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第二章:変わる、代わる

180.いいわけ

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部屋に戻ってからというもの、これまでにあったことが頭の中をぐるぐると回って何をしていてもぼおっとしてしまう。食事をしていても入浴していても、浮かぶたくさんの出来事は選択を迫っているようだった。
知りたいこと、知りたくないこと、したいこと、したくなくてもしなければならないこと、出来ること、出来ないこと──間違いないのは、どこかで折り合いをつけなければならないということだ。

(私は、いま)

ジウの問いかけが、頭の中を静かにする。
そして浮かんだ最初の願いの愚かさに、梓はベッドから身体を起こした。冷たい空気が満ちる、静かな夜。バクバクと脈打つ大きな心臓の音が不釣り合いで、一瞬、夢か現実か分からなくなってしまう。
けれど耳を澄ませば聞こえてくる時計の音も、落ち着いていく心臓の音も、肩を冷やす空気の冷たさも──すべてが現実だと教えてくれる。
冷静さを取り戻すにはうってつけの時間だった。
もう言い訳もそれらしい理由だって作れるが、まず、愚かな願いは却下してしまう。簡単だ。なにせもっと優先すべきことはたくさんあるし、たくさんの出来事からそれを選ぶ理由なんてあるわけがない。

何故。

たくさんの出来事がそう問いかけてくる静かな夜。
早く眩しい太陽が見たかった。
梓は布団にくるまると、祈るようにぎゅっと強く目を閉じる。






















──音がした。


月さえ見えない暗い夜のなか、ひとり静かに過ごしていたら思わぬ来客だ。最近はこういうことがなかったせいか油断していた。どうやらすでに部屋へ侵入しているらしい。
音を殺し立ち上がりながら、机のうえに置いてあったナイフを手に取って階段をのぼる。
おかしなことに侵入者は部屋を漁るどころかこちらを警戒もしていないらしい。ドアの隙間から中をうかがって見えたのは、ベッドのうえにいる誰か……もしくは、何かだ。侵入者は何故か布団をかぶった状態で動かない。意識をそらすための細工かと思ったがそうでもないようで──

「あ」

──気の抜けた声が聞こえた。
たまらず声が出たとでもいうような、呟き。自分で声をだしたくせに驚いたのか、身体が動いて頭からかぶっていた布団が落ちていった。長い髪が広がって、小さな背中が見える。見慣れなく思うのは寝巻のせいだろう。寒い部屋に似合わない薄着で、以前見た服装と違って身体の線がよく見える。
見てはいけないものを見てしまったような錯覚に陥るのは、ビクリとはねた身体が後ろ姿のまま固まったせいだろう。どうやら向こうもこちらのことに気がついたようだ。おかしなことだ。


「なぜここにいる」
「ルトさん」


驚いているわりに、後ろにいたのが誰なのか分かっていたらしい。夜目がきくにしても、月のない夜、初めてきたばかりの部屋の主がなぜ分かったのだろう。
振り返ると同時に名前を呼んだ梓に、ルトは目を細めた。
次にここへ来るときは1人で来るなと言っておいた。1人で来るぐらいなら指輪で済ませろと、確かに言ったはずだ。それなのに何故か深夜に、自室のベッドのなか、無防備にへたりこんで見上げてくる。

(人の気も知らず)

舌打ちしたくなるが、溜め息にとどめておく。けれどそれさえも怯えさせるものだったらしい。悲しげにもみえる表情は最後に見たものと似ていて、嫌なことを続けて思い出してしまう。
ルトの顔を見て梓もなにか思うところがあったらしい。自分を抱きしめている手に力をこめて否定するように頭を振った。


「すみません、来るつもりじゃなかったんです。私」


震えた声。続けて言おうとしただろう言葉を飲みこんでぎゅっと目を閉じる。
梓はこの場所に──ルトの部屋に来てしまう前と同じことをしてみるが、それでも、帰れない。


「魔法が暴走したのか?……それとも神子ゆえの力か?だがなぜ俺のところに来る?」


人の気も知らないでルトは祈りの検証のときと同じように興味深そうに考え始める。
五月蠅い、馬鹿。
そんな言葉は口に出されない代わり梓の顔を恨めし気に変えてしまう。


「もしや指輪に残したお前の魔力に引き寄せられた……?そもそもどうやってだ?樹。いまのはなんだ」
「……自分で考えもしないで最初から人に頼るような人には教えません」
「俺なりには考えたんだが、それもそうだな……だがこれだけは聞かせてくれ。魔法が暴走したわけではないんだな?」
「……はい。でも、別に、私が使おうと思って使ったわけじゃないので、ある意味暴走かもしれませんが」
「どっちだ……だが、基本的に魔法は使える系統が決まっている。正確には使いやすい系統だろうがな。それに見合う魔力が足るかどうかでも話は変わってくるが……お前が使える魔法は転移というものか?」


