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第二章 旅
130.「だからあくまで私の結論です」
しおりを挟む私の断言を聞いてしばらくしたあと、アルドさんは口を開いた。
「その結論に至るまでの筋は通っているように思う。しかし正直なところ私も初めて知る情報がいくつかあってその一つ一つが信用できない。それに穴もある。そうだと確信した理由があるのかい?」
確かにこの推測にはラスさんから聞いた情報を元にしているものが多くその裏付けはとれていない。そのうえ私の憶測も混ぜていることだから信用しきれるものではないだろう。勇者召喚も私の想像が及ばないだけで本当にただの転移魔法かもしれない。
けれど。
「はい……段階をおって説明していきます。まず魔物のことですが、魔物の正式名称は闇の者で四種類に分けられていますよね」
「そうだ。魔物という言葉は倒せるものだけをさしていてその多くが闇の者でいうところのクランとダーリス。クランは死んだものに寄生しその身体を操る。私たちがよく見るものは闇の者が寄生したばかりでその目は赤い。生物としての最後の抵抗か血だまりかが原因だと言われている。完全体は全身が真っ黒で赤い目だな。獣の姿をダーリス、人のようでいて異形なものをユラメと呼ぶ」
契約に触れることだろうにアルドさんは話を止めない。アルドさんにとってもこの情報はひどく大事なものらしい。そして話すうちに考えるような顔をし始めた。
「そして完全な人型で赤眼に銀髪の者をロストという」
「……サバッドはご存知ですか」
「ああ。魔物としても存在しているがその多くは普通の人で、見たら死ぬといわれる魔物の脅威を和らげるため作られた差別用語だ。殺せる存在にするため人をそう呼んだだけのもの」
「はい、そう聞きました。そこで疑問に思ったことがあったんです。見たら死ぬといわれているのならばなぜその存在は広まっているのか。サバッドという言葉を生み出した者の思惑もあったのでしょうが、それならロストというのは誰が知ったのか。いや、これもサバッドが作られた経緯と同じく魔物にそういう存在がいるとして作られただけの言葉なのかもしれない。
ならばなぜこうも恐れられるのか。
もしかしたらサバッドのなかにはただ殺されるだけではなく戦う者もいたのではと思いました。そして返り討ちが成功したとき、その惨劇が誇張され人々に恐れられることになって現在があるのかもしれない。けれど、勝ち続けているのなら恐れに繋がるのは分かりますが、そう上手く事は運ぶでしょうか。サバッドがこの世界にどれだけいるのか分かりませんが、この世界を闊歩する人々に比べて少ないのは間違いない。勝ち続けることは難しいように思えます。そもそも殺せる存在として選ばれたのですから、殺されたサバッドは多いはずです。ではなぜその話はあまり広まっていないのか。武勇伝として語られていてもおかしくないのに聞いたことがないんです。魔物について調べているという人もアルドさんしか聞いたことがありません。ここまで偏った情報が当たり前になって調べる者もいない、もしくは隠された状況は個人の思惑では難しい。フィラル王国が一枚噛んでいるのは間違いありませんが、この世界全員の共通認識にするまでには足りない。他の国も、もしくはすべての国が絡んでいるんじゃないかと──そんな壮大な想像に至りました。妄想が過ぎると思いましたが、ふと、この世界に点在して人々に恐れられる共通の場所を思い出したんです」
「禁じられた場所」
「はい」
あそこになら魔物も人も閉じ込めておける。そこにそれらがいることはシールド越しに確認できるしその恐ろしさは見ているだけで感じるし一石三鳥だ。
古都シカムで見たシールドを思い出して溜め息を吐く。本当に魔物を人々から守りたいのなら魔物が人を認知できないようなシールドを貼るべきだ。出来なかったとしても異常だと思う魔法を使う勇者になら出来るに違いないって思う人がいてもよかったはずだ。
『昔より世界を脅かしてきた魔物が最近とみに力をつけて、もう我らの手に負えないのだ……勇者達の力が、この国には必要だ。どうか力を貸してくれ』
フィラル王が言っていた言葉が共通の認識なら動く人がいてもよかったはずだ。勇者が魔物を倒すから考えなくてもよかったのか。シールドの外に出ないから問題ではなかったのか。
