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第二章:変わる、代わる
184.あれはきっと魔法に
しおりを挟む『任命された魔物討伐が長期間になるかもしれない。念のため保存がきく食料を置いてあるが……そうだな』
最初はなにを言っているか分からなかったけれど、下手くそな絵もあって状況が飲み込めてきた。なにか用事があって部屋をあけるらしく、そのあいだの食料を用意してくれたみたいだ。量をみるに、何週間もかかる可能性がみてとれる。
もし、ルウトが裏切ったら。
もし、ルウトがいないあいだに人が来たら。
そんな不安に思わず床を見てしまったら、飾りひとつない腕輪を渡されたわ。なにかの拘束具かと思ったけど、私の様子を見たルウトが自分でつけてその凄さを教えてくれた。そのあとすぐに血を要求されたから、魔法が関係するのだと分かった。半信半疑でもう一度差し出された腕輪を鏡の前でつけてみたら、私の姿が消えてなくなって──ルウトは今まで魔法を使える道具を作っていたんだって分かった。
道具さえあれば、私も魔法が使える。
それが分かった瞬間、嬉しかったけれど、だからアイツラが私たちを囲っていた理由も分かって、逃げられないとも思ってしまった。
馬鹿よね。
ルウトは何枚も絵を書いて警告してくれた。腕輪を使い過ぎるのは危険で、トラブルが起きたときに使うものだって教えてくれたのに……私はその腕輪をずっとつけて過ごしていた。
ルウトが部屋をでてひと月ぐらい経ったころかしら。
孤独って怖いわね。食べ物がなくなっていくのも、怖いわ。ひもじいのってみじめになるのよ。自分でなにか調達することもできなくて、見つかったらなにされるか分からなくて……いっそこのまま死んでしまったほうが楽だと思ったわ。
でも悠斗のことを諦められなくて生きて帰りたくて……だから、部屋を出た。
あっけないものよ。すぐ見つかったわ。食料を探すって行っても見取り図なんてもってないし、体力もないもの。腕輪のおかげで歩き回れたほうではあるけど──
「私の魔力が尽きたのが先だったわ」
──魔力。
聞き慣れない言葉に梓は顔をあげて、ふと違和感に気がつく。何かがおかしい。
夢の魔法が原因だ。
それは分かるのに、麗巳の話を聞き始めてから浮かんだ映像を見ているだけだったはずが、途中で麗美のようになっていたのは何故だろう。麗巳の話を聞いていたはずなのに、浮かぶ映像はすべて麗巳視点のもので──何かがおかしい。身体ごと転移していたときとなにかが違う。
麗巳には映像が見えていなかったようだ。ずっと、梓にだけ見えて──聞こえていたのだろう。
麗巳が聞こえなかった会話の意味を伝えるのは、できなかった。
目の前にいる麗巳は、病的に思えるほど細い身体なうえ顔色は悪く、弱り切っているのが見てとれる。会話を遮った瞬間、糸が切れて倒れてしまいそうだ。
その姿に意識を集中していると、映像は目の前に現れた。麗巳の視点で見るものではなく、麗巳とそのときいる人や光景が映し出される。過去の麗巳と現在の麗美が見えて──声が重なる。
「捕まってからは24時間監視がついたわ」
『ええ?神子ってほんとにこの子が神子?いや、大事にしなきゃいけないのになんでこんなボロボロ?まず服を着替えさせてご飯食べさせてあげましょうよ』
「監視に選ばれたのはアイツらの仲間だけど、下っ端って感じの男。小さな子に接するみたいに私を世話していたわ」
浮かんでくる映像に映し出されるのは──今とは少し雰囲気が違うとはいえ、アランだった。
『神子っていっても見れば見るほど普通の人間だよなあ。俺に懐いてくれてる子もそうだし』
『殿下、いったい何をされていたんですか?』
『神子との子供は王族の義務だ』
『義務……だとしても神子は人と交わって問題はないのですか?……ひどく衰弱しているようにみえますが』
『お前も黙って義務を果たせ』
