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1.リモート覗き見生活の始動
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昨今、蔓延している例の感染症の影響でうちの会社でもテレワークとやらが始まった。
俺、桜木 旬は29歳。
家庭用品や健康器具を取り扱う専門商社の営業部で7名程度の訪問販売員を束ねるチームリーダーを任されている。
近頃は訪問販売やセールスに対する警戒心の風当たりが特に強くなっているが、それでもどうにか足で契約数を稼ぐ為、ここ数年は、まともな連休もなく15連勤はほぼ日常となっている。
そんな中、流行病の感染症対策により、大手だけでなく我らが中小企業にも訪問販売自粛の波が押し寄せ、俺ら訪販部隊にも遂にテレワークが導入された。
俺のテレワークはめちゃくちゃ暇である。
最初の内は、顧客や書類の整理をしたり、データや市場を分析したりと普段なかなか時間を裂けない課題に時間を使っていたが……
「この自粛期間は充電期間だと思って、ゆっくりリフレッシュしてくれたまえ」
上司もこのように労ってくれているので俺たちはその言葉に甘え、またとないであろうこの期間、存分に羽を伸ばすことにした。
ただ就業時間には含まれている為、あくまでこれは待機命令。
暇だからと言って不要不急の外出など好き勝手には出来ず、とりあえずはゲームしたり、昼寝したりして時間を潰している。
そんなテレワークが数日が経ち、だんだんと飽きてきた頃、
『来週、事業部全体でリモート会議を行います』
会社のグループチャットで会議予定の連絡が回ってきた。
事前にPCでこのソフトをインストールしてああだこうだと、リモート会議をするにあたり、こういう準備をしとけよという説明資料も添付されていた。
その資料によれば、支給している社用PCにカメラが内蔵されていない場合、チームリーダーに申告し、リーダーがまとめて総務に報告するようにとある。
報告すれば総務部が外付け用のWEBカメラを発注し、申告者の自宅に届くよう手配してくれるという流れのようだ。
リーダーである俺は、早速チームメンバーに確認を取り、言われた通り総務に報告をした。
数日後、昼まで寝るつもりだったが朝から携帯の着信音に起こされた。
相手は、チームメンバーの石崎みさとである。
「おお、どうした?」
「もしかして先輩、寝起きでしたか?」
昼まで寝てる、だらしないリーダーだと思われたくなかったのか、俺は咄嗟に言葉を濁し本題へ誘導した。
「いや、まぁ……で、何かあったか?」
「今日カメラが届いたんですけど……」
「ああ、例のやつな!どんな感じ?」
「これって、どうやって繋ぐんですか?」
「取説とか入ってるだろ?」
「いや、あるにはあるんですけど全部、英語で書いてあって……先輩わかります?」
「いや、分からんな」
「ですよね~……」
「まぁ、でも、取説見なくても、なんとなく分かると思うし、やってやろうか?」
「え!?良いんですか?」
「うん、まぁ、暇だし出来なかったら、その時は山寺に丸投げするわ」
数日こもりっぱなしで調度、外の風を浴びたかったことろだ。
業務に関わることでもあるし、これは間違いなく不要不急には該当しないはずだ。
という訳で、バイクで片道20分ほどかかる石崎の家と向かった。
石崎は俺よりも五つ下の24歳でうちの会社では2年目だ。
入社当初の半年間、教育係として俺が彼女の指導役を務めたこともあり、チーム配属されてからも、俺のことを(恐らく)したってくれている。
仕事に対しては真っ直ぐで、人一倍負けず嫌いの努力家、少し生意気で強情でもあるが、何より仕事熱心で、俺も見習いたい所だ。
そんな、石崎を俺は後輩として、もの凄く溺愛している。
『後輩として』とは言ったが、仕事上の立場や直属の部下というしがらみを抜きにすれば、正直、そりゃあ、もう下心ビンビンで、そのルックスも含め、めちゃくちゃタイプである。
名前:石崎 みさと
年齢:24歳
身長:160cm程度
体型:ほどよい肉付きのある痩せ型
髪型:肩ほどまで伸びたダークブラウンのゆるふわ
胸:推定Dカップ
顔:クリクリとしたタレ目気味の目、艶のあるぽてっとした厚めの唇、スベスベのきめ細やかな白い肌
そんな彼女は一体、どんな部屋で暮らしているのか……様々な妄想を膨らませつつ、悶々としながらも到着したのは、築年数の古さを感じる赤レンガのマンションの一室。
胸を高鳴らせ、エレベーターで石崎の部屋の階へと向かう。
そうして、対面したのは普段のスーツやオフィスカジュアルな服装ではなく、私服姿の石崎。
「よ……よぉ!」
「すいません、わざわざ、どうぞ!どうぞ!」
ワンサイズ大きめのTシャツに、薄手のショートパンツというラフな格好。
勤務中には見ることのない、スラッと伸びた生脚に、思わず鼻の下が伸びそうになる。
「あれ、先輩どうしたんですか?なんか、いつもと違いますね?」
「ん?そうか?別に普通……だけど」
「あれ~?まさか先輩、女子の部屋だからってちょっと緊張してます~??」
「なっ!?んなわけねーだろ!」
仕事上、若い女性のひとり暮らしの部屋に売りに行くことだってたまにあるが、普段の装いではないせいか、想定以上に意識してしまい石崎に言われたことは、まさに図星である。
中に入ると建物の外観のイメージとは違い、フルリノベーションされたであろう綺麗な内装で、香水だか芳香剤だか分からないが、女性らしいほのかな柑橘系の香りが漂っており、家具やインテリアも、いかにも最近の若い女子の部屋といった感じのシンプルかつ可愛さのある部屋だ。
せっかく来たんだから、石崎の目を盗んで下着の一枚くらい持ち出すチャンスがないものか……
いかんいかん。と必死に邪念を振り捨て、本題のWEBカメラの設定はと言うと、ネットで品番を調べたら、あっさり日本語の取説が見つかった。
「なになに、専用アプリをインストールして……」
ほぉ~外出先でもスマホでカメラの映像を確認することが出来るのか。
「なるほどなぁ」
「どうかしたんですか?」
「え?あ……いやぁ、なんでもないさ」
石崎にもそのことを伝えようかと思ったが、咄嗟に悪知恵が働き、彼女には専用アプリの存在を伏せておくことにした。
PCとカメラの接続設定を終えたあと、その場でスマホにアプリをインストールし、俺のスマホとも同期完了!
もうこの時点で、期待とスリルの妄想でドキドキが止まらなった。
それもこれも、馬鹿な総務に感謝である。
と言うのも、総務が手配したこのカメラは、WEBカメラではなく、ネットワークカメラだったのだ。
知らない人の為に簡単に違いを説明しておくと、WEBカメラとはビデオチャットなどをする為にPCと接続して使用するもの。
一方のネットワークカメラも、ビデオチャット用のカメラとしても使用は出来るが、その本質は、撮った映像をネットワーク経由でPCなどに送ることが出来るという点。
つまり、ネットワークカメラの主な用途は監視カメラなのだ。
しかも、総務様が手配してくれたのは、その中でも、なかなかのスペックを持つ、多機能なネットワークカメラだった。
《リアルタイム視聴》
・専用アプリを使い、外出先でもスマホやタブレットから映像を確認することが出来る。
《首振り・ズーム》
・専用アプリからカメラの上下左右の角度や拡大・縮小など画角を調整できる。
《動体検知対応》
・映像に動きがある場合のみ録画してくれる機能が付いている。
《ナイトビジョンモード》
・映像が一定より暗くなると、赤外線暗視カメラに自動で切り替わる。
つまり、単純にカメラを通して覗……いや、部下がサボらず、きちんと仕事をしているのかをチェックすることが出来るのだ。
しかも、録画された映像は約192時間(64GB)分つまり8日分以上がクラウド上に記録され、遡って映像を確認することも可能。
リアルタイムであれば、水平360°、垂直120°の首振り機能や5倍光学ズームで好きな画角で堪能……いや、監視することが出来る上、もし石崎に変な虫が着いて、部屋に押し掛け、襲われようもんなら、例え部屋が暗くても、ナイトビジョンモードでその決定的瞬間を抑えることが出来るのだ。
あとはあまり使わないだろうが双方向通話も対応している為、例えば……そう、サボってたりしたら直接注意が出来る!
ちなみに、黒いドーム状のガラスケース中にカメラが内蔵されているので、近くに寄って見ない限りはカメラがどの方向を向いているかは分からない。
念の為、その場で試運転も行ったが、特にカメラが動く駆動音なども気にならない。
しかも、この手のカメラにしてはかなり良画質の500万画素で、映像はかなり鮮明で申し分ない。
俺は今にも爆発してしまいそうなほどの興奮と緊張感をどうにか理性で抑え、なるべく平然とやり過ごし、全ての設定を終わらせると、ボロが出ない内に、そそくさと石崎の部屋を後にした。
◇
石崎が駐輪場まで見送ってくれ、自宅に向かいバイクを走らせているのだが、どうにも気になって、帰り道にあるコンビニで立ち止まった。
目的はもちろん、映像のチェックだ!
周りに人目がないことを確認し、早速アプリを開いてみると、さっきまで居た部屋が映し出された。
画角も広く、ワンルームの部屋くらいであれば、隅々まで見渡せるほど、視界が開けている。
ガチャッと遠くの方で扉を開ける音が聞こえると、ようやく石崎が画角に写り込み、一気に心拍が高まるのを感じた。
しかし、数分間経っても特に何かが起こりそうな気配もなかったので、ひとまずはアプリを閉じ、家路を急ぐこととした。
帰宅してからは、終始カメラの映像が気になって、ゲームをする時も、メシを食ってる時も、トイレに入る時も、常にアプリを開いたままにし数分置きに、映像をチェック。
まるで、石崎と共同生活でもしているかのようである。
しかし、そんな風に思っているのは俺だけで、相手は職場の先輩に見られているとも知らず、ソファに寝そべり、鼻をほじったり、なかなか豪快に屁をこいたり。
見ちゃいけないものを覗き見ている興奮で、それだけで何度かヌイた。
ここで、カメラ視点での石崎の部屋のレイアウトを簡単に紹介しておく。
カメラは部屋の中央に位置したローテーブルの上に置いてある。
そして、カメラから向かって正面に二人掛けのローソファ、真後ろにはテレビ、右手にベッドその奥にはベランダに出る為の窓、左手はキッチンやバスルームが並び、その一番奥に玄関といった感じ。
※間取り図
22時頃、近くのスーパーに買い出しに行ったついでにぶらぶらしていたので、少し時間が空き、1時間ぶりくらいにカメラの映像をチェックする。
石崎の姿を探す為、首振り機能でカメラを垂直回転させていくと、一瞬何かが横切った。
慌ててその位置まで画角を戻すと、女性の腰から膝下くらいまでが画面に映し出される。
しかも、パンティ一丁の姿で、思わず二度見してしまった。
顔がフレームアウトしてしまっているが、恐らく石崎だ。
ここから一気に緊張感が高まる。
慎重にアングルを上に向け、画角を調整すると、生乳まで曝け出しているではないか。
首からさげたタオルや濡れた髪から、風呂上がりであることが分かる。
さらにカメラアングルを上げてみると、ようやく火照った様子の石崎の顔もあらわになった。
元々普段から化粧も濃くはしていない(と思う)ので、特別な違和感はないが、すっぴんの石崎の表情はいつもよりも少しおぼこく見える。
被写体が石崎本人であると確認したところで、再び画角を下に下にとゆっくり戻して行く。
まずは、いつかどさくさに紛れて揉んでやろうかとも考えていた石崎のおっぱい。
Dカップ程度かと予想していたが、E……いやはや、これはFカップはあるのかもしれない。
そして、まだまだ使い込まれていない乳輪は他の肌よりもうっすら色が濃い程度で、乳頭自体も乳房のボリュームに比べると随分小粒である。
熟成に入る前段階の身体はピチピチでありながらも、同僚とあってか同じ映像なのにAVのそれよりも、なまめかしさがあり、ぷるぷると弾む胸の画だけで何度でもヌケそうだ。
今にも荒れそうな呼吸を整え、さらに下へと画角を変えて行く。
そういえば彼女が入社したての頃、スカートタイプのリクルートスーツを着ていた時に一回だけ、後ろのファスナーが全開になっていて、お尻に食い込んだパンティが丸見えになっていたなんてことがあった。
あの時は、ガン見してやりたかったが、グッと堪え、結局、目のやり場に困るだけで終わってしまったが、こんな形でリベンジの機会が訪れるとは思ってもみなかった。
色は奇しくもあの時と同じ淡い水色である。
過去に俺が見損じた石崎のパンティは、乳首とは打って変わって何年も使い込まれたかのように、しわくちゃで色もくすんでいる。
カメラの画質のお陰で、少々ズームにしても大きく画質崩れすることなく、実際の視野ならパンティに鼻がくっくほどの至近距離にまでアングルを寄せても、まるで匂いまで漂ってきそうなリアリティである。
数年前の遺恨を晴らすべく、穴があくほどガン見していると、一部がデザイン的にシースルー素材になっていることに気付き、生地の向こう側にうっすらと陰毛の黒が映し出されていた。
さすれば一瞬で果ててしまいそうな、はち切れんばかりに肥大化した陰茎を、力いっぱい握りしめ、今はまだ待てと言わんばかりに、じっくり堪能している。
ズームばかりではなく、引きの画も楽しんでおくとしよう。
そう思って画角を広げ、アングルを引いた途端、石崎はキャミソールやらショートパンツやら着衣し始めた。
クソ!露出度の高い服装も悪くはないが、もう少しリアルタイムで動く石崎の裸体を眺めていたかった……
しばらく面白い映像は観れそうにないので、趣向を切替えてクラウドに記録されている映像を遡ることにした。
今見た映像は風呂上がり、少し時間経過しており、既に下着を着用してしまっていたが……風呂に入る直前の映像であれば……
しかし、当たり前だが、あくまで画角を変えられるのはリアルタイムでモニタリングしている時だけであり、録画映像を探ってみるが、カメラの画角の問題で貴重な脱衣シーンは残念ながら捕らえられてはいないようだ。
俺、桜木 旬は29歳。
家庭用品や健康器具を取り扱う専門商社の営業部で7名程度の訪問販売員を束ねるチームリーダーを任されている。
近頃は訪問販売やセールスに対する警戒心の風当たりが特に強くなっているが、それでもどうにか足で契約数を稼ぐ為、ここ数年は、まともな連休もなく15連勤はほぼ日常となっている。
そんな中、流行病の感染症対策により、大手だけでなく我らが中小企業にも訪問販売自粛の波が押し寄せ、俺ら訪販部隊にも遂にテレワークが導入された。
俺のテレワークはめちゃくちゃ暇である。
最初の内は、顧客や書類の整理をしたり、データや市場を分析したりと普段なかなか時間を裂けない課題に時間を使っていたが……
「この自粛期間は充電期間だと思って、ゆっくりリフレッシュしてくれたまえ」
上司もこのように労ってくれているので俺たちはその言葉に甘え、またとないであろうこの期間、存分に羽を伸ばすことにした。
ただ就業時間には含まれている為、あくまでこれは待機命令。
暇だからと言って不要不急の外出など好き勝手には出来ず、とりあえずはゲームしたり、昼寝したりして時間を潰している。
そんなテレワークが数日が経ち、だんだんと飽きてきた頃、
『来週、事業部全体でリモート会議を行います』
会社のグループチャットで会議予定の連絡が回ってきた。
事前にPCでこのソフトをインストールしてああだこうだと、リモート会議をするにあたり、こういう準備をしとけよという説明資料も添付されていた。
その資料によれば、支給している社用PCにカメラが内蔵されていない場合、チームリーダーに申告し、リーダーがまとめて総務に報告するようにとある。
報告すれば総務部が外付け用のWEBカメラを発注し、申告者の自宅に届くよう手配してくれるという流れのようだ。
リーダーである俺は、早速チームメンバーに確認を取り、言われた通り総務に報告をした。
数日後、昼まで寝るつもりだったが朝から携帯の着信音に起こされた。
相手は、チームメンバーの石崎みさとである。
「おお、どうした?」
「もしかして先輩、寝起きでしたか?」
昼まで寝てる、だらしないリーダーだと思われたくなかったのか、俺は咄嗟に言葉を濁し本題へ誘導した。
「いや、まぁ……で、何かあったか?」
「今日カメラが届いたんですけど……」
「ああ、例のやつな!どんな感じ?」
「これって、どうやって繋ぐんですか?」
「取説とか入ってるだろ?」
「いや、あるにはあるんですけど全部、英語で書いてあって……先輩わかります?」
「いや、分からんな」
「ですよね~……」
「まぁ、でも、取説見なくても、なんとなく分かると思うし、やってやろうか?」
「え!?良いんですか?」
「うん、まぁ、暇だし出来なかったら、その時は山寺に丸投げするわ」
数日こもりっぱなしで調度、外の風を浴びたかったことろだ。
業務に関わることでもあるし、これは間違いなく不要不急には該当しないはずだ。
という訳で、バイクで片道20分ほどかかる石崎の家と向かった。
石崎は俺よりも五つ下の24歳でうちの会社では2年目だ。
入社当初の半年間、教育係として俺が彼女の指導役を務めたこともあり、チーム配属されてからも、俺のことを(恐らく)したってくれている。
仕事に対しては真っ直ぐで、人一倍負けず嫌いの努力家、少し生意気で強情でもあるが、何より仕事熱心で、俺も見習いたい所だ。
そんな、石崎を俺は後輩として、もの凄く溺愛している。
『後輩として』とは言ったが、仕事上の立場や直属の部下というしがらみを抜きにすれば、正直、そりゃあ、もう下心ビンビンで、そのルックスも含め、めちゃくちゃタイプである。
名前:石崎 みさと
年齢:24歳
身長:160cm程度
体型:ほどよい肉付きのある痩せ型
髪型:肩ほどまで伸びたダークブラウンのゆるふわ
胸:推定Dカップ
顔:クリクリとしたタレ目気味の目、艶のあるぽてっとした厚めの唇、スベスベのきめ細やかな白い肌
そんな彼女は一体、どんな部屋で暮らしているのか……様々な妄想を膨らませつつ、悶々としながらも到着したのは、築年数の古さを感じる赤レンガのマンションの一室。
胸を高鳴らせ、エレベーターで石崎の部屋の階へと向かう。
そうして、対面したのは普段のスーツやオフィスカジュアルな服装ではなく、私服姿の石崎。
「よ……よぉ!」
「すいません、わざわざ、どうぞ!どうぞ!」
ワンサイズ大きめのTシャツに、薄手のショートパンツというラフな格好。
勤務中には見ることのない、スラッと伸びた生脚に、思わず鼻の下が伸びそうになる。
「あれ、先輩どうしたんですか?なんか、いつもと違いますね?」
「ん?そうか?別に普通……だけど」
「あれ~?まさか先輩、女子の部屋だからってちょっと緊張してます~??」
「なっ!?んなわけねーだろ!」
仕事上、若い女性のひとり暮らしの部屋に売りに行くことだってたまにあるが、普段の装いではないせいか、想定以上に意識してしまい石崎に言われたことは、まさに図星である。
中に入ると建物の外観のイメージとは違い、フルリノベーションされたであろう綺麗な内装で、香水だか芳香剤だか分からないが、女性らしいほのかな柑橘系の香りが漂っており、家具やインテリアも、いかにも最近の若い女子の部屋といった感じのシンプルかつ可愛さのある部屋だ。
せっかく来たんだから、石崎の目を盗んで下着の一枚くらい持ち出すチャンスがないものか……
いかんいかん。と必死に邪念を振り捨て、本題のWEBカメラの設定はと言うと、ネットで品番を調べたら、あっさり日本語の取説が見つかった。
「なになに、専用アプリをインストールして……」
ほぉ~外出先でもスマホでカメラの映像を確認することが出来るのか。
「なるほどなぁ」
「どうかしたんですか?」
「え?あ……いやぁ、なんでもないさ」
石崎にもそのことを伝えようかと思ったが、咄嗟に悪知恵が働き、彼女には専用アプリの存在を伏せておくことにした。
PCとカメラの接続設定を終えたあと、その場でスマホにアプリをインストールし、俺のスマホとも同期完了!
もうこの時点で、期待とスリルの妄想でドキドキが止まらなった。
それもこれも、馬鹿な総務に感謝である。
と言うのも、総務が手配したこのカメラは、WEBカメラではなく、ネットワークカメラだったのだ。
知らない人の為に簡単に違いを説明しておくと、WEBカメラとはビデオチャットなどをする為にPCと接続して使用するもの。
一方のネットワークカメラも、ビデオチャット用のカメラとしても使用は出来るが、その本質は、撮った映像をネットワーク経由でPCなどに送ることが出来るという点。
つまり、ネットワークカメラの主な用途は監視カメラなのだ。
しかも、総務様が手配してくれたのは、その中でも、なかなかのスペックを持つ、多機能なネットワークカメラだった。
《リアルタイム視聴》
・専用アプリを使い、外出先でもスマホやタブレットから映像を確認することが出来る。
《首振り・ズーム》
・専用アプリからカメラの上下左右の角度や拡大・縮小など画角を調整できる。
《動体検知対応》
・映像に動きがある場合のみ録画してくれる機能が付いている。
《ナイトビジョンモード》
・映像が一定より暗くなると、赤外線暗視カメラに自動で切り替わる。
つまり、単純にカメラを通して覗……いや、部下がサボらず、きちんと仕事をしているのかをチェックすることが出来るのだ。
しかも、録画された映像は約192時間(64GB)分つまり8日分以上がクラウド上に記録され、遡って映像を確認することも可能。
リアルタイムであれば、水平360°、垂直120°の首振り機能や5倍光学ズームで好きな画角で堪能……いや、監視することが出来る上、もし石崎に変な虫が着いて、部屋に押し掛け、襲われようもんなら、例え部屋が暗くても、ナイトビジョンモードでその決定的瞬間を抑えることが出来るのだ。
あとはあまり使わないだろうが双方向通話も対応している為、例えば……そう、サボってたりしたら直接注意が出来る!
ちなみに、黒いドーム状のガラスケース中にカメラが内蔵されているので、近くに寄って見ない限りはカメラがどの方向を向いているかは分からない。
念の為、その場で試運転も行ったが、特にカメラが動く駆動音なども気にならない。
しかも、この手のカメラにしてはかなり良画質の500万画素で、映像はかなり鮮明で申し分ない。
俺は今にも爆発してしまいそうなほどの興奮と緊張感をどうにか理性で抑え、なるべく平然とやり過ごし、全ての設定を終わらせると、ボロが出ない内に、そそくさと石崎の部屋を後にした。
◇
石崎が駐輪場まで見送ってくれ、自宅に向かいバイクを走らせているのだが、どうにも気になって、帰り道にあるコンビニで立ち止まった。
目的はもちろん、映像のチェックだ!
周りに人目がないことを確認し、早速アプリを開いてみると、さっきまで居た部屋が映し出された。
画角も広く、ワンルームの部屋くらいであれば、隅々まで見渡せるほど、視界が開けている。
ガチャッと遠くの方で扉を開ける音が聞こえると、ようやく石崎が画角に写り込み、一気に心拍が高まるのを感じた。
しかし、数分間経っても特に何かが起こりそうな気配もなかったので、ひとまずはアプリを閉じ、家路を急ぐこととした。
帰宅してからは、終始カメラの映像が気になって、ゲームをする時も、メシを食ってる時も、トイレに入る時も、常にアプリを開いたままにし数分置きに、映像をチェック。
まるで、石崎と共同生活でもしているかのようである。
しかし、そんな風に思っているのは俺だけで、相手は職場の先輩に見られているとも知らず、ソファに寝そべり、鼻をほじったり、なかなか豪快に屁をこいたり。
見ちゃいけないものを覗き見ている興奮で、それだけで何度かヌイた。
ここで、カメラ視点での石崎の部屋のレイアウトを簡単に紹介しておく。
カメラは部屋の中央に位置したローテーブルの上に置いてある。
そして、カメラから向かって正面に二人掛けのローソファ、真後ろにはテレビ、右手にベッドその奥にはベランダに出る為の窓、左手はキッチンやバスルームが並び、その一番奥に玄関といった感じ。
※間取り図
22時頃、近くのスーパーに買い出しに行ったついでにぶらぶらしていたので、少し時間が空き、1時間ぶりくらいにカメラの映像をチェックする。
石崎の姿を探す為、首振り機能でカメラを垂直回転させていくと、一瞬何かが横切った。
慌ててその位置まで画角を戻すと、女性の腰から膝下くらいまでが画面に映し出される。
しかも、パンティ一丁の姿で、思わず二度見してしまった。
顔がフレームアウトしてしまっているが、恐らく石崎だ。
ここから一気に緊張感が高まる。
慎重にアングルを上に向け、画角を調整すると、生乳まで曝け出しているではないか。
首からさげたタオルや濡れた髪から、風呂上がりであることが分かる。
さらにカメラアングルを上げてみると、ようやく火照った様子の石崎の顔もあらわになった。
元々普段から化粧も濃くはしていない(と思う)ので、特別な違和感はないが、すっぴんの石崎の表情はいつもよりも少しおぼこく見える。
被写体が石崎本人であると確認したところで、再び画角を下に下にとゆっくり戻して行く。
まずは、いつかどさくさに紛れて揉んでやろうかとも考えていた石崎のおっぱい。
Dカップ程度かと予想していたが、E……いやはや、これはFカップはあるのかもしれない。
そして、まだまだ使い込まれていない乳輪は他の肌よりもうっすら色が濃い程度で、乳頭自体も乳房のボリュームに比べると随分小粒である。
熟成に入る前段階の身体はピチピチでありながらも、同僚とあってか同じ映像なのにAVのそれよりも、なまめかしさがあり、ぷるぷると弾む胸の画だけで何度でもヌケそうだ。
今にも荒れそうな呼吸を整え、さらに下へと画角を変えて行く。
そういえば彼女が入社したての頃、スカートタイプのリクルートスーツを着ていた時に一回だけ、後ろのファスナーが全開になっていて、お尻に食い込んだパンティが丸見えになっていたなんてことがあった。
あの時は、ガン見してやりたかったが、グッと堪え、結局、目のやり場に困るだけで終わってしまったが、こんな形でリベンジの機会が訪れるとは思ってもみなかった。
色は奇しくもあの時と同じ淡い水色である。
過去に俺が見損じた石崎のパンティは、乳首とは打って変わって何年も使い込まれたかのように、しわくちゃで色もくすんでいる。
カメラの画質のお陰で、少々ズームにしても大きく画質崩れすることなく、実際の視野ならパンティに鼻がくっくほどの至近距離にまでアングルを寄せても、まるで匂いまで漂ってきそうなリアリティである。
数年前の遺恨を晴らすべく、穴があくほどガン見していると、一部がデザイン的にシースルー素材になっていることに気付き、生地の向こう側にうっすらと陰毛の黒が映し出されていた。
さすれば一瞬で果ててしまいそうな、はち切れんばかりに肥大化した陰茎を、力いっぱい握りしめ、今はまだ待てと言わんばかりに、じっくり堪能している。
ズームばかりではなく、引きの画も楽しんでおくとしよう。
そう思って画角を広げ、アングルを引いた途端、石崎はキャミソールやらショートパンツやら着衣し始めた。
クソ!露出度の高い服装も悪くはないが、もう少しリアルタイムで動く石崎の裸体を眺めていたかった……
しばらく面白い映像は観れそうにないので、趣向を切替えてクラウドに記録されている映像を遡ることにした。
今見た映像は風呂上がり、少し時間経過しており、既に下着を着用してしまっていたが……風呂に入る直前の映像であれば……
しかし、当たり前だが、あくまで画角を変えられるのはリアルタイムでモニタリングしている時だけであり、録画映像を探ってみるが、カメラの画角の問題で貴重な脱衣シーンは残念ながら捕らえられてはいないようだ。
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僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
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