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三鷹
愛されない子 ①
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立花三鷹はこの世界に絶望した。
三鷹の両親は三鷹に愛してるを言いながら虐待をしていた。
自分は両親には愛されてる。三鷹は小さい頃からずっとそう思っていた。他の人の生活を見たことない三鷹は、これが彼らからの愛だと信じて疑わなかった。
三鷹が生まれのは田舎の村だった。この村は1000年に1度、この村にいる守り神と称した妖怪に生け贄を授けなければならなかった。
今年の生け贄の一家が立花家だった。三鷹は生け贄になる為に生まれてきたも同然だった。
みんなの考えは、生け贄になる子に愛情を注ぐ必要なんてない。後々悲しむくらいなら感情など与えてやるな、だそうだった。
やがて三鷹が3歳になった時、妹が産まれ千紗と名付けられた。両親は大変喜んだ。最初は三鷹も喜んでいた。
両親に自分がされてる方法で愛されていないから自分たけを愛してくれてるからだ。
三鷹が4歳になる頃近所の子と初めて喋った。近所の子とその両親の行動を見て自分の愛されるが違うことを知った。
「お前かあちゃんたちに捨てられるんだってな!可哀想なやつ、愛されてもない」
「違うよ!そんなの嘘だ!母さんたちは僕のこと愛してるってたくさん言ってくれるんだ」
「じゃあなんで痛いことたくさんされてるんだ?」
純粋な心でされた質問に三鷹は戸惑った。確かに絵本の中にある人たちはそんな事されてない。
この時から三鷹の心の中にある一つの疑問ができた。
それは(本当にそれが愛なのか)
そんな中、三鷹は5歳になり妹が3歳になった。妹は両親にたくさん褒められている。その様子を見て妹にも嫉妬してしまった。
5歳の三鷹は、嫉妬しているという自分の気持ちが理解できなかった。
嫉妬がたまり三鷹は妹を階段から落としてしまったのだった。
妹も3歳だからたくさん喋る。
「ママ、パパ大好き!」
その言葉は三鷹まだ一度も言ったことがない言葉だった。その言葉がきっかけに三鷹は嫉妬狂うようになった。
自分の方が愛されていて、愛してないのは妹の方だ!
「なんで千紗を怪我させたの!」
三鷹ははじめて怒られた。どんなことをしても怒られることがなかったのに千紗を怪我させただけで怒られた。
「僕は悪くない!悪いのは千紗の方だ!だって千紗が…」
その後の言葉が続くことはなかった。自分でも疑問に思っていることだから。
「もう嫌よ!こんなやつなんで私たちの家にいるの!これ以上千紗に何かあったらどうするつもり!あなた」
「そうだな、取り敢えずその話は後だ!三鷹お前は部屋に戻りなさい」
その日三鷹は部屋に戻りねむった。次の日目が覚めると自分の部屋じゃないところで寝ていた。手に手錠をつけられ、窓には鉄格子がありかびた臭いが充満する汚い部屋だ。
なぜこんなところにいるのか三鷹は分からなかった。そしてとても悲しくなった。
コンコン
部屋に両親と村長が入ってきた。
「ここから出してください!お願いします!!」
三鷹は必死にお願いした。だが首を縦に振ることはない。
「父さん、母さんどうして出してくれないの?手枷も外してよ。僕のこと愛してるんでしょ!」
フン
「馬鹿なこと言うんじゃない。私たちはお前を今まで1度も愛したことはない。お前は死ぬために生まれてきたんだ」
意味がわからなかった。だけどこれだけは言えることがある。自分は両親に捨てられたと言うことが。
その日から三鷹は別の家の地下室に閉じ込められた。両親にも限界が来たからだ。自分たちが三鷹とは違いとても大切にしていた子供が傷付けられだからだ。
三鷹が地下に閉じ込められて3年が過ぎた。
最後の別れの時間の日、三鷹は両親に質問した。
「父さんと母さんは今まで僕に愛してるって言ってくれた。それは全部嘘なの?」
三鷹は少し期待をしていた。1度だけでもあるという言葉を。
だが最後にくれた言葉は「1度もない」だった。
そして三鷹は、たくさん痛めつけられ殺された。自分が本当に欲しかった言葉を誰からももらうことがなく…
三鷹の両親は三鷹に愛してるを言いながら虐待をしていた。
自分は両親には愛されてる。三鷹は小さい頃からずっとそう思っていた。他の人の生活を見たことない三鷹は、これが彼らからの愛だと信じて疑わなかった。
三鷹が生まれのは田舎の村だった。この村は1000年に1度、この村にいる守り神と称した妖怪に生け贄を授けなければならなかった。
今年の生け贄の一家が立花家だった。三鷹は生け贄になる為に生まれてきたも同然だった。
みんなの考えは、生け贄になる子に愛情を注ぐ必要なんてない。後々悲しむくらいなら感情など与えてやるな、だそうだった。
やがて三鷹が3歳になった時、妹が産まれ千紗と名付けられた。両親は大変喜んだ。最初は三鷹も喜んでいた。
両親に自分がされてる方法で愛されていないから自分たけを愛してくれてるからだ。
三鷹が4歳になる頃近所の子と初めて喋った。近所の子とその両親の行動を見て自分の愛されるが違うことを知った。
「お前かあちゃんたちに捨てられるんだってな!可哀想なやつ、愛されてもない」
「違うよ!そんなの嘘だ!母さんたちは僕のこと愛してるってたくさん言ってくれるんだ」
「じゃあなんで痛いことたくさんされてるんだ?」
純粋な心でされた質問に三鷹は戸惑った。確かに絵本の中にある人たちはそんな事されてない。
この時から三鷹の心の中にある一つの疑問ができた。
それは(本当にそれが愛なのか)
そんな中、三鷹は5歳になり妹が3歳になった。妹は両親にたくさん褒められている。その様子を見て妹にも嫉妬してしまった。
5歳の三鷹は、嫉妬しているという自分の気持ちが理解できなかった。
嫉妬がたまり三鷹は妹を階段から落としてしまったのだった。
妹も3歳だからたくさん喋る。
「ママ、パパ大好き!」
その言葉は三鷹まだ一度も言ったことがない言葉だった。その言葉がきっかけに三鷹は嫉妬狂うようになった。
自分の方が愛されていて、愛してないのは妹の方だ!
「なんで千紗を怪我させたの!」
三鷹ははじめて怒られた。どんなことをしても怒られることがなかったのに千紗を怪我させただけで怒られた。
「僕は悪くない!悪いのは千紗の方だ!だって千紗が…」
その後の言葉が続くことはなかった。自分でも疑問に思っていることだから。
「もう嫌よ!こんなやつなんで私たちの家にいるの!これ以上千紗に何かあったらどうするつもり!あなた」
「そうだな、取り敢えずその話は後だ!三鷹お前は部屋に戻りなさい」
その日三鷹は部屋に戻りねむった。次の日目が覚めると自分の部屋じゃないところで寝ていた。手に手錠をつけられ、窓には鉄格子がありかびた臭いが充満する汚い部屋だ。
なぜこんなところにいるのか三鷹は分からなかった。そしてとても悲しくなった。
コンコン
部屋に両親と村長が入ってきた。
「ここから出してください!お願いします!!」
三鷹は必死にお願いした。だが首を縦に振ることはない。
「父さん、母さんどうして出してくれないの?手枷も外してよ。僕のこと愛してるんでしょ!」
フン
「馬鹿なこと言うんじゃない。私たちはお前を今まで1度も愛したことはない。お前は死ぬために生まれてきたんだ」
意味がわからなかった。だけどこれだけは言えることがある。自分は両親に捨てられたと言うことが。
その日から三鷹は別の家の地下室に閉じ込められた。両親にも限界が来たからだ。自分たちが三鷹とは違いとても大切にしていた子供が傷付けられだからだ。
三鷹が地下に閉じ込められて3年が過ぎた。
最後の別れの時間の日、三鷹は両親に質問した。
「父さんと母さんは今まで僕に愛してるって言ってくれた。それは全部嘘なの?」
三鷹は少し期待をしていた。1度だけでもあるという言葉を。
だが最後にくれた言葉は「1度もない」だった。
そして三鷹は、たくさん痛めつけられ殺された。自分が本当に欲しかった言葉を誰からももらうことがなく…
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