310 / 492
第4部
プロローグ
しおりを挟む
『まあまあ、だな』
『まあまあだ。それにでかそうだ』
『職場に幽閉される前に』
『手を打っとかないとな』
なんでよりによって俺なんだ。
第二騎士団駐屯地の敷地内にある3棟の宿舎でも最も綺麗な建物の階段をあがりながら、後ろでコソコソ囁きあってる双子をゴルドはチラリと振り向く。
ゴルドは第二騎士団に所属する、ブレンドレルと同期の騎士で、魔法省に居室を作るまでのあいだ第二騎士団でその身柄を預かることになった双子の世話を、ついさっき副団長から押し付けられたばかりだった。
相手が魔法省の若き天才双子か何か知らないが、自分の恋路をまっとうしたいがために王太子殿下の婚約者を危険に晒したことで伝説の騎士の怒りを買い、派手に頬を腫らせていた。
ついさっき第二騎士団専属の癒し手から治療を受けて腫れは引いていたが、それでも幽閉に準じる扱いを受けることになった双子にいい印象を持っていないゴルドは、
「ここだ」
3階の一番奥とその手前の部屋を指さす。
双子は手前のドアを開けて中を覗くと、次に奥のドアを開ける。
「広さはそこそこかな」
「俺たち、別々の部屋なんだ?」
それぞれの個室としてあてがわれた部屋を見て、エルとルルはそれぞれの感想を口にした。
「隊長クラスの部屋だ。俺の部屋よりだいぶ広い。シャワー、トイレももちろんついている。独身寮だからベッドは1つ。だから部屋は別々だ」
ゴルドは素っ気なく言い放つ。
「ゴルドだっけ?」
「ゴルドもこの宿舎に住んでる?」
「ああ」
「ねえ、ゴルド。こっちの部屋を2人で使うから、もう1つの部屋からベッドと机を運ぶのを手伝ってよ」
「俺たち双子だから、離れてると心身に不調がくるんだ」
頼むよ、とエルとルルはしおらしくゴルドを上目遣いにみつめる。
「……それくらいはいいか」
屈強な体を持つゴルドは、逡巡したのち双子の望み通り片方の部屋から机とベッドを運び入れた。
机はともかく、いくら簡素な造りとはいえベッドを運ぶのは骨が折れた。
「すごい。さすが騎士だね」
2つのベッドをくっつけて並べた光景に、満足したエルとルルはゴルドを尊敬の眼差しで見つめる。
「汗かいたよね? 申し訳ないからシャワー浴びて行ってよ」
「それにはおよばない」
自分の役目は終わった、とばかりに部屋を出て行こうとするゴルドの両手を、エルとルルががっちりと掴む。
「ゴルド以外知らない人たちの中で暮すのって不安なんだ。俺たちのこと、みんな迷惑がってるんだろう?」
「俺たち、失恋したてなのに色眼鏡で見られるのはつらいんだ」
「まあ、自業自得だろう」
ゴルドは髪の毛が跳ねているか跳ねていないかでしか見分けられない双子の顔を交互に見る。
しおらしくしていれば、それなりに可愛げがあった。
「俺たちだって、本気で好きだったんだ」
「俺たちだって、傷ついてるんだ。ゴルド、付き合ってほしい」
「ゴルド、付き合ってよ」
「付き合って、って……俺はまだ任務中で、お前たちの世話も任務の1つだ」
両脇から懇願されて、ゴルドは戸惑いを隠せなかった。
騎士になるために日々訓練し、騎士になってからも精進を怠らなかった脳筋のゴルドは、あからさまな好意を向けられるのに慣れていなかった。
「じゃあ、仕事が終わったら一緒にご飯食べてよ」
「肉が食べたいなあ。ね?」
ね?と両脇で言われて、戸惑いながらも「ああ」と言ってしまったのは、第二騎士団で恐れないものはいないと言われる鬼の副団長から世話役を言い渡されたからだ。と、ゴルドは自分に言い訳をしていた。
「ゴルドー、明日は王太子の婚約者のお披露目だろ?」
「街、すっごい賑わってるんだろ? 俺たちも行きたい」
第二騎士団の駐屯地での生活にも慣れて来た頃。
ことが終わって裸でベッドで寝そべっているゴルドに、両脇から同じく裸のエルとルルが覆いかぶさる。
「そのせいで大忙しなんだ。それに、お前たちは魔法省とここを往復することしか許されてない」
「めでたい日には恩赦がつきものだ」
「だめもとで頼んでくれよ、なぁ」
会った当日から付き合うことになり、これまで何度となく体をつないでいる双子からねだられ、だめもとで直談判した結果、鎖で繋ぐなら許可する、と副団長から言われた。
「というか、本当に鎖をつけるんだ」
魔法省も休みになった王太子の婚約者のお披露目当日。
エルは腰につけられたベルトから伸びる鎖をみながら言った。
「そこまで俺たちは極悪人なのか?」
ルルの視線も自分の鎖の先を見る。
エルとルルの鎖は1メートルほどの長さでゴルドのベルトにつながっていた。
「むしろ、将来の王太子妃を危険な目に遭わせたのに、そのお披露目の日に街に出る許可がもらえただけでもありがたいと思ってくれ」
許可が出るとは思っていなかったが、意外にもあっさりと許可が出た。
当然のように双子のお目付け役にされてしまったことで、もしや双子との関係を副団長に知られてしまったのでは、と内心びくつきながらも、
「で、どこに行くんだ?」
双子との関係を自分でも驚くくらいに受け入れているゴルドが尋ねる。
「もちろん王城」
「もちろん王太子の婚約者を見に行く」
エルとルルは顔を見合わせて頷く。
「それは……。王太子の婚約者を危険な目に遭わせたから、その罰として軟禁みたいになってるんだろうが……」
「見たいものは見たいんだよ」
「帽子を深く被っていたら俺たちが双子だって気づかれないよ」
「いやいや、そういう問題じゃなくてな」
お披露目の会場に行くとわかっていれば副団長も許可を出さなかったかもしれない。そう思うと胃が痛くなるゴルドだったが、
「はい、出発」
「行くよ、ゴルド」
エルとルルは因縁の王太子の婚約者のお披露目に行くとは思えないほど、はしゃいでいるように見えた。
それは当然のことで、2人の目当てはアシェルナオではなく、当然お披露目の場に出てくるはずのテュコだった。
テュコから手ひどく拒絶されたが、それだけで長年抱えていた思いが消えてしまうはずがなかった。
テュコへの思いはそのままで、テュコを独占しているアシェルナオへの羨望と嫉妬はエルとルルの中でまだ渦巻いていて、だからシーグフリードに厳命されている禁忌の魔道具を探査する道具の研究は進んでいなかった。
ただテュコを一目でも見たい。
拒絶されても諦めきれない思いが、お披露目の場に向かわせていた。
一応貴族であるエルとルルは、貴族席の後方に席を取ることができた。
長い待ち時間のあと、ヴァレリラルドに手を引かれたアシェルナオがバルコニーに登場した。
幸せそうにヴァレリラルドと微笑みあうアシェルナオにエルとルルの心は荒み、その後方に現れたテュコを見て心が躍った。
当分会えないのなら、テュコの姿を存分に目に焼き付けよう。
エルとルルが目を凝らしているうちに、風が強くなり、雨が落ち始めた。
ただの天気の急変ではない、何かの意志、それもよくないものを感じさせる異変に、
「何が起きてるんだ」
ゴルドが身構える。
風雨が激しくなり、尋常ならぬ事態をゴルドにしがみついて耐えていたエルとルルの耳に、風の音にまじって美しい歌声が聞こえた。
やがて風の音は消え、歌声だけが聞こえた。
ゆっくり顔をあげるエルとルルの目に飛び込んで来たのは、バルコニーでテュコとヴァレリラルドに両脇を支えられながら手を組み、歌声を響かせるアシェルナオだった。
なんという悠然。
なんという壮麗。
なんという圧巻。
美しくも心を打つ、澄んだ歌声。
上空には見る間に青空が広がり、再び届いた日差し以上に光輝く存在。
のほほんとしてるのに、自分のことより周りの人を真っ先に思い、胸を痛める愛し子。
愛し子の力が存分に発揮できるように王太子とともにアシェルナオの傍らに控えるテュコ。
そこには絶対的な信頼関係があった。
「初めから、張り合える相手じゃなかったんだなぁ」
「初めから叶わなかったんだなぁ」
「スタートラインにすら立ってなかったんだよなぁ」
「俺たち、とんだ道化者だ」
エルとルルはゴルドを挟んで乾いた笑い声をあげた。
「せめてもの迷惑料に、作ってやるか、ルル」
「ああ。あの、とんでもない正体を隠してるわりに抜けたところがあるナオ様を、俺たちも護ってやろうぜ、エル」
アシェルナオの歌声はエルとルルの妄執も消し去っていた。
※※※※※※※※※※※※※※※※
第4部がエルとルルからですみません。
ナオの歌でちょっとだけ改心したようです。
更新を休んでいるあいだも、いいね、エールをいただき、ありがとうございます。
おかげさまで戻ってこれました(。uωu))ペコリ
『まあまあだ。それにでかそうだ』
『職場に幽閉される前に』
『手を打っとかないとな』
なんでよりによって俺なんだ。
第二騎士団駐屯地の敷地内にある3棟の宿舎でも最も綺麗な建物の階段をあがりながら、後ろでコソコソ囁きあってる双子をゴルドはチラリと振り向く。
ゴルドは第二騎士団に所属する、ブレンドレルと同期の騎士で、魔法省に居室を作るまでのあいだ第二騎士団でその身柄を預かることになった双子の世話を、ついさっき副団長から押し付けられたばかりだった。
相手が魔法省の若き天才双子か何か知らないが、自分の恋路をまっとうしたいがために王太子殿下の婚約者を危険に晒したことで伝説の騎士の怒りを買い、派手に頬を腫らせていた。
ついさっき第二騎士団専属の癒し手から治療を受けて腫れは引いていたが、それでも幽閉に準じる扱いを受けることになった双子にいい印象を持っていないゴルドは、
「ここだ」
3階の一番奥とその手前の部屋を指さす。
双子は手前のドアを開けて中を覗くと、次に奥のドアを開ける。
「広さはそこそこかな」
「俺たち、別々の部屋なんだ?」
それぞれの個室としてあてがわれた部屋を見て、エルとルルはそれぞれの感想を口にした。
「隊長クラスの部屋だ。俺の部屋よりだいぶ広い。シャワー、トイレももちろんついている。独身寮だからベッドは1つ。だから部屋は別々だ」
ゴルドは素っ気なく言い放つ。
「ゴルドだっけ?」
「ゴルドもこの宿舎に住んでる?」
「ああ」
「ねえ、ゴルド。こっちの部屋を2人で使うから、もう1つの部屋からベッドと机を運ぶのを手伝ってよ」
「俺たち双子だから、離れてると心身に不調がくるんだ」
頼むよ、とエルとルルはしおらしくゴルドを上目遣いにみつめる。
「……それくらいはいいか」
屈強な体を持つゴルドは、逡巡したのち双子の望み通り片方の部屋から机とベッドを運び入れた。
机はともかく、いくら簡素な造りとはいえベッドを運ぶのは骨が折れた。
「すごい。さすが騎士だね」
2つのベッドをくっつけて並べた光景に、満足したエルとルルはゴルドを尊敬の眼差しで見つめる。
「汗かいたよね? 申し訳ないからシャワー浴びて行ってよ」
「それにはおよばない」
自分の役目は終わった、とばかりに部屋を出て行こうとするゴルドの両手を、エルとルルががっちりと掴む。
「ゴルド以外知らない人たちの中で暮すのって不安なんだ。俺たちのこと、みんな迷惑がってるんだろう?」
「俺たち、失恋したてなのに色眼鏡で見られるのはつらいんだ」
「まあ、自業自得だろう」
ゴルドは髪の毛が跳ねているか跳ねていないかでしか見分けられない双子の顔を交互に見る。
しおらしくしていれば、それなりに可愛げがあった。
「俺たちだって、本気で好きだったんだ」
「俺たちだって、傷ついてるんだ。ゴルド、付き合ってほしい」
「ゴルド、付き合ってよ」
「付き合って、って……俺はまだ任務中で、お前たちの世話も任務の1つだ」
両脇から懇願されて、ゴルドは戸惑いを隠せなかった。
騎士になるために日々訓練し、騎士になってからも精進を怠らなかった脳筋のゴルドは、あからさまな好意を向けられるのに慣れていなかった。
「じゃあ、仕事が終わったら一緒にご飯食べてよ」
「肉が食べたいなあ。ね?」
ね?と両脇で言われて、戸惑いながらも「ああ」と言ってしまったのは、第二騎士団で恐れないものはいないと言われる鬼の副団長から世話役を言い渡されたからだ。と、ゴルドは自分に言い訳をしていた。
「ゴルドー、明日は王太子の婚約者のお披露目だろ?」
「街、すっごい賑わってるんだろ? 俺たちも行きたい」
第二騎士団の駐屯地での生活にも慣れて来た頃。
ことが終わって裸でベッドで寝そべっているゴルドに、両脇から同じく裸のエルとルルが覆いかぶさる。
「そのせいで大忙しなんだ。それに、お前たちは魔法省とここを往復することしか許されてない」
「めでたい日には恩赦がつきものだ」
「だめもとで頼んでくれよ、なぁ」
会った当日から付き合うことになり、これまで何度となく体をつないでいる双子からねだられ、だめもとで直談判した結果、鎖で繋ぐなら許可する、と副団長から言われた。
「というか、本当に鎖をつけるんだ」
魔法省も休みになった王太子の婚約者のお披露目当日。
エルは腰につけられたベルトから伸びる鎖をみながら言った。
「そこまで俺たちは極悪人なのか?」
ルルの視線も自分の鎖の先を見る。
エルとルルの鎖は1メートルほどの長さでゴルドのベルトにつながっていた。
「むしろ、将来の王太子妃を危険な目に遭わせたのに、そのお披露目の日に街に出る許可がもらえただけでもありがたいと思ってくれ」
許可が出るとは思っていなかったが、意外にもあっさりと許可が出た。
当然のように双子のお目付け役にされてしまったことで、もしや双子との関係を副団長に知られてしまったのでは、と内心びくつきながらも、
「で、どこに行くんだ?」
双子との関係を自分でも驚くくらいに受け入れているゴルドが尋ねる。
「もちろん王城」
「もちろん王太子の婚約者を見に行く」
エルとルルは顔を見合わせて頷く。
「それは……。王太子の婚約者を危険な目に遭わせたから、その罰として軟禁みたいになってるんだろうが……」
「見たいものは見たいんだよ」
「帽子を深く被っていたら俺たちが双子だって気づかれないよ」
「いやいや、そういう問題じゃなくてな」
お披露目の会場に行くとわかっていれば副団長も許可を出さなかったかもしれない。そう思うと胃が痛くなるゴルドだったが、
「はい、出発」
「行くよ、ゴルド」
エルとルルは因縁の王太子の婚約者のお披露目に行くとは思えないほど、はしゃいでいるように見えた。
それは当然のことで、2人の目当てはアシェルナオではなく、当然お披露目の場に出てくるはずのテュコだった。
テュコから手ひどく拒絶されたが、それだけで長年抱えていた思いが消えてしまうはずがなかった。
テュコへの思いはそのままで、テュコを独占しているアシェルナオへの羨望と嫉妬はエルとルルの中でまだ渦巻いていて、だからシーグフリードに厳命されている禁忌の魔道具を探査する道具の研究は進んでいなかった。
ただテュコを一目でも見たい。
拒絶されても諦めきれない思いが、お披露目の場に向かわせていた。
一応貴族であるエルとルルは、貴族席の後方に席を取ることができた。
長い待ち時間のあと、ヴァレリラルドに手を引かれたアシェルナオがバルコニーに登場した。
