……お清め、して?」
おぞましい記憶を、好きな人とのお清めセックスで上書きしてほしい。
そう願うアシェルナオの眼差しがヴァレリラルドの眼差しと熱く絡む。
ヴァレリラルドは自分の胸に抱え込むようにナオを抱きしめて、テュコを見る。
テュコは笛を手に、ヴァレリラルドに行き過ぎた触れあいがあればいつでも笛を鳴らせる状態でこっちを見ていた。
だが、魔道具のおかげで『お清め、して?』という言葉は聞こえていないため、なぜヴァレリラルドが自分を見ているのかわからないテュコは怪訝な目をしているが、それだけだった。
もし聞こえていたら即、笛が鳴って試合終了だった。
ふぅ、とため息を吐くヴァレリラルド。
「私も健康な男性だからね、そんなことを言われると体ごとナオを愛したい。ナオを私だけのものにしたい」
試合続行に、抱きしめるアシェルナオの髪に顔を埋めて囁くヴァレリラルド。
「じゃあ、して?」
ヴァレリラルドの、見かけ以上に厚い胸板に頬をこすりつけるアシェルナオ。
「わかった、と言いたいんだけど、結婚式を挙げてからでないとオリヴェルやテュコに殺される」
なのに、その言葉とそのしぐさは反則だ、とヴァレリラルドは天井を見上げて心と体を鎮めた。
「殺されてほしくないけど……」
でも、肌と肌を触れあわせたい。お清めしてほしい。そう願うアシェルナオはしょんぼり目線を落とした。
「ねえ、ナオ。明日、私と一緒にもう一度精霊の泉に行ってみないか?」
「精霊の泉に?」
アシェルナオは不安げにヴァレリラルドを見上げる。
「精霊の泉がどうなってるか、見たくない?」
「見たいけど……行くの、怖い」
もし精霊の泉が思ったように浄化されていなかったら。
もし瘴気の残存があって、また少年たちの思いがぶつかってきたら。
そう思うとアシェルナオの心は竦んでしまうのだ。
「私は精霊の泉の状況を視察する役目がある。邪魔者はついてくると思うけど、私と散歩デートするような気持ちでナオも一緒に来てくれると嬉しい。無理?」
「ヴァルとお散歩デートはしたいけど……。怖いと思ったら帰ってもいい?」
不安げに自分を見上げるアシェルナオが愛しくて、
「勿論。じゃあお散歩デートしよう」
そう言うとヴァレリラルドはアシェルナオの額に唇を押し付けた。
「うん。ヴァルとデート、初めてだね」
ふふっ、とアシェルナオが笑う。
「じゃあ、明日のために、少しでも食事をしよう?」
「うん。ヴァルも一緒に食べる? 僕はパン粥だと思うけど、うちのパン粥は美味しいよ?」
「ああ。一緒に食べよう」
ヴァレリラルドは魔道具をしまうと、
「アイナ、ドリーン。ナオがパン粥を食べたいと言ってる。私も一緒にいただくよ」
アイナとドリーンに声をかけた。
「はい、すぐにご用意します」
「食欲が出られて、よかったです」
アシェルナオの食欲が出て来たことに、アイナとドリーンは嬉々として食事の準備に取り掛かった。
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