話している間にも自分の部屋に帰るため魔法を使おうとしていた梓は、違和感にルトを見てしまう。黒い瞳がじっと梓を見ていて、たまらず視線を逸らす。


「転移というものって」
「自分が望む場所へ行けるというものだ。神子の召喚とは違うが、同じようにふたつとない魔法だ」


ドキリとして、固まる。
自分が望む場所。神子の召喚。
ぐらぐら揺れる言葉がまた梓に何故と問うてきて──ギィ、と床が軋む音が聞こえる。



「なにか知りたいことでもあるのか。俺のところに来たということは、そういうことだろう」



近くで聞こえた声。
顔をあげることができたのは心を冷やす言葉が降ってきたおかげだろう。周りが見えなくなるぐらい夢中になって考え出す姿は変わらない。人の気も知らないで……ああそうだ、関係ないのだ。なにせルトは罪滅ぼしのため、祈りの検証のため、魔物を討伐するために協力しているだけなのだから。
冷静になってしまえば、なんてことのない話だ。


「はい、知りたいことがありました。でも改めます。今度はちゃんと、シェントさんと来ますから」
「シェント?……ああ、あいつだったのか。向き合いたい人たちというのは」
「あのときとはちょっと事情が違いますけど、そうですね。シェントさんは夫ですし」
「どういうことだ?」
「ルトさんに関係ないことです……すみません。もうちょっとだけ、自分の部屋に帰れるまでここにいさせてくだ「何故だ」


喋れば喋るほど目の前の人を傷つけたくなるような、傷つきたくなるような最悪な気持ちになってしまう。言わなくてもいいことを言ってしまって、ああけれど、もしかしたらこれも魔法のせいかもしれない。

(ああ、本当に、言い訳は簡単に次から次へとでてくる)

目の前に立っていたルトが床に膝をついて目線を合わせてくる。黒い瞳はシェントを思い出させ、ルトが何故と再び聞けば非難されているようにも感じる。

(違う、シェントさんのせいにしたいんじゃない。私のせいだ。私だ。だって私が)

早く部屋に戻りたいと願って目を閉じるしかない。なにも見なければいい。気がつかないふりをすればいい。
それなのに暗闇越しに感じるルトのことが気になってしまう。ルトが机に置いていただろう灯りをつけてしまうから、なおさらその姿を強く感じてしまう。


「魔法の暴走ではないが暴走でもあると言う。それならお前は知りたくないが知るべきだと思っているんだろう。その答えを俺が知っているとふんで俺のところに来たのだったら──イールかシェントか?それとも、彼女に直接話でも聞いたか?」


嫌な人だ。
考えもしない人が嫌いというだけあって、答えなくても勝手に話を進めて行く。秘密を暴こうとする姿は確かに無遠慮で、ああ、本当に嫌になる。


「……全部じゃないです。でも全員から少しずつ教えてもらって私は……あなたがずっと言う罪滅ぼしっていうのが、気になって」
「言っただろう「違う」


冷静に話し続ける声に我慢ができなくなって顔をあげる。
なにをそんなに驚くのかルトは目を見開いていて、人の気も知らないで、目を逸らすこともせず、じっと見てくる。


「多分こうだろうなって思うことがたくさんあるけど……そうじゃなくって、あなたのことが知りたかったんです。あなたから直接教えてほしかった。魔物を根絶やしにするって、そこまで強く願ってる理由も知りたかったし、祈りの検証のことだって魔法のことだって気になったけど、あなたの言う罪が……麗巳さんは、あなたがいなかったら私はここにいないって、あなたがいたからあの子は1人で安らかに亡くなることができたって……感謝してるって言っていました。あなたの罪は、なに……?」


あの日、逃げたことに向き合いたい。
言い訳だ。
ルトの口から出てきた知りたくなかった話に自分の気持ちに蓋をした。
言い訳だ。

ああでもそのおかげでルトはまんまと食いついている。
ルトは納得したように頷くと話し出す。


「あのころ俺の仕事は魔法具を作るのが主だった仕事だった。聖騎士というのは俺にとって、作った魔法具をこの国のために使っていく過程でついただけの称号だ。聖騎士という役割に与えられたある種の特権ともいえる制度を知らず、考えもせず、部屋にこもって研究ばかりしていた。
魔力の源を持った神子という異なる存在の力を知ったのは、彼女が俺の部屋に来たときだ──いま思えば逃げてきたときだったんだろうな。お前らはこう言われると不愉快だろうが、この世界に住む者にとって神子は同じ人間ではなく、異なる存在だ。それが女や男という人間の形になって現れた、別次元の存在。もっといえば意思の疎通さえ可能な知能を持った生命体だ。異なる言語を話す、同じ形をした、俺たちとは違う存在。それと一緒に過ごすということに対して畏むべき存在として扱ったり飼うという意識であったり女として見たり道具として扱ったり様々だったようだ」


