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第三幕
ありがとう Chapter.4
しおりを挟む「テ……テメェは?」
滞空する戦乙女を見るなり、破落戸の顔から血の気が引く。
その背後にて、ロキはニヤリと笑うのだ──「来たかよ」と。
両者の態度を交互の一瞥に見流すと、ブリュンヒルドは関心を暴漢へと定めた。
「聞こえなかったか? その子を放せ……」
「ぅ……ぁぁ……」
言われるがままに手放し、畏縮に後退る。
想起するのは、あの時の屈辱。
この女の体術には煮え湯を飲まされた。
さりながら、尻込む原因は、それだけにない。
完全武装の鎧姿に、宙に立てる異能──それだけを見れば、この愚か者でも察しは着く。
自分が逆恨みに敵視していた女は、人外であったのだ……と!
だとすれば到底、自分が報復できる相手ではない!
「ブリュド!」
解放された途端、マリーは駆け出していた!
それに合流すべく緩やかに降下するブリュンヒルドとヘル。
「大丈夫でしたきゃう!」
穏和に安否を気遣った直後、ブリュンヒルドは尻餅に珍妙な声を上げていた。
予想していなかったのだ……まさかマリーがジャンプして飛びついて来るとは。
「ったたた……まったく貴女は……」
お転婆ぶりを嗜めようとするも、その小さな身体がフルフルと震えているのを感じた。
だから、自然と慈母性が宥める。
「グスッ……ブリュドォ……」
「大丈夫……もう大丈夫ですよ……」
優しく頭を撫でる細指。
そんな心を癒す光景を、傍らに立つヘルは微笑ましく感じるのであった。
一方で、彼女自身に浴びせられる注視は穏やかなものに無い。
「ヘ……ヘルだ!」
「先代領主だ!」
ざわめく畏怖。
注がれる忌避。
同時に人々は確信するのだ──冥女帝が復活したという事は、やはり〈完璧なる軍隊〉は壊滅したのだ……と!
「嗚呼、終わりだ……ダルムシュタッドの平和な時は終わったんだ」
「また冥女帝に魂を糧と奪われる日々に逆戻りだ……」
悲嘆が啜り泣く。
かつて冥女帝が統治していた頃、月に幾人かの領民が城へと連れていかれ……そして、帰ってこなかった。
否、厳密には帰って来た──綺麗な死化粧で棺に納められて。
それが〈冥女帝〉の徴税であった。
基本的に対象は老人であったが、それもその時によって変わるので宛にはならない。時として子供が対象の時ですらあった。
いずれにせよ後日の葬儀に集う哀しみと憎しみは、ひたすらに増長を刻む。到底、抗えぬ憤りを肥やしに……。
人々にとって〈冥女帝ヘル〉は、絶大な畏怖を抱かせる存在であり、嫌悪たる対象であり、忌避すべき暴君である。
その復活を喜ぼうはずもない。
そうした憂慮を一身に浴びながら、ヘルは噛み締めていた。
(慣れている……我が身が疎まれる事には……そして、私がせねばならぬのは、この民達を守る事!)
毅然と立て直した心持ちに睨み据えるは、倒すべき父親!
だがしかし、強い意志力に向けられる敵意を受け止めた悪神は、まるで含羞むかのように苦笑う。軽視故の侮蔑であった。
優しく幼児を宥め終えたブリュンヒルドは、一転した凛然さに立ち上がる。
「言ったはずだ。努々忘れるなよ……と」
卑劣な暴漢を呑む威圧。
「ぅぅ……」
気圧されるままに、足は後退を刻んだ。
背中がトンと障害物に止められる。
肩越しに見れば、自分が忠誠を捧げた悪神であった。その胸板に当たったらしい。
無造作に立つロキは軽い一瞥に雑魚への関心を失うと、ブリュンヒルドとの対峙に憮然とした面持ちを向ける。
と、咄嗟に働いた安い狡猾さが、三文芝居の愁訴に憐れみを誘った。
「嗚呼、どうか御守護を! いまこそ貴方様の御力を御見せ下さい! あの忌むべき連中に、どうか神の天誅を!」
再び無関心な関心が注がれる。
「……ボチボチ役に立て」
ロキの冷淡な一言と同時に、腹の芯がズンッと衝撃を噛んだ!
「……え?」
何が起こったか理解できぬまま、数分が経過する──数秒にも満たない数分が。
五体を支配する強い痺れ。
そろそろと視線落としに確認し、ようやく状況を把握する。
悪神の五指が……土手っ腹へとブチ込まれていた!
濁々と溢れ出る血脈が、みるみると足下へ赤池を作る!
「言ったろ? オメェみたいな馬鹿は嫌いじゃねぇ……ってな?」
「ひ……ひ……ひぃぃぃ!」
認識した現実にひきつる死相へ、ロキは明るく砕けた冷酷な温顔で告げた。
「オイオイ、心配すんなぁ? ただ依代になってもらうだけだぜ?」
予想だにしなかった残虐な挙動には、臨戦を心構えていたブリュンヒルドも意表を突かれる!
「ロキ! 何を?」
「ま……まさか?」
ヘルは固唾を呑んだ!
察したのだ──父親が何を目論んでいるかを!
「な……何……で……ふ……ふざけん……カハッ!」
「無理して喋んなよ? 吐血しちまってるじゃねぇか? 勿体無ぇ──」そして、再び冷徹な凄みへと返る。「──もう血肉すらテメェの物じゃねぇんだよ! 受肉の素材を無駄にすんじゃねぇよ!」
大量の神力を注ぎ込む!
「うぎゃああああああーーーーーーっ!」
光が暴れる!
眩さが狂う!
細胞の間を抜け!
体内の隙間に膨張し!
目から! 口から! 鼻から! 耳から!
抑え込めない暴力が体内で暴れた!
「仲睦まじい家族だ? 幸せな事だな? ヒャハハハハハッ!」
苛立ちを転じた蔑笑!
自分が持っていない物を、こんな三下が持っている──それが腹に据え兼ねた。
「ロ……ロキは、いったい何を?」
「気を抜くな! ブリュンヒルド! すぐに来るぞ!」
唖然と狼狽える戦乙女の意識を、冥女帝の一喝が現実へと引き戻す!
みるみると膨らんでいく贄の身体!
膨張していく!
変形していく!
「ぁ……ぁぁ……」
残虐なる刑罰を眼前にして、恐怖と驚愕に固まる人々!
そして、悪夢は顕現した!
家屋さえも野原の石コロと対比させる規格外の巨体!
天への御柱とすら見紛う胴周りをした円柱!
体表を埋め尽くす氷鱗は、そのまま強固な鎧と化すであろう!
仰ぎ見る鎌首が黒月へ届かんとばかりに思えたのは、はたして錯覚であろうか?
かつて〝人間〟であった愚者は血肉も精神も圧倒的な巨魂によって受肉と呑み込まれ、最悪なる怪物が降臨する為の依代と使い捨てにされたのだ!
「ヨルムン……ガンド!」
巨大な蛇体を見上げるブリュンヒルドでさえも、慄然とした絶望感に染まる!
巨大蛇怪〈ヨルムンガンド〉──悪神の次男であり、長男と双璧にされている北欧神話最大の怪物!
彼の〈神々の黄昏〉に於いては、北欧神界きっての英雄〈雷神トール〉と相討ちになる運命を決定付けられていたほどの超強大な神敵だ!
「やはり兄上を召喚したか!」
大鎌を身構えつつ、ヘルは焦燥に唇を噛む!
その気構えを蔑笑に捕らえ、ロキは悠々と種明かしを始めた。
「コイツァよ? 気の向くままに世界中を回游してるんでな。オレですら正確な所在を突き止めるのは難しい。だから、呼んだのさ。たっぷりと〈餌〉を用意してなァ!」
「餌?」含まれる意味深に怪訝を浮かべるブリュンヒルド。「まさか!」
真意に気付いて振り向く先には、一塊と集められた街人達!
「さぁ、まずは喰らい尽くせ! テメェの景気付けに用意した前菜だぜ! ヒャハハハハハッ!」
「シャアァァァーーーーッ!」
貪欲に開かれた顎が、闇天から垂れ襲い来る!
無力な餌共を丸呑みにせんと!
「ぃ……ゃ……いやあぁぁぁーーっ! お姉ちゃーーん!」
少女の悲痛な叫びは、一際大きな雷光に掻き消された……。
万物を轟音に吹き飛ばす白い閃光に…………。
「──ッ! マリー!」
強く呼ばれた感覚に〈娘〉が目を見開く!
これまで以上に強力な帯電は、数秒前に流れ込んだ大落雷の足跡!
「やった! やったぞ! ようやく復活したか! 〈娘〉!」
最初に視認したのは、傍らで歓喜に染まるサン・ジェルマン卿の姿であった。
「サン・ジェルマン? 此処は……フランケンシュタイン城か?」
仰臥に首を動かして周囲を見渡す。
懐かしい部屋だ。
見間違うはずもない。
寝台から身を起こそうとしたところ、四肢が鉄枷で拘束されていた。
想起するのは、この世に初めて〈生〉を受けた瞬間。
つまりは、そういう事だ。
再生させられたという事である。
状況を理解した〈娘〉は、サン・ジェルマン卿から解錠されると静かに立ち上がった。
「うあ……」
足下がぐらつく。
慌ててサン・ジェルマン卿が肩を貸した。
「多少、安定感を欠くのは、まだ戦闘ダメージの余韻が残っているせいだろう。すぐに慣れる」
「うん」素直に心配を受け止め、卿の顔を間近に正視する。「確か、私はロキに殺られて……」
「ああ、そうだ。フェンリルを倒した君は、続け様にロキと戦い──敗れた」
そろそろと導かれ、樫椅子へと座らせられた。
「死んだはずだ」
「私が甦らせた」
釈然としない想いではある。
自分は死ねない──そう指摘されたも同然なのだから。
心に芽吹く虚無感を悟られぬように抱き隠し、現実逃避に現実を見渡す。
室内は、あのままであった。
一年前に逃亡した、あの日と……。
「サン・ジェルマン……」
「何かね?」
「フォン・フランケンシュタイン──エリザベス・ランチェスカ────」
積年の罪悪感に、卿はピクリと固まった。
「──私は会った」
「そうか」
覚悟はしていた事だ。
弾劾するのが彼にしても彼女にしても……そして、仮に〈娘〉だとしても…………。
だが〈娘〉は、慈しむ微笑に、こう告げるのであった。
「幸せそうだった」
「…………」
「もう、ずっと一緒だ……私の中で…………」
「……そうか」
零れた安らかな心情は、はたして仮初めの免罪による安堵であったのであろうか……。
それとも、愛しき者達へ手向けた祝福であったのであろうか…………。
夢幻の牢獄に囚われていた大罪人は、ただ一滴の感謝を堪えた。
と、ようやく足りないものに気付き〈娘〉が訊ねる。
「ブリュドは?」
「ブリュド? ああ、もしかして〝ブリュンヒルド〟嬢の事かね?」
「うん」
「彼女も無事だ。冥女帝と共に、この城へと避難している──ロキの魔手からね」
「冥女帝?」
「ロキの娘だよ」
言われて記憶を探り呼び覚まし、ロキの傍らに従えていた〝黒髪の美女〟を思い出した。おそらく彼女に間違いないだろう。
「二人は何処にいる?」
何故だか心臓が早鐘のように急いた。
嫌な予感がしている。
「さて? 数時間前から見掛けないが、たぶん城内探索でもしているかもしれないな。ロキと戦う手段を模索して……」
ふと雨が叩き荒れる窓へ意識が向いた。
目覚めのきっかけとなった声が晴れない。
だから〈娘〉は、根拠無くも確信するのだ。
「……街だ」
「何だって?」
「おそらくロキはダルムシュタッドの街へと入り込んだ。二人は、それを倒さんと向かったはずだ」
「どうして、そう言い切れる? 君に千里眼を与えた覚えなど無いが?」
「……目覚めの刹那、マリーが救けを呼ぶ声が聞こえた」
「マリー? そういえば〈完璧なる軍隊〉の城塞でも口にしていたが……誰だね?」
「友達だ」
「友達?」
「そう、大切な友達……」
迷いなき断言を返す〈娘〉の眼差しは、強い意志力を示している。
その毅然たる表情に、サン・ジェルマン卿は多少なりとも困惑を覚えた。
(驚いたな……こんな〈娘〉は初めて見た)
それを〈成長〉と呼ぶ。
自我の確立だ。
運命に足掻いた者だけが苦しみの果てに得られる特権──この世に生きている事の証明である。
(それだけ大切なものを得たのだな……君は…………)
独り立ちを育んだ娘の姿は、嬉しくも寂しいものであった。
だが、かといって〈娘〉の主張には懐疑を拭えないのも事実だ。根拠が無い。
「そんな気がしただけではないのかね? 蘇生した瞬間まで、君の意識は無い」
「違う。マリーの声は、何処にいても聞こえる」
嘘ではない。
本人にしか実感出来ない感覚だ。
それが超聴覚によるものか──或いは、別の何かか──それは〈娘〉自身にも解らない。
樫椅子を離れた〈娘〉は、北側の城窓を覗いた。
鬱蒼と繁る樹林は闇に呑まれ、深いダークブルーの情景が豪雨の絵具に殴り描かれている。絵師たる黄色い単眼は、天空より陰鬱な絵画を楽しんだ。
アクセントと映える小さな朱!
ダルムシュタッドの街だ!
間違いない!
燃えるライトアップに、禍々しい怪影が躍り立った!
蛇であろうか?
さりとも、この位置から視認するに、その体躯は巨大である!
それこそ、あの〈神魔狼〉並に!
「……マリー!」
無垢なる笑顔が儚く過った!
だからこそ〈娘〉は踵を返す!
災厄を排斥する為に!
「行く気かね?」
擦れ違い様に創造主が訊い止めた。
「うん」
部屋の扉を見据えたまま、振り向きもせずに答える。
「勝ち目は?」
「知らない」
「それでも?」
「行く」
頑なな決意を受け、サン・ジェルマン卿は溜め息に苦笑った。
「待ちたまえ〈娘〉」
「止めても無駄」
「ああ、分かっているよ」
穏やかに正面へと回り込むと、両肩を掴んだ正視に語り聞かせる。
「いいかい? あの悪神と戦うには、無策に挑むだけでは駄目だ。そして、挑む以上、君は勝たねばならない」
「サン・ジェルマン?」
「止めても無駄なのだろう?」
意表を突かれて戸惑う〈娘〉へ、彼は優しい微笑に諭した。
「君には、まだ明かしていない要素が二点有る。ひとつは〈細胞〉だ。君の身体には、私の細胞を混合移植してある。だからこそ、並大抵のダメージでは致命傷を負わないし、落雷を浴びても焼死すらしない」
「そうか。では──」淡い嬉しさに〈娘〉は言う。「──では、私は本当に貴方の娘なのだな」
さすがのサン・ジェルマン卿も目を丸くした。
あまりに素直な解釈である。
あまりにも無垢なる魂である。
しかしながら、両者はすぐに砕けた。
二人の胸中には共有されたのだ……。
柔らかな温かさが……。
長らく冷えてきた虚無感に暖炉が灯るように……。
「もうひとつは?」
「それは──」言い淀む。「──それを知るという事は、君はますます〝人間〟から掛け離れるという事──つまり、最悪時は決別せざる得ないという事だ。その覚悟はあるかね?」
「決……別?」
一瞬の戸惑い。
脳裏に浮かぶのは、失いたくないマリーの笑顔……。
だから──「私は〈怪物〉だ」──愁いた優しさが微笑んだ。
それが〈娘〉の答えであった。
「グッ……ゥゥッ!」
大鎌の長柄を力点とし、ヘルは神力の結界を張った!
背後に庇うは、ダルムシュタッドの街人達!
桁外れの蛇頭は不可視の力場によって遮られ、忌々しくも供物に手出しが出来ない膠着状態にいた!
比較するに象と蟻だ。
さりながら、互角に渡り合える〈神力〉は、北欧冥神の面目躍如といったところか。
実際のところ、彼女が〈怪物〉ではなく〈神格〉とされたのは、兄妹の中に措いてもズバ抜けた〈神力〉を潜在内包していた事にも拠る。皮肉にも〈悪神〉から〈神〉としての側面を色濃く受け継いだのは、彼女であったという事だ。
が、如何にしても限界はある。
況してや、この巨体を誇る神敵だ。
「退かれよ! 兄上!」
「キシャアァァァーーーーッ!」
鎮まらぬ貪欲!
猛り狂う口腔は幾度と無く襲い迫るも、見えぬ障壁によって阻まれ続ける!
衝突の度に鼻頭には瞬間的な光が散り、妹の〈神力〉を視覚化した!
それでも弾かれた執念は壁の向こう側に在る馳走を欲して再突撃を繰り返す!
闇空へ大きな弧を描いて旋回する蛇体!
またも弾かれた!
腹立たしきは、我が妹!
善かろう。
ならば、根比べだ!
卓越した〈神力〉が勝つか!
無尽蔵な体力が勝つか!
迫る大口腔!
「させない!」
銀の弾丸が横っ面を殴り弾いた!
戦乙女だ!
小型円盤盾を弾頭とした飛行タックルであった!
荒れ狂う巨大蛇怪と蚊蜻蛉二匹の抗戦を、ロキは高みの見物と傍観する。
その脇に従えた醜男が、初めて見る人外の応酬に驚嘆した。
「はぇぇ~……こりゃスゲェや……ィヒヒヒヒ!」
「何だ? 逃げねぇのかよ? 下手すりゃ、アイツァ無差別だぜ?」
「逃げる? とんでもない! こんな最高のショーを見逃したら、今後の酒が不味くなりますや!」
「ヘッ……変わった野郎だ」
「けど、旦那さんもヒデェや……あの野郎を〝依代〟に使うなんて」
「あん?」
途端、ロキが凄味を孕む!
調子に乗って倫理観でも説教する気かよ──そう苛立ったものの、アイゴールは気付きもせずに吐露するのであった。
「あんな野郎じゃなくて、オレにくれりゃあなぁ……あの力を、オレにくれりゃあなぁ……そうすりゃ、このクソッタレた世の中をブチ壊せる! オレを蔑んできた人間を……怪物を……みんなみ~んな! ィヒヒヒヒヒヒ!」
羨望の眼差しで、しなる大蛇へと見入っていた。
「……変わった野郎だ」拍子抜けに解ける険。「……テメェ、オレに着いて来いよ? 退屈しねぇショーを見せてやらぁ」
「そりゃもう、どこまでも……ィヒヒヒヒ!」
渇いた自嘲に、ロキは口角を上げた。
されども、嫌な気持ちに無かったのは何故であろうか。
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