勇者が断った、その勇者が実現できなかった、人々は質問を抱けなかった、勇者も想像だにしなかった。色んな理由は見つけられるけれど、勇者召喚が続けられているいまが答えになるだろう。
──人は痛い目を見なければ分からないらしい。
「連想して辿り着いた禁じられた場所。改めて考えてみたら疑問に思いました。
なぜシールドは魔物に潰されずあり続けてこれたんだろう。人の負の想いで魔物が生まれるのだとしたら人と同じ数だけ魔物がいてもおかしくないはずなんです。負の想いは消えないどころか様々なものに思うことを考えれば一人の人間に対して魔物が複数生まれるのだとしてもおかしくはない。それなら禁じられた場所が魔物でいっぱいになって容量オーバーになった結果潰れることは過去にもあったはずだ。なのにそんな話は一度も聞いたことがない。それどころか禁じられた森は端から端まで魔物がいるわけではなかった。シールドのなか身体を伸ばして寝ている魔物もいました。空間には余裕があったんです。
ということはシールドの中で魔物は生まれない?私が知らないだけで禁じられた森の中央付近で生まれているのかもしれませんが、それでもシールドを壊すにいたるほどの発生ではない。
それなら人の負の想いで魔物はどうやって生まれるのか。
思い出したのはホーリットの任務のときのことです。魔物が生まれた瞬間を見たのですが、そのさい地面から黒い染みが湧き出て形を作っていったんです。異形な姿をした人型で赤眼の魔物。最後は溶けるような音を出しながら真っ赤な血を残して消えていきました」
「この世界の人々がいう謎の魔物だね」
「はい。魔物が生まれる場所は禁じられた場所であってほしいと思いましたがそのことから場所に限りはないと知りました。むしろ人が生むのだから人の近くで生まれるほうがしっくりくる。ですが、シールド内でそんなことが起こったというのはあまり聞かない。人が魔法を使った瞬間魔物が生まれたという話もです」
「……私たちはあった」
アルドさんは私にされた質問を思い返したのか思わずといったように呟いた。無言で頷くとアルドさんも背もたれに深く身体を預けて大きな溜息を吐く。
「そうです。しかし私たちの場合は生んだというより喚んだという言葉のほうが正しいのだと思います。ですので正直魔物の生まれ方についてはまだ分かっていなくてここらあたりはまだ裏付けもなにも出来ていません。ただ、アルドさんが仰ったように私たちは異常だと思える発生をした魔物に出会ったことが多くあってそれは無視できない。だから魔物の生まれについては保留にして私たちが魔物を喚ぶ瞬間のときを、異常なときのことを考えてみたんです。共通点がありました。この世界の人々がありえないとする魔法を使ったとき、印もないのに会いたい人を召喚したり会いに行ったとき、誰かを強く恨んだとき──そうした状況のときどんな場所にも限らず魔物が現れた」
治癒魔法はこの世界の人にとっては医学的な知識のもと行うものだ。手術の代わりに魔法を使って治癒をする。医学的な知識がない私には治し方が分からなくて、だから、治すんじゃなくて傷なんてなかったように戻した。理屈から外れた。
洞窟のなかセルジオを喚んだとき背後に感じた魔物の気配は気のせいじゃなかったんだ。
「それが勇者は魔物だという裏付けになりました。魔物は憎悪に呼ばれ、そして、転移ができるのだそうです。同じ魔力を持つ魔物同士をつなげて道ができるのだと言っていました。
勇者は魔物だから魔物を喚べる。喚んでしまう……勇者という魔物が道になるのだと思いました。だからそこがどんな場所でも該当する行動をとってしまったとき魔物が現れる。昔したトナミ街での任務のときも、魔物の集落場所は分からなかったのに半日ですべての集落を見つけられました。私もアルドさんのように治癒魔法が使えなくてオカシナものしか使えないんです。その魔法を使うとき魔物が現れます」
勇者が魔物。それが正しいのならフィラル王が言っていた魔物を殲滅したら帰れるという方法は試せないということにもなる。あの国のことだからこれもサバッドと同じくただのホラなのかもしれないけれど、望みは完全に断たれた。
「だがその情報も、裏付けがとれたわけではない」
「はい。だからあくまで私の結論ですが、そう確信しています」
「それは君の付き人が関係しているのかな」
「どうでしょう」
アルドさんの質問には答えなかった。もう十分すぎるぐらい話したように思うし、別にいいだろう。意外なことに投げやりな私にアルドさんは賛成らしい。お互い疲れ切っていた。
「まさか君がそんなに知っていたなんてね。私はもっと早く君に聞いておけばよかった」
「……知ったのは最近です。ああ、そうだ。奥さん療養中なんですね。よければ治癒魔法を」
試してみようかと言おうとした言葉は続かない。アルドさんの雰囲気が変わった。静かに身体を起こして、言葉を選ぶようにゆっくりと口を開く。
「ジルドは7歳のとき──、古都シカムを守るためあの国と契約を交わした。妻のことを心配してくれてありがとう。だが──に治癒魔法は使えないんだ。私と君のような治癒魔法でも意味を成さない。むしろ──を殺すことになる」
以前話を聞かされていなかったら分からなかった繋がりをみて息をのむ。ジルドが守ろうとしたのは自分の母親と古都シカムを守るためだった。病に臥せっているというが実のところ魔力欠乏症状態で、治癒魔法を使うと死んでしまう?いったい、どういう契約をしたのか。
「ああでも君は魔力欠乏症になりやすいんだって?軽度とは聞いたけれど心配だ。だからジルドも君のことをあれほど心配したんだ。さて、君にそんな症状があるとしたあの者は一体どういう素性なのかな?」
「……私も知りたいですね」
アルドさんの奥さんが魔力欠乏症状態だってアイツ最初から知ってたな……。
わざわざキッカケを用意するぐらいなら最初から教えてほしかった。でもなんで……縁、か?だったら余計なお世話といいたいところだ。
「ロナルの魔法でジルドは自由になったはず。それなのになぜジルドは反旗を翻すこともなくあの国にいるんでしょうか」
「なんの話かな?」
「あの国にまだ何かがあるんですか?ジルドが自由になったとしてもアルドさんたちはなぜまだ契約に縛られて──あの魔法は試しましたか」
「試したさ……試したが────」
歯がゆそうなアルドさんの言葉を分かってあげられない。なんで効かなかったんだろう。梅が改めてしたら効果は出ないだろうか。なにせあの魔法を最初にしたのは梅だ。だったら──
「術者が違う?」
梅がすればいいと考えて思い当たったことは正解だったらしい。アルドさんが驚きに目を見開いたあと、微笑んだ。
「ジルドを縛った術者とアルドさんたちを縛った術者は違う?術者にそんな違い──勇者?」
思い出したのは春哉。そして以前アルドさんが言っていたことだ。
『勇者を奴隷にしようとするも失敗に終わるばかりだ。いや、成功したことがあったとしたなら?』
勇者なら勇者を操ることが出来るだろう。奴隷になっていた勇者は春哉だけだったんだろうか。私が知らないだけで──誰だ?私と一緒に召喚された大地たちは違う。アルドさんの奥さんが病に臥せったのはジルドがフィラル王国に行った17年前だからその間勇者だった人だ。
『俺達以外の勇者も何回かあの野朗に半殺しにされてから遠征に行った』
『……先に来てた勇者って、他にどんだけいんの』
『俺達以外で5人ぐらいだ』
あの時点で会ってなかった5人の勇者は数人誰のことか分かった。アルドさん、アルドさんの奥さん、ジルド、一人は死んで──あともう一人のこと?いや、進藤の口ぶりからするにその光景を見ていた。進藤が言った5人はこの世界全員の勇者ではなく本当に見た勇者、進藤より先に来ていた勇者の数だったんだ。
勇者は想定した以上にいる。そして、そのうち少なくとも一人は奴隷だ。
おかしいと思っていた。
勇者サクとして名前が広がったときなんで私だけと思った。他の、先に来ていた勇者の名前を聞かないのはなんでだって思ってた。美名も悪名もあるけれどそれぐらいだ。情報規制がされていたのか。
じゃなきゃこの世界に救いをもたらす勇者を召喚する日なんて、それこそお祭りにしてもおかしくなさそうな行事だ。それなのに、
『魔法具かい。あら、アンタ軍人さんかいね』
最初誰も私が勇者だということを知らなかった。でも本当に権威の主張をしたいのならなんでフィラル王国は──
ああ、知ってたのか。
答えが分かって、凄く納得した。
アイツら、勇者召喚をしたら魔物が発生することを知ってたんだ。だから勇者召喚の日を隠して秘密裏に行ってたんだ。だから、魔物について調べることを良しとしなかったんじゃないのか?
考えれば考えるほど腹の底から気持ち悪い感情が生まれてくる。なんのためにこんな茶番をした。
「君はまだ私が図書室を見るようになった理由を知らないと言ったね」
「え……はい」
アルドさんに話しかけられて息を止めていたことに気がついた。息を吐いて、気持ちを落ち着かせる。アルドさんは私が顔を起こすまで待っていてくれた。
「ジルドに聞いてみるといい。君はジルドとよく似ている。あの図書室にあるものすべてが理由ではあるが、ジルドが面白いと言ったものはきっと一番君の助けになるだろうから」
「……ありがとうございます」
「いや、私こそ本当にありがとう……君の情報のお陰で私も事を構えることができそうだ」
「はは……よかったです」
「ただ……妻は療養中なんだ。安静にしてやりたいから関わらないでやってくれ。君に移ったら大変だ」
「……分かりました」
「ありがとう」
アルドさんに微笑み返す元気はもうなかった。アルドさんは先ほど言ったように事を構えるためか急ぎ足で部屋を出ていく。
そんな背中を見送って、また、椅子に座って。
「リーシェさん、どうされたんですか」
ぼおっとする私の様子がおかしかったのか、突然現れたジルドは強面を崩してしまっている。気がつけば外は既に薄暗くなっていた。これじゃ心配されてもしょうがない。
「少しぼおっとして、っ」
立ち上がって部屋に帰ろうとしたらぐらりと頭が揺れて身体に力が入らない。ああ、くそ。頭が回らない。こんなときにまた魔力欠乏症か。
気持ち悪いし気分は最悪で心配に伸びた手をはねのけてしまう。
案の定驚いた顔が見えて、可哀想に、純情なジルドが傷ついた顔をした。
「……失礼」
低く吐き出して今度こそ立ち上がる。そのまま部屋を出ようとしたら腕を掴まれてしまった。痛みに睨めば少し力は和らいだけれど、手を離そうとしない。
「俺のほうこそ」
俺?
違和感を覚えた瞬間──口づけられる。赤い髪がふわりと動いて私を囲う。両頬に添えられた手から燃えるような熱を感じる。
「ん゛」
奪われた呼吸に抗議しようとして失敗してしまう。重なっていただけの唇が互いの舌を見つけてしまった。一瞬躊躇のためか僅かに離れたジルドが、それでも触れてしまうと、さっきよりも距離が近くなって。
「ん」
もう、いい。もうどうでもいい。猫を被るのは得意じゃないんだ。落ち込み続けるのだって疲れた。あの国が最悪だって分かってたことだし、私が化け物だとかそうじゃないとかもうどうでもいいんだ。
「リーシェさん」
私の頬を伝っていく涙をかいがいしく拭うジルドを見上げながら腹を決める。
──なんだって利用してやる。だから、絶対思い知らせてやるんだ。
ジルドの服を引き寄せて私から口づける。……なにか気がつくものはあっただろう。だけどジルドはなにも言わず私を抱きしめた。
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