嫌な話ばかりだ。
同じ形をした違う存在。
今もそう思われているのだろうか。そう思って、嗤ってしまう。


「……ルトさんは」
「俺は彼女を神子という道具として利用していた」
「……でもあなたは、殺されなかった」
「血を貰うぐらいならいいと判断したんだろう」
「血?」


突拍子もない言葉に瞬いて、黒い瞳を見ていたら、ああそうかと思い至る。


「神子自身が魔力そのもの。その血でも、そっか」


濡れた口づけで移った魔力を思い出せば、納得するしかない。そりゃそうだ。献血で義務が果たせるならそっちを選ぶ。献血。
そんな解決策もあったのかと梓は笑ってしまった。果たしてルト以外に献血で問題ないとする聖騎士がいるかは謎だが、それで済むことでもあるのだ。一緒にいるだけで足りないのなら、それでもよかったのだ。それなら何故、麗巳に殺された人たちはわざわざ無理強いまでしたんだろうか。それこそ同じ人間ではないという別の存在に何故、わざわざ。
非難めいた視線に勘づくものでもあったのか、ルトも苦く笑う。


「お前らは愛がというが……この世界で過ごしてきて分かってきただろう。子供を産むことは誉で、そうでなければ魔物との戦いに敗れて待つのは滅びだ。そもそも、愛などという言葉がこの国に広まったのはお前たちと言葉が通じるようになってからだ」
「魔力、ちょうだい」
「それに……なんだ?」


脈絡のない静かな願いにルトは聞き返すが、梓は泣きそうなほど歪めていた顔を消した代わりに、下手な笑みを浮かべて否定しない。


「帰ります。だから、そのための魔力をください」


端的な言葉に納得してしまう。
言い訳だ。
先ほど言っていたことだ。シェントとまた来ると、ここに来たのは心から望んだことじゃなかったと。
言い訳だ。

見下ろしてくる茶色の瞳はルトを見て離れない。
少し遠い。
ベッドに手をつけば大袈裟なほどベッドが軋んでしまう。灯りが遮られたせいで梓の顔に影ができて、間近に見えるのに考えていることが分からない。
髪が額に触れる。白い吐息が見えた気がしたが、それよりも伝わってくる震えに、細められた茶色の瞳に、触れた唇に……意識が奪われる。柔らかく沈んで、触れた冷たい肌が心臓を慌てさせる。吐息が優しく温めはするけれど、それはすぐに終わってしまった。



「……向き合いたい人がいるって言ったとき怒ったのって、なんで?」



ハッとしたときには胸をおされて突き放される。
強い力ではなかったのに、あれほど近くに感じた温もりが離れてしまった。泣いているのか怒っているのか分からない顔が、笑みを作ろうとしている。
目が離せない。


「私はあなたのことが知りたかったの……なんにも思わない?私はこういうこと、誰とでもしたくない」


使える魔法は正直だ。特に、暴走してしまうほど使ってしまえる魔法は、術者の心をよく表す。


「神子のこともこれまでのことも事件のこともこれからのことも全部に関わる人だからとか、なんでも言えます。だってそうだもん!でも他の問題だって、ほかの、しなきゃいけないこととかもそうですし」


それでもルトに会いに来た。
結局、それが願いで。



「……私、あなたが欲しい」



なんて愚かな願い。
理屈ではそうじゃないと分かっていてもルトの罪が、もし、麗巳たちを無理強いするものなら決して許せなかった。血を提供することがマシだったとはいえ環境を思えば怖かったことだろう。それなのに、それならいいだなんて、よかったなんて、思ってしまった最悪な自分が許せない。
それでもあの日──伸ばせなかった手を伸ばせるいいわけができて、泣いてしまう。触れた唇に高鳴る胸が、満たされるように震えた心が言い訳を許さない。
だからこそ、見つめてくる黒い瞳に心臓がズキズキと痛んで泣くのを止められない。

(シェントさんが大好き。でもほかの人も、夫が必要)

打算に満ちた考えは、不愉快に眉を寄せていたこの世界の男女のありかたと同じだ。一致しているのだからなんの問題もないはずなのに、うまく割り切ることができなくて。


「夫を選ぶ必要があるんです。私は……シェントさんを愛しています。でも、それでも夫が必要で……選べるのなら、あなたが欲しい」


最悪な口説き文句は最悪なこの状況にお似合いだ。
ああ、早く魔法が使えたらいい。早く、答えをくれたらいい。そうしたら部屋に帰れるはずで──



「いいだろう」



──それなのに、聞こえてきたのは思いがけない返事だ。
脈絡ない話をし続けたせいで、ルトがどれに返事をしたのか分からない。話の流れからして夫になることを了承したように思うが、分からない。


「いいって、なにが?」
「……何を言っている?お前がいま言ったことだろう。それとも俺を夫にしたいというのは冗談かなにかか?俺は冗談が好きではない」
「そうじゃなくて、私の夫になるって、本気ですか?私いま、すっごく酷いこと言ってるんですよ。だって」


テイルの冷たい声を思い出す。
当然の反応だった。
だから今回もそうだと思ったのに。


「シェントを愛しているが夫は他にも必要で、俺は条件に適うから夫に欲しいという話だろう?なにか問題があるか?」
「いや、だから問題だらけじゃ」
「お前は俺を、俺はお前を手に入れられる。お前がいうその想いとやらの程度が違えどそれは変わらんだろう。お前こそ分かっているのか?俺は強く子供を望んではいないが、お前の夫になれるのなら俺はお前を抱く」


ずるい。
恥じらいなく真っ直ぐ気持ちを口にして、打算なく追い詰めてくる。
頬に伝った涙を拭う指の感触が、あの日を思い出させる。自分から伸ばした手は指先がようやくルトの頬に触れるぐらいだった。口づけに夢中になってしまった、短い時間。
今は梓の頬にルトの指先が触れていて。


「……お前に触れる言い訳が欲しい。それが夫ならそれでなんの問題もない……口づけてもいいか?」
「っ!その、だから……ぅあ」
「なにがそんなにお前を泣かせることになる?……愛だのなんだのか。だが、そうだな。確かに俺はお前の言っていた向き合いたい人とやらが面白くなかった。お前との口づけを止めてしまえるぐらいには不愉快だった」
「だかっ、だからやっぱり、こういうのって凄く不誠実だし、おかしいことっ、だから」
「そんな悪しざまに言うことか?分からんが……それならそう思おうと構わない。好きにしろ……樹」


愛が分からないというくせに不愉快であるのなら似た感覚はちゃんとあるのだ。それが分かってまた感情がゴチャゴチャになってしまうが、ルトは眉をひそめて溜め息を吐くだけだ。本人はそれでいいかもしれないが、間違っている。


「ルトさんわだし、樹っていうのは名字で、名前は梓って言うんです、だから樹じゃなくって、お前でもなくって」
「どういうことだ」
「梓って呼んでください゛」
「梓」


ことあるごとにお前と言って、樹と呼ぶことも少ない。それなのに口に出して言えば、ちゃんと、守ってくれる。


「確認だが、俺はお前の夫ということでいいんだな?」
「ううっ」
「梓。それで?お前は俺が欲しいのか、欲しくないのかどっちだ」


真っすぐすぎる言葉はときに誤解を招くものの嘘は言わず、真面目で頑固で扱いずらいうえ面倒とはいえ、ことあるごとに、ちゃんと確認をとってくれた。
梓という存在を無視せず向き合っていた。


「あなたを欲しがってもいい、言い訳が欲しかったの」
「ちゃんと言え」
「ルトさん、あなたが欲しい」


目を瞑って泣かないでいれたのは、よく言えたとばかりに唇をつりあげているくせに、嬉しそうに目を細める顔が見えたからだろう。目が奪われていたら瞬いた瞳が恥じらうようにそれて、赤い頬。
ふと思い出すのはルトにしたお願いだ。

(そういえばあのときルトさんが顔を真っ赤にしたのって、この世界の殺し文句のようなことを言っちゃったからなんだよな……)

あのときは知らなかった答えが、ずいぶん遠くにきてようやく分かったいま、ああもっと早くに理由を聞けばよかったと思わせる。
でも、これからできるのだ。


「顔、真っ赤」
「言われずとも分かっている。それで?口づけていいか」
「……分かんないの?」
「分からん。どうせまだ迷っているんだろう。そのくせ安心しきってるんだから面倒な女だ」


ずるい心はお見通しらしい。ああでも、それなら今のこの気持ちも分かってほしい。ああ、でも──熱くなっていく指先に誘われて、梓はルトに口づける。

伝わってきた驚きに感じた優越感はすぐに消えてしまった。

熱い吐息が、指先が、身体を抱きしめた腕が……ちいさな余裕を溶かしてドロドロに変えていく。濡れた感触にぞくりとして見悶えても、もう逃げる場所もない。

明かりが、消える。




「後ろ暗いことでもするとしよう」




暗闇のなか囁いた声がベッドに隠れた。









 
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