2 / 32
序章:ようこそ、既に救われた王国へ
壁に大穴が開いた異世界へ
しおりを挟む
「驚いたな。ここに着任して半年、一日も欠かさずに見回りを続けてきたが、まさか本当に人が現れるとは」
若い女の声がした。口調からするとどうも人に命令を下すことに慣れている様子だ。軍人とか、法執行機関の――指揮系統の上の方。
「私の言葉が理解できるか? ここ来る前はどこにいた?」
松明の明かりに浮かび上がった女の顔は、どう見てもいわゆるコーカソイド、ヨーロッパ系の人種的特徴を持っていた。だが不思議と言葉は通じた。
「り、理解できる……どこに、って俺はついさっきまで自分の家のトイレに」
言葉は理解できるが起きていることは理解できなかった。どこだここは。
あるいはもう俺は脱水で気を失って、覚めることのない夢を見ているのでは?
「トイレ? ああ、そうじゃない。こう言えばわかるかな……『生まれた国はどこだ?』」
「……日本国」
「ふむ」
女は腕組みをしてうつむき、ため息をついた。その様子でようやく、松明は周囲の別の人間が持っていたのだと解った。
似たような意匠だがずっと大ざっぱで簡素な造りの鎧――それを着込んだ男女が合わせて十人ほど。
夢だとすればリアルすぎる。現実だと信じるにはあまりにも突飛すぎる。
「よろしい、完全に予測どおり、典型的事例だな。よし、現在君が置かれている状況を説明しよう。ついてきたまえ」
「なあ、これってまさか……」
「私の名はヴェルベット・リンドブルム。王国に使える騎士だ。ここはカセイ山脈の中央部に位置する、メディムという渓谷都市。そしてこの場所は……」
自分のペースを崩そうとしない甲冑女のあとについて、石作りの階段を上る。しばらく行くと突然明るい場所に出た。
どことも知れない岩山の中腹、生い茂る緑の草地に囲まれた、神殿めいた白い建造物の前庭。
「二百年前に勇者召喚が行われた、古代神の神殿だ。ようこそマンスフェル王国へ、ニホンからの来訪者よ」
俺はとっさに口を利くことができなかった。
何ということだろう――トイレに閉じ込められて干乾しになる運命は免れたようだが、どうやら俺はいわゆる『異世界』に迷い込んでしまったらしかった。
* * * * * * *
標高が高いせいか、この神殿のあたりは涼しい。暴れたり逃げ回ったりしてもいいことは何もなさそうなので、俺はひとまずこの女について歩くことにした。しばらく歩くとまた階段を上り、風通しのいいテラスのようなところへ出る。
ブナ材か何か、渋い色の木材で作られた小ぶりなテーブルに案内され、勧められるままに席に着いた。
「君、大丈夫か? ひどく疲れた顔をしているようだが……」
「ああいや、ちょっと直前までトラブルに巻き込まれてまして……大丈夫です、もう大丈夫」
「そうか? 何か冷たいものでも飲むか?」
「いただきます!!!」
一も二もなく首を縦に振る。しばらくすると少し厚めのガラス器に注がれた、泡立つ液体が運ばれてきた。りんご酒のような発泡性の果実酒のようだ。
「うまい……」
俺は柄にもなく涙を流した。まさか生きてもう一度、冷たい炭酸飲料など飲めるとは思っていなかった。助かったのだ。
「助かりました……何とお礼を言っていいか……」
女は気まずそうな顔をした。
「そ、そうか。それは良かった……実はその、君がここに来たのは事故でな」
事故とな。ああ、なんでもいい、これが現実であって、今いる場所がトイレの中ではないのなら。
「その昔、この国が黒竜王と名のる魔族によって脅かされたときのことだ。王の一人娘が巫女として、勇者の召喚を行った。私もあまり詳しくないのだが、異世界から人間を呼び込む際には、因果律の歪みによってある種の異能が発現することが多い。それを期待してのことだった――」
ヴェルベットの話は非常に長かったのでちょっと要約する。
二百年前、この国に呼ばれた異界の勇者は、俺と同じく日本人だった。どうやら、日本で生きていた時代もほとんど同じくらいだったらしい。
彼は過酷な訓練といくつもの残酷な出来事を乗り越えた。かの王女を始め、ともに魔族との戦いをかいくぐった数人の女性たちをひっくるめて妻に娶り、やがて現在の王朝をひらいたのだという。
で、問題はそこからで。
勇者を呼び込んだ儀式は、その後もこの神殿を中心とした複雑な時空の歪みを残したままだった。おそらくその後数百年にわたって、偶発的に日本人がこちらへ呼び込まれる可能性があった。
そこで彼は、自分の後に時空の歪みに巻き込まれる不幸な日本人を救おう、救い続けようと考えた。
王朝が続く限り継続運用される基金を設立し、毎年予算を追加し、神殿を監視する人員を配置することを、国法に定めたのだ。
なお、歪みを除去するための研究にはいまだにめどが立っていないそうな。
「……ハーレムの話まではちょっとむかつきましたけど、すごくいい人じゃないですか」
「ふふ、そうだろう? 彼の、勇者シワス・ユズシマの血は私の一族にも流れている……それは私にとって無上の誇りなのだ」
どうやらこの人の先祖は、その勇者のハーレムにいた女性の一人らしい。
「すまなかった……君たちの世界が我々のこの世界よりも豊かで便利で安全であることは承知している。王国には、君のような被害者を保護し、生存に必要な教育を施し、希望とあれば就職をあっせんする用意と、その経済的な裏付けがある。かつて君の同胞に救われた我々には、君たちにその恩を返す責任があるのだ」
「いいんですか、そこまで言い切っちゃって」
「そういわざるを得ないな。なぜなら――時間差で巻き添え召喚された形になる君たちには、言葉が通じるということを除いて、なんら特別な能力が与えられていないのだから」
つまり、開けっ放しの穴から落ちてきた、ただの平凡な人。それが俺ら。
結論から言うと、俺はしばらくその神殿で基礎的な訓練を受けた。基礎体力をつけるための運動や初歩的な武術、剣技。歴史や博物学、本草学といった、ここで賢明に生きていくための知識。
ヴェルベットはどちらかといえばお堅い性格だったが、その分誠意をこめて俺の面倒を見てくれた。
若い女の声がした。口調からするとどうも人に命令を下すことに慣れている様子だ。軍人とか、法執行機関の――指揮系統の上の方。
「私の言葉が理解できるか? ここ来る前はどこにいた?」
松明の明かりに浮かび上がった女の顔は、どう見てもいわゆるコーカソイド、ヨーロッパ系の人種的特徴を持っていた。だが不思議と言葉は通じた。
「り、理解できる……どこに、って俺はついさっきまで自分の家のトイレに」
言葉は理解できるが起きていることは理解できなかった。どこだここは。
あるいはもう俺は脱水で気を失って、覚めることのない夢を見ているのでは?
「トイレ? ああ、そうじゃない。こう言えばわかるかな……『生まれた国はどこだ?』」
「……日本国」
「ふむ」
女は腕組みをしてうつむき、ため息をついた。その様子でようやく、松明は周囲の別の人間が持っていたのだと解った。
似たような意匠だがずっと大ざっぱで簡素な造りの鎧――それを着込んだ男女が合わせて十人ほど。
夢だとすればリアルすぎる。現実だと信じるにはあまりにも突飛すぎる。
「よろしい、完全に予測どおり、典型的事例だな。よし、現在君が置かれている状況を説明しよう。ついてきたまえ」
「なあ、これってまさか……」
「私の名はヴェルベット・リンドブルム。王国に使える騎士だ。ここはカセイ山脈の中央部に位置する、メディムという渓谷都市。そしてこの場所は……」
自分のペースを崩そうとしない甲冑女のあとについて、石作りの階段を上る。しばらく行くと突然明るい場所に出た。
どことも知れない岩山の中腹、生い茂る緑の草地に囲まれた、神殿めいた白い建造物の前庭。
「二百年前に勇者召喚が行われた、古代神の神殿だ。ようこそマンスフェル王国へ、ニホンからの来訪者よ」
俺はとっさに口を利くことができなかった。
何ということだろう――トイレに閉じ込められて干乾しになる運命は免れたようだが、どうやら俺はいわゆる『異世界』に迷い込んでしまったらしかった。
* * * * * * *
標高が高いせいか、この神殿のあたりは涼しい。暴れたり逃げ回ったりしてもいいことは何もなさそうなので、俺はひとまずこの女について歩くことにした。しばらく歩くとまた階段を上り、風通しのいいテラスのようなところへ出る。
ブナ材か何か、渋い色の木材で作られた小ぶりなテーブルに案内され、勧められるままに席に着いた。
「君、大丈夫か? ひどく疲れた顔をしているようだが……」
「ああいや、ちょっと直前までトラブルに巻き込まれてまして……大丈夫です、もう大丈夫」
「そうか? 何か冷たいものでも飲むか?」
「いただきます!!!」
一も二もなく首を縦に振る。しばらくすると少し厚めのガラス器に注がれた、泡立つ液体が運ばれてきた。りんご酒のような発泡性の果実酒のようだ。
「うまい……」
俺は柄にもなく涙を流した。まさか生きてもう一度、冷たい炭酸飲料など飲めるとは思っていなかった。助かったのだ。
「助かりました……何とお礼を言っていいか……」
女は気まずそうな顔をした。
「そ、そうか。それは良かった……実はその、君がここに来たのは事故でな」
事故とな。ああ、なんでもいい、これが現実であって、今いる場所がトイレの中ではないのなら。
「その昔、この国が黒竜王と名のる魔族によって脅かされたときのことだ。王の一人娘が巫女として、勇者の召喚を行った。私もあまり詳しくないのだが、異世界から人間を呼び込む際には、因果律の歪みによってある種の異能が発現することが多い。それを期待してのことだった――」
ヴェルベットの話は非常に長かったのでちょっと要約する。
二百年前、この国に呼ばれた異界の勇者は、俺と同じく日本人だった。どうやら、日本で生きていた時代もほとんど同じくらいだったらしい。
彼は過酷な訓練といくつもの残酷な出来事を乗り越えた。かの王女を始め、ともに魔族との戦いをかいくぐった数人の女性たちをひっくるめて妻に娶り、やがて現在の王朝をひらいたのだという。
で、問題はそこからで。
勇者を呼び込んだ儀式は、その後もこの神殿を中心とした複雑な時空の歪みを残したままだった。おそらくその後数百年にわたって、偶発的に日本人がこちらへ呼び込まれる可能性があった。
そこで彼は、自分の後に時空の歪みに巻き込まれる不幸な日本人を救おう、救い続けようと考えた。
王朝が続く限り継続運用される基金を設立し、毎年予算を追加し、神殿を監視する人員を配置することを、国法に定めたのだ。
なお、歪みを除去するための研究にはいまだにめどが立っていないそうな。
「……ハーレムの話まではちょっとむかつきましたけど、すごくいい人じゃないですか」
「ふふ、そうだろう? 彼の、勇者シワス・ユズシマの血は私の一族にも流れている……それは私にとって無上の誇りなのだ」
どうやらこの人の先祖は、その勇者のハーレムにいた女性の一人らしい。
「すまなかった……君たちの世界が我々のこの世界よりも豊かで便利で安全であることは承知している。王国には、君のような被害者を保護し、生存に必要な教育を施し、希望とあれば就職をあっせんする用意と、その経済的な裏付けがある。かつて君の同胞に救われた我々には、君たちにその恩を返す責任があるのだ」
「いいんですか、そこまで言い切っちゃって」
「そういわざるを得ないな。なぜなら――時間差で巻き添え召喚された形になる君たちには、言葉が通じるということを除いて、なんら特別な能力が与えられていないのだから」
つまり、開けっ放しの穴から落ちてきた、ただの平凡な人。それが俺ら。
結論から言うと、俺はしばらくその神殿で基礎的な訓練を受けた。基礎体力をつけるための運動や初歩的な武術、剣技。歴史や博物学、本草学といった、ここで賢明に生きていくための知識。
ヴェルベットはどちらかといえばお堅い性格だったが、その分誠意をこめて俺の面倒を見てくれた。
0
お気に入りに追加
113
あなたにおすすめの小説
半分異世界
月野槐樹
ファンタジー
関東圏で学生が行方不明になる事件が次々にしていた。それは異世界召還によるものだった。
ネットでも「神隠しか」「異世界召還か」と噂が飛び交うのを見て、異世界に思いを馳せる少年、圭。
いつか異世界に行った時の為にとせっせと準備をして「異世界ガイドノート」なるものまで作成していた圭。従兄弟の瑛太はそんな圭の様子をちょっと心配しながらも充実した学生生活を送っていた。
そんなある日、ついに異世界の扉が彼らの前に開かれた。
「異世界ガイドノート」と一緒に旅する異世界
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
異世界の権力者 〜休職中に異世界転生したら聖騎士団長という権力者になって働きすぎてしまった結果、世界統一をしてしまった話〜
rui ji roku
ファンタジー
⭐︎⭐︎⭐︎ できる限り毎日7:00〜8:00に1話投稿予定 ⭐︎⭐︎⭐︎
仮想敵国Xが日本に侵略してきて死んでしまった休職中の俺が
異世界転生したら聖騎士団長という権力者になって
休みたいのに休めず働き過ぎた結果
逆に侵略する立場になってしまった話
日本に住む陽キャ「太陽」と陰キャ「満月」の双子が
仮想敵国Xの突然の侵略で命を落とし、
世界の権力者を恨みながら異世界転生をする。
双子はそれぞれ聖霊を召喚する最強の聖騎士団長と
悪魔を召喚する最強の中央帝国皇帝のトップになります。
それぞれがチート級の能力を持ちながらも
聖霊や悪魔に振り回されながら国を大きくしていくストーリー。
陰キャの満月は部下に恵まれ、支えられながら聖騎士国を拡大する。
陽キャの太陽は独裁者になり、1人孤軍奮闘して中央帝国を拡大する。
様々な陰謀に巻き込まれながらも主人公最強として敵の野望を打ち砕く
波瀾万丈な物語です。
戦争中の両国はそれぞれ2人を中心に劇的な変化を遂げ、
お互いに知らぬまま侵略者として相まみえることになる。
ドグラマ3
小松菜
ファンタジー
悪の秘密結社『ヤゴス』の三幹部は改造人間である。とある目的の為、冷凍睡眠により荒廃した未来の日本で目覚める事となる。
異世界と化した魔境日本で組織再興の為に活動を再開した三人は、今日もモンスターや勇者様一行と悲願達成の為に戦いを繰り広げるのだった。
*前作ドグラマ2の続編です。
毎日更新を目指しています。
ご指摘やご質問があればお気軽にどうぞ。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる