狂った勇者が望んだこと

夕露

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第二章 旅

97.「ごめんね待たせたね」

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「よし、完璧。んじゃ」
「いや、待って?」

用意が出来て立ち上がった瞬間ロウに止められる。強い力のせいでこけそうになった。睨んでみてもまるで効果がないようで手を離そうとしない。
まあ、確かに急に起きた奴が数十秒後に部屋を出て行こうとしたら止めるか。しかも見た目なにも持っていない状態だから、これでこの国出ようってんなら、ロウたちだけじゃなくて他の人も止めるだろう。この世界の基準じゃ普通に不審者だしな。
私の荷物はすべてポーチについている四次元ポケットに収納している。だから荷物をまとめるもなにも、そもそも手ぶら状態だったからしたことといえばローブを羽織りなおして身なりを整えたぐらいだ。今更ながらこの四次元ポケットすごい便利。
そこでふっと、欲しい欲しいと言っていた男を思い出した。
……便利なものって結構危ないものだし、こういう機能がついてるって他の人にバレないようにしておこう。
だってこれなんでも入る。入り口になっているポーチの大きさに入るもの限定だけど、重さは関係ない。取り出したい物があれば手で探って欲しいものを考えるだけでいい。
これって――


「ってかリーシェまじでどこ行くんだよ」


呆れたディオの声にはっとする。
顔を上げれば被っていたローブがはらりと落ちてしまった。これは巻き方も研究しないといけない。
とりあえずブーブー文句を垂れるディオに応える。

「とりあえずここ出る感じ。場所はおいおい」
「えっと、リーシェさん。ここを出る前に色々と話しておきたいことがあるのですが……」
「そうだぜー?聞いといたほうが得だぜー?で、なんの話し?」
「それにここには貴重な文献もあるんだよ?リーシェには絶対に役立つと思うんだけどなー?」
「ロウ。それは初耳なんですが」
「ラスには言ってなかったからねー」

ローブを拾いついでにポーチを固定しながらどうしたものかと考える。ラスさんと情報交換はしたい。ラスさんならロウとディオよりスムーズに話が進むだろう。
それに私が欲しい答えのヒントをくれると言ったロウが言う、私の役に立つ貴重な文献というのにも興味がひかれる。

「リーシェはなんで急にここを離れたくなったの?」
「折角リガーザニア行くの止めてこっちに来たのにさー金も多めに渡したし-」
「……勘。なんか嫌な予感がしたんで。……あー、悪かった。ここを出る前にまず色々片付けよう」

双子が鬱陶しい感じに前のめりになってきたこともあって観念する。さっさと気持ちを切り替えてラスさんと向き合った。
そういえばちゃんと挨拶もしてなかったわ。

「ラスさんお久しぶりです。挨拶もろくにできていなくてすみません。ご存じのようにあの国で色々やらかしまして、サクとしては死んだ身です。いまはリーシェと名乗っています」
「あのときはなにも出来なくて申し訳ありません……リーシェさん」
「俺が行くなって言ったからだろー?俺が止めなかったらコイツ危なかったぜー?」
「ディオ」
「はいはい、すみません」

どうやら知らないところで大いに心配かけていたらしい。というかラスさんたちはあのときどこに居たんだろう。ザルな警備とはいえ城の周りは普段から兵士がいる状態だ。あの日は勇者召喚ともあって、そうとは知らない人も含め多くの兵士が配置されていただろうに。

「ラスさんはロウとディオとこれまでずっと一緒に?」
「はい。私たちは――私は勇者召喚をなくすために闇の者について調べ旅をしています。……勇者召喚は多くの人に知られ当たり前となり、望まれ過ぎた。オルヴェンに住む者共通の願いとなって存在している。魔法は願いです。実行する魔力は別に要するとはいえ、有り続けるための魔力には事欠かない状態なんです」

勇者召喚をなくすために闇の者について調べるなんてまどろっこしいことをしてるなと思ったらそういうことか。そうか。私が梅にかけた魔法を維持するのに魔力を使うように、勇者召喚も維持するのに魔力が必要なのか。……維持するのに魔力が必要、となると形があるはずだ。ソレはなんだろう。

「勇者召喚ってどうやって行われるんですか?あのとき召喚される場所には特にそれらしいものはなかったんですが」
「……勇者召喚は文様に膨大な魔力を流し込むことによって完成されます。その文様はフィラル王国筆頭魔導師に受け継がれているようです。他国への流出を防ぐため勇者召喚の儀式のときでさえ文様を見せないようにしていますね。参加者がソレと思って目にしているのはくだらない遊びのための文様。あのようなパフォーマンスに彼らはなにを求めて……っ」
「ラスさん?」

歯がみするラスさんを呼べば、ラスさんはなんともいえないぎこちない笑みを浮かべて口を閉じた。代わりに話し出したのは私の手をそれぞれ握っていた双子だ。

「ラスは見てのとおり頭でっかちで責任感強くて、まあ融通きかねえからさ?俺らがフォローしてやってるってわけ」
「ラスは真面目で馬鹿で暗いけどいい奴だと思うし面白いからね」
「お前ら何様なんだ……」
「リーシェも面白いよ?」
「リーシェも面白いぜ?」
「そこはどうでもいいわ」

にっこり、にこにこ笑う双子を見下ろしてどうしたものかと顔を上げれば困ったように眉を下げるラスさん。本当に奇妙な関係性の3人だ。
両腕を引っ張られるせいで前のめりになってしんどいからベッドに腰掛ければ、案の定両隣に座った双子。幼い顔。

「本当に、アンタらはなんなんだよ」

とても10歳には思えない言動。会話のなか垣間見える違和感はわざと気がつかせるようにあからさまで、本当に、自分たちが面白くなるように用意しているんだろう。


「ラスさんはいつからコイツらと旅をしてるんですか?」


ある意味誰でも聞くだろう質問にラスさんはすぐには応えず、意見を伺うように双子の顔を見る。そしてニヤリと笑う双子が意地悪く首をゆっくり振ると口を開いた。

「お答えできません」
「よっし。じゃあこれからのお話をしていきたいです」
「ははっ!そこはなんで?って聞けよ!」
「藪蛇になりかねないのはごめんだ。とりあえず私は具体的なことはなにも決まってないんですが、オルヴェンを旅しようと思っているんです。コイツら抜きで」
「それは反対―」
「俺も反対―」
「私もそれは止めたほうがいいかと思います」
「え」

思いがけないラスさんの言葉に驚けば、腹が立つことに双子がやれやれと肩を落としてみせた。答えてくれたのはラスさんだ。

「比較的この国では女性の一人歩きも珍しくないのですが、それもシールド内でのこと。シールドの外で女性の一人歩きはかなり珍しいことですし余計な争いを招きます。
この国は勿論カナル領土での女性の一人歩きは”なにが起きても自分で対処ができ、すべては自己責任”であるように、領土によって女性の一人歩きの意味は変わってきます」
「ソウイウ誘いをしている、片割れを持たない身っていうアピールとしてとられることもあるぜ?はは」
「……」

おそらくラスさんが濁したことを説明してくれただろうディオを睨めば、わざとらしく視線を逸らして口笛を吹き始めた。
そういうことを知っていたのにシルヴァリアでもこの国でも私のことを「お姉ちゃん」と呼んでいたのか。いや、だからこそそうしたのか?どっちにせよ嫌なガキだ。

「だから俺たちがいたほうがいいってこと」

ディオを押しのけ腕に抱きつきながらロウが自信たっぷりに言ったけど鼻で笑って押しのける。

「ガキじゃ意味ないだろ。現にディオのときも絡まれたし」
「あー、あれはわざとだって!」
「知ってるわ」
「ディオ……?またあなたは」
「説教は勘弁!」
「話が進まん。私はあとで他の奴と合流するから問題ないんで。それまではなんとかしますよ」

叫ぶディオがそのままなにか続けそうだったから話しに割り込んで話を終わらせようとする。
それを咎めたのは双子じゃなくてラスさんだった。

「サクさん。それは駄目です。……ああ、すみません。リーシェさんでした。とにかく、なんとかするというのは駄目です。勿論、そういった気概は必要なときもありますが、どうにもできないときは必ずあるんです。そんなあやふやな危ない賭けはしないほうがいい。せめてリーシェさんの仲間と会えるまで私たちと一緒に行動してください。勿論、合流できるよう私も微力ながらお手伝いさせて頂きます」

ラスさんは勇者召喚の話をしたときのような顔でそんなことを言う。
その腹は分からないけれど、確かに、そうだ。勇者召喚を止めようとしたあの日だってなんとかすればいいって思ってたけど、まあまあなんとかならなかったのが現実だ。
ある程度オルヴェンで生活できるだけの力は闇の者の対処だけでなくついたと思うけれど、それも本当にある程度だけなんだろう。


「……ありがとうございます。そのときまでどうぞ宜しくお願い致します」
「ええ、勿論。こちらこそ宜しくお願い致しますね、リーシェさん」


穏やかに微笑むラスさんに私もなにか肩の力が抜けて微笑む。2人で話している間も五月蠅かった双子が余計に五月蠅くなった瞬間だった。

「そういえば仲間と合流する術はなにか持っていますか?」
「はい。あるにはあるんですが、ディオから禁止されている状態ですね」
「禁止?」
「ああ、うん。アレは絶対に使うなよ?リーシェ。転移魔法もだから」
「という感じです」
「そう、ですか……」
「合流する方法はゆっくり探します。一応あてもありますので。……とりあえず具体的な方法が見つかるまではラスさんの目的に同行させてほしいです。闇の者については私も興味がありますので、お手伝いさせて下さい」
「分かりました。リーシェさんが助けて下さるととても心強いです。頼りにしていますね」

ああ、なんだろう。
ラスさんと話していると気持ちが落ち着く。穏やかな微笑みや声色もそうだけど、この人がだす雰囲気がそうさせる。
この人凄く話しやすいわ。なんていうか、ちゃんと会話が出来る人。安心して話せる大人って感じだ。
身近にいた目上の人物にそういった人が少なかったことや、五月蠅い双子に振り回されていたせいか、ラスさんに後光が差しているように見える。仏のような人だわ。


「リーシェさん?とりあえずこの国を出る前にロウの言っていた文献を見に行きましょう。彼が役立つと言ったものは見ておいた方がいい」
「そうですね。私もそれだけは見ておきたい――です」


最後はほとんど声にならなかった。突然、変な臭いがしたのだ。一瞬で意識を奪われるぐらい強烈な臭い。
最近嗅いだ臭いだった。これは、闇の者に憑かれた獣の腐った肉の臭い。この街中で?それも、カナル領土の首都カナル国の中央にあるだろう宿屋で?

この異変に気がついたのは私だけだった。

部屋に張っていたシールドが功を成したんだろう。シールドはラスさんたちと話す内容を考えて他の誰かに話を聞かれないように貼っていた。加えて外の異変を拾う機能をつけていたからコレに気がつけた。
それでも、宿を揺らす大きな物音が聞こえる直前、ラスさんたちがなにか勘づいたように同じ方向へ視線を走らせる。なにかがぶつかり落ちていく。あがる悲鳴に金属音。
ディオとロウが窓を開け、楽しそうな声をあげた。


「なにが起きた?」
「分からなかった!」


そのまま仲良く押し合いながら窓から飛び降りて、地面で叫び声をあげるそれに向かっていく。大通りでそんなことをしたら注目の的になるだろう。でも大通りは混乱に満ちていてそれどころじゃなかったらしい。人が声を上げる。


「魔物が現れたぞー!」


青空埋めていく薄紫色のシールド。となると魔物がこの街中現れたあとに張られている訳で。

「なぜ闇の者が……」

驚くラスさんの呟きを掻き消したのは歓声だった。争い大好きなこの国ともあって強い奴はいるらしい。1人の男が魔物を簡単に両断していっている。闇の者が現れた瞬間でこれだ。唯一大戦を生き残っただけはある。

「リーシェさん。私もいってきますので、どうぞここにいてください」

面白さだけで突っ込んでいった双子と違ってラスさんはこの事態を放っておけなかったらしく、部屋を出て行く。
静かな部屋に、開けなはたれた窓から色んな声が聞こえてくる。逃げ惑う悲鳴よりも応戦する声のほうが多いのが不思議だ。シールド内に現れた闇の者に絶望するより今こそ力を見せるときだろうと発破かける声が多いのもまた面白い。フィラル王国と違ってこの国は闇の者に身近なんだろうか。

「ラスさんすみません」

女の一人歩きの話もあって少し迷ったけど、私も外に出てみることにした。一応見た目で女と分からないようにローブを巻いておく。
でもそんな心配はいらなかったようだ。戦う人は多いものの普通に混乱状態だ。
なにせ空はすっかりシールドに阻まれて見える状態だっていうのに、闇の者は現在進行形でこの国に現れているらしい。シールドを張ってもまだ出てくるということは、シールド内に潜んでいた奴らが出てきたのか――転移してきている?
行き着いた答えに思い出したのはラスさんから闇の者について教えてもらったときのこと。でも魔物の転移というのは、正確には禁じられた森に棲む同じ魔力を持つ魔物同士が繋がったって話しだ。ここは禁じられた森でもない。そもそも最初の一匹はどこから……っ。


「う、っわ」
「……」


胃液までこみ上げてきそうな強烈な腐臭がして振り返れば、連想したものがそのまま後ろに立っていた。
今回は赤黒いどころか真っ黒だ。金髪なんて見えやしない。ソレがなんなのか知りたくもないものを全身につけて立っている。そんなのがそう遠くない場所に立っているってだけでホラーなのに、いつの間にかあんなに走り回っていた人が周りにいなくなっているから余計に怖さを煽る。とりあえず。

「くっさ。吐きそ」
「ひどいなー、サク」
「やっぱりお前かよ」

レオルドはなにがどうなってそうなったのか、なぜその臭いに耐えられるのか……色々言いたいことはあったけど、あのときのようにレオルドの衣服を含め全身についていた汚れを全て魔法で取った。臭すぎる。
そうすると姿を見せたのはあのときのように、夢の中でのように笑うレオルドだ。

「この魔法、俺も覚えるよ」

先ほどまで一切近づいてこなかったレオルドが一気に距離を詰めてきて、力の限りと思わせるぐらいの強い力で抱きしめてくる。


「いつでも君に触れる」


そもそも血まみれやヘドロまみれにならなきゃいいのではと頭の隅で思いながら手を伸ばしかけて、止める。代わりにレオルドの服を掴んだ。そして触れた肌がヒヤリとしてようやく気がつく。レオルドの手は震えていた。抱きついてきていた身体はいつのまにか体重がかかってきていて、自力で立つことも難しいようだ。
『アンタが落ちたあの崖。あそこは落ちたら絶対に生きて戻れない場所なんだ』
ロウの話を思い出してレオルドの顔を見れば、力なく笑う顔。
思わず身体が動いた。
唇を重ねて舌をねじこめばピチャリ音を立てて舌が絡んでくる。優しい触れ合いではなかった。食べる、なんて言葉を思いだす。けれどドロリとした魔力にはそれだけじゃないものがそこらじゅうにあって、色んな感情に酔ってしまいそうだ。
限界になって顔を離せばまだ飢えている顔が見えた。私に魔力欠乏症のことでいろいろ言っていたくせに。

「ざまあ、ないなっ」
「それで君にこうして貰えるなら喜んでなるよ」

悪態つけどもレオルドは微塵もこたえなかったらしい。
レオルドの肌はもう冷たくはなかった。触れられても熱さも冷たさも感じない。だけど私はさっき部屋にいたときよりも暑くて仕方がない状態で。



「お前はなんなんだ?」
「リーシェから離れてよ化け物」



そして熱は一気に消えた。
身震いするほど冷めた声と、この状態を見られていたという事実に一気に顔が青ざめる。抱きしめられた状態といえども、レオルドがわざわざ声がするほうを向いたお陰で私にもロウとディオが見えてしまった。2人とも真顔だった。こういうシーンを人に見られて感じる恥ずかしさ、というより居たたまれなさは私だけなんだろうか。
レオルドはまたしてもなんにも堪えていないようだった。

「ああ、君らがサクと一緒に居てたのかな?」
「リーシェだ」
「リーシェは俺のだ」
「可愛いね。でもサクを満たせるのは俺なんだよね。ガキはどっかいってな」

もう心を無にして会話を聞いていたら突っ込みどころが増えてきた。この場にラスさんが来てほしいような来てほしくないような微妙な気持ちだ。
とりあえずどっかに転移できたら1番いいっていうか、3人で仲良く言い争いをしておいてほしい。
……それより闇の者どうなったんだろうな。

「ガキじゃねえよ糞が……っ」
「ん、ん?」
「凄いね。分身?分裂してたの?どっちが化け物って話だね」

ぼおっと目の前の光景を眺めていたら、ロウとディオが消え、代わりに1人の男が現れた。一瞬だった。そしてその男は最初に街中で闇の者を両断した男だった。褐色の肌、紅い眼、癖のある黒い髪。
レオルドの言葉と男の見た目から察するに、あれは……はあ?ロウとディオ?
といっても背は高く、ラスさんと同じぐらいで年も20代ぐらいの青年だ。レオルドのいうように分裂してた?のか?意味が分からん。
頭が痛くなってきて額に手をやれば、都合よく解釈したレオルドが私の手をとって微笑んだ。

「ごめんね待たせたね」
「なんの話し」
「ねえ、そういうことだから明日ここで……やっぱり明後日の昼ここでまた続きをしようか」
「は?おいレオル――なんで明後日」
「待てよ糞がっ!」

このままいくも危ないし、伸びてきた褐色の手を取るのも危ない。
……詰んだな。
ふっと遠い空を見上げてみれば、そこに空はなく代わりに金色の髪が見えた。ずしりとのしかかる重みにベッドが軋み、慌てた私の手を抑えた大きな手が熱を伝えてくる。
余裕のない顔を見上げる私の顔が蒼い瞳に映っていた。






 
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