『……君からも話を聞けたらいいんだけどね。子を成す行為が神子にとって身体的に負担がかかるのなら短命だということも納得だ。ああそうだもう一人の神子に会わせてみようかな……?同族ならなにかしら良い影響があるかもしれない』
言葉の通じない別の存在でしかなかった神子、子をなす行為が当たり前に求められ違和感を抱くことのない価値観。
それが10年と少し前には当たり前だったことに、恐ろしさを覚える。
彼らにはそのときの神子の気持ちが分かるはずないだろう。けれど理解はできたはずだ。根本的に価値観が違うとはいえ、神子は嫌がって抵抗をしていた。それは言葉が通じずとも分かったはずなのに、続けてきたのは──その人の意思だ。
「弱ってる私を見かねたのか、人目を避けてあの子……伊織に会わせてくれたわ。そんなことが何度も続いて……部屋の外……城のなかだけど、外に出ることもあった。」
『麗巳!麗巳……そんな……でも、でも大丈夫よ。ちゃんとご飯を食べて、ね』
『ほら、綺麗なお花でしょう?あの子たちが教えてくれたの』
そう言って麗巳の手をひく伊織の表情は優しい。麗巳が脱走した日に見せた顔を思い出せば穏やかで、もしかしたら、いま男の神子と過ごしているリリアたちのようにその環境に満足しているのかもしれない。
映像を見ているだけでは分からない。
けれど、あの子たちというのが誰か分かって梓は顔を歪める。
伊織が茂みのほうに視線を向ければ、そこには小さな子供が3人いた。言葉が分からずとも伊織の手招きで言いたいことは伝わったのだろう。けれど緊張しているのか顔を少しのぞかせただけで、姿を現すことはなかった。好奇心に満ちたキラキラとした瞳。
以前、麗巳が話してくれたことを思い出す。
面影が残る少年たち──シェント、ウィド……それに、フランだ。
『あなたも世界を救う力を持った神子なんだよね?』
『僕たちもね、将来大きくなったら兄さんたちみたいに魔物を倒すんだ』
『神子様に認められるように頑張るから!』
「そんな……大きく変わらない日常が、続いたわ。あの子たちが懐いてくれていたのは知っていたけれど、アイツラと変わらないはずよ。アイツラだって大きくなれば私たちから当然のように搾取するようになる」
『神子様、ご飯食べてないんじゃないかなって思って……よかったら、どうぞ』
『私ね、あの人から言葉を教えてもらっているの。ちょっとでも知りたくて……』
『いつになったら神子は孕む』
「……生理がこなくなったことに気がついたときは、絶望したわ。そんなときでもね、アイツは私を抱こうとして……また逃げたのよ。最悪よ?また、逃げられなかった。そのうえシェントに見られてしまったわ。アイツはシェントの肉親かなにかだったんじゃない?アイツ、泣き叫んで床にへばりつく私を引っ張っていたのに、シェントを見た瞬間、嗤えるぐらい動揺したのよ……ほんと笑えた」
握っていた手が握り返される。
歯を食いしばる梓を見て麗巳は力なく笑みを作るだけだ。
「子供は生んだわ……生むしかなかった。もう、どうでもよかったのよ。伊織たちが見舞いに来てくれたけれど、本当に、どうでもよかった」
『麗巳……子供は女の子だって。城の人がお世話をしてくれるって』
『神子はやっぱり生殖すると力を失うのかな?そうと分かってたら殿下たちも聞き分けてくれただろうに』
『お願い麗巳、生きて』
『……俺もこの子がよかったな』
思いがけない言葉にズキリと心が痛んで、叫ぶ代わりに涙が頬を伝う。
そんな言葉を間近に聞いた伊織は、もっと、傷ついただろう。伊織が言葉を習って知りたかったのはアランのことだったらしい。信じられないといったばかりに見開いた目が、涙をためて落とすのはすぐだった。
「そしてその日、伊織は……自殺した」
想い人からの残酷な言葉に傷ついた故だろう。
そう思うのに、ひっかかってしまう。あの日、麗巳が血だらけだったのは──疑問は映像を浮かばせて、知りたくない答えを連れてくる。
『……伊織?』
『麗巳……私、酷いよね』
『忘れ物……?アイツは』
『アイツじゃないわ。あの人はアランって言うの。そんなことも知らなかったのね……あなたは本当に、残酷な人』
『……伊織』
『そして私はね、最悪な女。起きてくれてありがとう。おかげで私は今度こそ間違えなかったわ』
「いま、なんて言ったの?もしかして……今の、この国の言葉……伊織?」
『ごめんね、麗巳。麗巳はずっと私に忠告してくれてたのにごめんね。もう、疲れちゃった』
笑った伊織は持っていたナイフで自分のお腹を刺した。麗巳は呆然とその光景を見るしかできず、伊織が床に倒れ込んではじめて身体を動かすことができた。白いワンピースが、赤い血で染まっていく。ナイフの柄を握り締める手に触れるも手当の仕方が分からずただ赤く濡れるだけだ。笑う伊織の顔はそのまま力なくなっていって、最後は動かなくなり──
そして夢で見た光景に繋がる。
事件が終わってからも続く声は、今まで覗き見してしまったものだ。
『可愛い子。なぁんにも知らないで、あははっ!本当に可愛い。長い髪で女の子みたいね……アンタでもよかったじゃない』
『私は謝らないわ。もしあの瞬間に戻ったら私は絶対にまたあいつらを殺してやる。死んで当然……そうよ、当然なのよ』
『近寄らないで。あいつらの子供なんて見たくもない』
子供を抱くシェントに恨み言を吐く麗巳の声が、突き刺さる。
傷つくのを恐れてばかりのくせに、欲しがってばかりいるのは、救いようがない。
分かっているのに、もう知りたくなかった。こんな、辛いだけの話を聞くのはもう嫌だ。目を背けてしまいたい。そう願うのに、映像は次々に浮かんでくる。
『帰って来ないと思ったらこんなところで拷問されてたとか笑い話ね』
『お前……会話が……』
『神と呼ばれる存在に会って魔法を使えるようになったのよ。面倒だから話せるようにもね──便利なものだわ。思う通りにことが進む。アイツラも殺してやって最高の気分よ。あなたも馬鹿ねえ。私のことさっさと吐いてしまえばよかったのに……あら?でもおかしいわね。あなたは私を匿ってるって疑われて拷問されたんでしょう?なんでアイツラは部屋に入って来なかったのかしら』
『俺の部屋は、もともと、内側からしか開かないように、魔法をかけている。いくつか魔法具もしかけてあるから……すぐに突入とまではいかなかったんだろう。それよりも俺が作った鍵のほうが問題だった、ようだ』
誰も辿りつけない場所につなげるための鍵。
城の人間はルトがそれを作っていたことを知り、姿を消した麗巳はルトの部屋かこの鍵を使った場所のどちらかだと捜索が行われたらしい。その仕組みと解除の仕方を吐かせるべく行われた拷問は、部屋に置いた食料が尽きてしまうほど続き──解放されたのは事件が終わったあとのようだ。
そして鍵の話を聞いた麗巳に追加で鍵を作るように命じられ、それが終わったあと、城から追放される。
『俺はあまりにも考えなしだった』
『あなたはこの城にいるべきじゃないわ……いてほしくない。さようなら、悠斗』
後悔に表情を曇らせるルトの後ろ姿を見送った麗巳は、ひとり呟き、城に戻る。
そして神子召喚が5年周期でほぼ自動的に行われるものだと知って、なんとか止めようと抗う日々は無常に過ぎていく。
『え、や、やだなにこれ。浩平』
『お、俺も分からねえけど、と、とりあえず後ろに隠れとけって』
『え、え?いや、なにこれ』
「私がしたことは無駄だったわ。八重と相本、嘉穂が召喚された。そして次には美海たち……もう諦めたわ。私にできることはここに連れてこられた子たちがせめて安全に暮らせるように……奪われた分だけなんでもできるようにするだけ」
低く呟いた声を最後に浮かんでいた映像が消えて、麗巳の顔がよく見える。
声なく泣いていた麗巳は視線が合った梓に気がつくと、儚く微笑んだ。
「ぜんぶ、見れたのかしら?」
麗巳と同じように泣き続ける梓の手を、麗巳は優しく撫でる。シルクの感触。
ああ、ルトと美海の声が聞こえてくるようだ。
「事件のあとも、血を渡していたんですか?」
「あら?ふふ、よかった。ちゃんと聞けるようになったのね。泣いて逃げちゃうかと思ったわ」
「逃げたいけど、逃げたくない、です」
「そう、そうよね……血を使うときもあるわよ。でもね、効率良い方法だって選ぶわよ。テイルとの関係、知っているでしょう?」
テイルとの関係。
それで思い出すのは花の間に聞こえてきた生々しい情事の声だ。
「あいつの瞳がね、アイツにそっくりなのよ。魔力を奪うときすっごく嫌そうな顔をするのよ。とっても可哀想で……あはは、ざまあみろよ。だからこれは……ただの趣味みたいなものよ。ああ、安心して頂戴。美海が泣くからもうしてないわ」
シルクのグローブを脱いだ麗巳は梓を安心させるためとでもいうように微笑む。指先をナイフで傷つけていたときとは違い、手首に残った跡が痛々しい。
「城の中にいるのにずっと手袋していたらおかしいでしょう?そしたらおかしく思えない恰好をすればいいって美海が提案してくれたのよね。ドレスも、グローブも、ぜんぶ美海の手作り。あの子、凄いわよね」
「……はい」
「私だけが着ていたらおかしいでしょうって言ったら、自分も着るって言ってもう、ほんとに」
クスクス笑う声が、途切れる。
時間が止まったように表情を固めて、動かなくて。
「他国に行った神子は嘉穂さんっていう女性だったんですね……今どこにいるかご存じですか?」
「それは知らないわ。ここを出てしまったら助ける術はないって言ったけれど、出て行ったのよ。出ていけたの……私に止めることはできなかったわ」
話しかけるたび顔をあげて話す麗巳に、聞かなければならないことを聞いておく。必要なことだとお互い分かっていても苦しいことに間違いはなく、傷つけあうような時間だ。
意味があったと思えるのはこれからにかかっているだろう。
けれど、すべてを話し終わった麗巳は憑き物が落ちたような顔をしていて……それだけは救いだった。
涙の枯れた2人は互いを見て力なく微笑む。
バトンタッチ。
言葉にしなくとも伝わったのだろう。麗巳が梓を見て顔をくしゃりと歪ませる。その姿が、一瞬、伊織と重なった。
「私は、もうこれ以上なにも知りたくないのよ。私は酷い女よ。死にたくてしょうがないのに死ねなくて、伊織の姿を借りて生きてきた。この城の奴らが伊織を忘れるのが許せなくて始めたことなのに、私は」
「……誰も傷つけずに生きていくなんて、無理ですよ」
「ふふ、そうなのよね。ふふ」
自分を消してしまいたい気持ちはよく分かる。傷つけてしまいたい気持ちも……けれど、どこかでそれはしょうがないものになってしまう。
「ごめんなさい、梓」
突然の謝罪に、梓はふと神と呼ばれる存在と接触した日のことを思い出した。ああ、きっと間違いじゃない。
罪を聞いてと言う前に、麗巳は言っていた。
「絶望してしまえばいい……奪われる辛さを思い知ればいい。あのとき、私はそう願ったのよ。心から願ったわ。ねえ、梓。あれはきっと魔法になったわ。思い知ればいいと、強く強く願ったの。だから……ごめんなさい。あなたも失うことになるわ」
嗚咽をあげる麗巳が見ていられず、梓は小さな身体を抱きしめる。
腕の中すすり泣く麗巳はずっと思い悩んでいたのだろう。以前口にしていたこの城の人間の変化を見たとき、どんな気持ちだっただろう。
「大丈夫……大丈夫ですよ、麗巳さん」
分からない。
けれど夢に見た泣き叫ぶ血だらけの少女が、腕の中、思い上がりでなければ安心して泣いている。
大丈夫。
大丈夫、ここで起きたことは──
優しい声が、どこかで聞こえた気がした。
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