幸せそうにヴァレリラルドと微笑みあうアシェルナオにエルとルルの心は荒み、その後方に現れたテュコを見て心が躍った。
当分会えないのなら、テュコの姿を存分に目に焼き付けよう。
エルとルルが目を凝らしているうちに、風が強くなり、雨が落ち始めた。
ただの天気の急変ではない、何かの意志、それもよくないものを感じさせる異変に、
「何が起きてるんだ」
ゴルドが身構える。
風雨が激しくなり、尋常ならぬ事態をゴルドにしがみついて耐えていたエルとルルの耳に、風の音にまじって美しい歌声が聞こえた。
やがて風の音は消え、歌声だけが聞こえた。
ゆっくり顔をあげるエルとルルの目に飛び込んで来たのは、バルコニーでテュコとヴァレリラルドに両脇を支えられながら手を組み、歌声を響かせるアシェルナオだった。
なんという悠然。
なんという壮麗。
なんという圧巻。
美しくも心を打つ、澄んだ歌声。
上空には見る間に青空が広がり、再び届いた日差し以上に光輝く存在。
のほほんとしてるのに、自分のことより周りの人を真っ先に思い、胸を痛める愛し子。
愛し子の力が存分に発揮できるように王太子とともにアシェルナオの傍らに控えるテュコ。
そこには絶対的な信頼関係があった。
「初めから、張り合える相手じゃなかったんだなぁ」
「初めから叶わなかったんだなぁ」
「スタートラインにすら立ってなかったんだよなぁ」
「俺たち、とんだ道化者だ」
エルとルルはゴルドを挟んで乾いた笑い声をあげた。
「せめてもの迷惑料に、作ってやるか、ルル」
「ああ。あの、とんでもない正体を隠してるわりに抜けたところがあるナオ様を、俺たちも護ってやろうぜ、エル」
アシェルナオの歌声はエルとルルの妄執も消し去っていた。
※※※※※※※※※※※※※※※※
第4部がエルとルルからですみません。
ナオの歌でちょっとだけ改心したようです。
更新を休んでいるあいだも、いいね、エールをいただき、ありがとうございます。
おかげさまで戻ってこれました(。uωu))ペコリ
301
あなたにおすすめの小説
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
使用人と家族たちが過大評価しすぎて神認定されていた。
ふわりんしず。
BL
ちょっと勘とタイミングがいい主人公と
主人公を崇拝する使用人(人外)達の物語り
狂いに狂ったダンスを踊ろう。
▲▲▲
なんでも許せる方向けの物語り
人外(悪魔)たちが登場予定。モブ殺害あり、人間を悪魔に変える表現あり。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
俺がこんなにモテるのはおかしいだろ!? 〜魔法と弟を愛でたいだけなのに、なぜそんなに執着してくるんだ!!!〜
小屋瀬
BL
「兄さんは僕に守られてればいい。ずっと、僕の側にいたらいい。」
魔法高等学校入学式。自覚ありのブラコン、レイ−クレシスは、今日入学してくる大好きな弟との再会に心を踊らせていた。“これからは毎日弟を愛でながら、大好きな魔法制作に明け暮れる日々を過ごせる”そう思っていたレイに待ち受けていたのは、波乱万丈な毎日で―――
義弟からの激しい束縛、王子からの謎の執着、親友からの重い愛⋯俺はただ、普通に過ごしたいだけなのにーーー!!!
イケメンな先輩に猫のようだと可愛がられています。
ゆう
BL
八代秋(10月12日)
高校一年生 15歳
美術部
真面目な方
感情が乏しい
普通
独特な絵
短い癖っ毛の黒髪に黒目
七星礼矢(1月1日)
高校三年生 17歳
帰宅部
チャラい
イケメン
広く浅く
主人公に対してストーカー気質
サラサラの黒髪に黒目
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる