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私がまだ若かった頃、六回目の医学部受験に失敗した時の話だ。今の私は見ての通りもうよぼよぼの老人だが、私にも未来がある、希望に溢れた、若者だった頃があった。いや、もしかしたらそれも幻想だったのかもしれないが、少なくともあの頃はまだ、夢と希望に溢れていた。そうだとまだ思っていた。
私は医者になりたかった。理由は、多分マンガやドラマに憧れたとかの、実に安直な理由だったが、それでも、私の親は私の夢を褒めてくれて、たまに会う私の親戚達も、私のことを褒めてくれた。医者は立派な仕事だぞ。それを目指すなんて立派なことだ。親戚に医者が居てくれれば、心配事などなくなるな。今思えば、安直な夢に安直な反応、深みも重みも何もない、実に安っぽいやり取りだったが、安っぽい夢なりに私は真剣に夢見ていたし、医学部合格を目指してきちんと勉強してもいた。しかし一回目の受験で落ち、親や親戚は「頑張れよ」「次があるさ」と励ましてくれ、二回目の受験で落ち、親や親戚は「残念だったな」「ほどほどに頑張れよ」と微妙な笑顔で励ましてくれ、三回目の受験で落ち、親や親戚は「残念だったが、それだけ頑張ったんだ、今から他の道を探しても……」と言い始め……私は、不満だった。何故、たった三回の失敗ごときでそんな顔をするのかと。確かに三回失敗したが、その分の経験値とノウハウは確実に蓄積しているはずだ。もちろん今やめてしまえば、もっと容易く手軽な道に進むことはできるだろうが、でもそれは安直な道だ。人間一度決めたのなら、しかとやり遂げるべきだろう。努力は人を裏切らない。頑張れば頑張るだけ、人は必ず報われる。そんなことを謳う歌、ドラマ、マンガ、スポーツ選手や芸能人、例はいくらでもあるのだからと、私はそういう、希望に溢れた歌やドラマやインタビューを何度も何度も見聞きしながら、四回目の受験に備え、落ち、五回目の受験に励み、落ち、六回目の受験に挑み、落ちた。その頃には、親も親戚も何も言わなくなっていた。
私はその日、散歩に出ることにした。六回目の受験に落ちて、しばらく経った頃だった。詳しくは覚えていないが、多分勉強するのに疲れて、気分転換のために外に出たんだと思う。実際、あの頃の我が家はあまりにも気詰まりな場所になっていた。図書館やカフェのチェーン店で勉強しようと思っても、私は人が周囲にいると気が散ってしまうタイプだったのだ。私よりももっとずっと適当に生きている連中が、バカ騒ぎをして楽しそうに時間を浪費しているのを見ると、テーブルにあるコップをそいつらに命中させたくなりそうだった。図書館もそうだ。図書館はチェーン店よりは静かだが、もし、年端もいかないガキ共が騒ぎながら入ってきたら、俺はそいつらのツラを便所に突っ込み黙らせるかもしれなかった。俺はこんなに、誰よりも努力しているのに! だから、俺はひとり静かに家で勉強したかったのに、バカ親共はしみったれた顔で俺を苛立たせることばかりする。だから、俺は気分転換に、散歩に出たんじゃないかと思う。勉強に集中するためには、六年間のノウハウを最大限に生かすためには、たまには勉強から離れてリラックスすることも必要だ。そう思って私は、散歩に出たんじゃないかと思う。
のどかな日だった。雲ひとつない快晴ではなく、雲はそこかしこに浮いていて、しかし暗すぎるほど重くはなく、明るすぎるほど少なくもなく、陽の光をそれなりに遮りながら適度に明るい。私はこの河原を歩いていた。父親らしき男が子供とボールを投げ合っていて、ポニーテールにサングラスの女が道の上を走っていた。ありきたりな光景の中を私はぶらぶら歩いていた。
そんな時だ。ふと、河原の端に座り込む、一人の老人の姿が唐突に目に入ったのは。小汚い老人だった。遠目でも一目でも、浮浪者とわかる老人だった。帽子もコートも、何年も洗っていないことを窺わせるような色をしていて、その下に見える髪も肌も、やはり何年もロクに洗っていないあの独特な色をしていた。差別主義者と非難されるのを覚悟の上で正直に言うが、普段の私なら、そんな人種に近付こうとは思わなかった。垢だかゴミだか酸化した脂だかそれ以外かもわからない、あの独特のすえた臭いを好む者はいないだろうし、あんな風体で何年も過ごして平気でいるような人間に、好んで近付きたいと思う者は決して多くはないだろう。まあ、そんなことを正直に言えば、差別主義者だ人でなしだと非難されるのかもしれないが、しかし、今の私を見て、浮浪者を差別しているなどと言う者は多分いないだろう。
だから、普段の私であれば、そんな老人は最初からいないかのように振る舞って、ただの通りすがりとして立ち去ろうとしたはずだ。だが、私はどうしたことか、その浮浪者の老人のことが気になって気になって仕方がなかった。理由はよくわからなかった。目を凝らしてよく見ても、どう見ても浮浪者の、小汚い老人だ。だが一層目を凝らしてみると、河原に座り込みながら、何かを見ているようだった。その何かが何かを知る前に、私は老人に近付いていた。
「何を見ているんですか」
ああ、私は今でも思う。何故あの時、あの老人に自ら声など掛けたのかと。考えても答えは出ない。だが、あの時思えば私は、既に運命とか言うものに取り込まれていたのだろう。
老人は私をチラリと見た。私はゾッと寒気を覚えた。老人の目は、現実に生きるのをやめた、何処を向いているのかわからない、濁った腐ったと言うよりもさらにおぞましい色をしていた。
「何を見ているんですか」
だが、私の口は私の怖気とは裏腹に、腐ったような目をした老人に同じことを繰り返していた。老人は目だけで私を見上げ、何故かニッと笑ってみせ……口元は髭で覆われていたが、何故か笑ったような気がしたのだ……「これですよ」と手に持っていた筒状の何かを傾けた。それは万華鏡に似ていた。と言うより、私はそういった形状のものを万華鏡以外知らなかった。細い筒状で、金属でできているようで、筒の周囲には装飾らしい何かわからないものが彫られている。筒は浮浪者の老人と同じぐらい古びているのか、老人に負けず劣らずの汚い涅色をしていた。だから、その筒がなんなのか、初見ではとてもわからなかったし、と言うよりその筒はどう見ても、ただのゴミにしか見えなかった。だが俺はそのゴミに、なんだかよくわからないままぐんぐん惹きつけられていた。汚い、ゴミのような筒にしか見えないのに、俺はその筒のことが気になって気になって仕方がなかった。だから、半分は操られるように、しかし半分は自分の意思で……その自分の意思さえもしかしたら、錯覚だったかもしれないが……俺は、会話を続けるに相応しい言葉を、老人へと放っていた。
「それは?」
「遠眼鏡です」
「遠眼鏡?」
「平たく言えば望遠鏡の昔の呼び方……まあつまりは望遠鏡です。普通の望遠鏡、あるいは遠眼鏡は、レンズ、あるいは曲面鏡を使って遠くを見ることができますが、この遠眼鏡は違うものを覗き見ることができるのです」
「違うもの……とは」
「並行世界を……私達が暮らしているこの世界とは、別の次元にある世界を垣間見ることができるのです」
笑うでしょう? 普通。でもね、その時、私は老人の言葉を笑い飛ばすことはできなかった。こんな、薄汚い、どう見たって浮浪者風情の老人が、河原でゴミ同然のやはり汚い筒を覗いて、並行世界、別の次元、俺達の暮らすのとは別の世界を覗けるだとか言いやがる。笑い飛ばすのが当然だ。ああやはりただの浮浪者だったと、頭のおかしな老人だったと、呆れてその場を立ち去って、そして忘れることもできたはずだ。
でもね、私はどうしても、笑い飛ばすことができなかった。老人の狂気じみた真剣さに、呑まれたというわけではなかった。ああおかしいことを言ってやがると頭の中では思うのに、もっと芯のところで、笑い飛ばすことはできなかった。私はゴクリと唾を飲み、そして……自分でも信じられなくなるような、真剣な声で尋ねていた。
「それは……どのようにしてですか」
「使い方は実に簡単ですよ。この遠眼鏡を覗き込むだけ。それだけで別の世界を簡単に覗くことができる。場所も何処でも構いません。好きな所に居て、見たい所を思い描けば、それだけで別の世界を簡単に覗くことができる。いかがです。興味がありますか」
老人は笑いながら尋ねた。先に言ったように、老人の顔は髭だらけで、その時にはもう私を見てさえもいなかったが、その時は確かに笑っていた。私がそう尋ねることが、最初からわかっていたかのように。
私は、そこで言葉に詰まった。興味があるない以前の話で、何故自分がここにいるのか、さっぱりわからなかったのだ。何故俺はこんな所にいるのだろう。何故、こんな汚い老人の前で、こんな汚い遠眼鏡の話を聞いているのだろう。だが、疑問に思っても、足どころか、眼球さえ動かすことは許されなかった。私はただ、老人の手の中にある遠眼鏡だけを凝視していた。
「わかっています。わかっていますよ。それでは、私も私の話をいたしましょうか。あなたが一体どうしたいかは、その後ゆっくり決めればいい」
「……話?」
「この遠眼鏡の使い方と、その末路のお話です。実際使ったらどうなるかを、実際に聞いておくに越したことはないでしょう? どうせあなたは、私の話を聞き終わるまでここから動けはしないはずです。わかりますよ。私もそうだったのだから」
私は医者になりたかった。理由は、多分マンガやドラマに憧れたとかの、実に安直な理由だったが、それでも、私の親は私の夢を褒めてくれて、たまに会う私の親戚達も、私のことを褒めてくれた。医者は立派な仕事だぞ。それを目指すなんて立派なことだ。親戚に医者が居てくれれば、心配事などなくなるな。今思えば、安直な夢に安直な反応、深みも重みも何もない、実に安っぽいやり取りだったが、安っぽい夢なりに私は真剣に夢見ていたし、医学部合格を目指してきちんと勉強してもいた。しかし一回目の受験で落ち、親や親戚は「頑張れよ」「次があるさ」と励ましてくれ、二回目の受験で落ち、親や親戚は「残念だったな」「ほどほどに頑張れよ」と微妙な笑顔で励ましてくれ、三回目の受験で落ち、親や親戚は「残念だったが、それだけ頑張ったんだ、今から他の道を探しても……」と言い始め……私は、不満だった。何故、たった三回の失敗ごときでそんな顔をするのかと。確かに三回失敗したが、その分の経験値とノウハウは確実に蓄積しているはずだ。もちろん今やめてしまえば、もっと容易く手軽な道に進むことはできるだろうが、でもそれは安直な道だ。人間一度決めたのなら、しかとやり遂げるべきだろう。努力は人を裏切らない。頑張れば頑張るだけ、人は必ず報われる。そんなことを謳う歌、ドラマ、マンガ、スポーツ選手や芸能人、例はいくらでもあるのだからと、私はそういう、希望に溢れた歌やドラマやインタビューを何度も何度も見聞きしながら、四回目の受験に備え、落ち、五回目の受験に励み、落ち、六回目の受験に挑み、落ちた。その頃には、親も親戚も何も言わなくなっていた。
私はその日、散歩に出ることにした。六回目の受験に落ちて、しばらく経った頃だった。詳しくは覚えていないが、多分勉強するのに疲れて、気分転換のために外に出たんだと思う。実際、あの頃の我が家はあまりにも気詰まりな場所になっていた。図書館やカフェのチェーン店で勉強しようと思っても、私は人が周囲にいると気が散ってしまうタイプだったのだ。私よりももっとずっと適当に生きている連中が、バカ騒ぎをして楽しそうに時間を浪費しているのを見ると、テーブルにあるコップをそいつらに命中させたくなりそうだった。図書館もそうだ。図書館はチェーン店よりは静かだが、もし、年端もいかないガキ共が騒ぎながら入ってきたら、俺はそいつらのツラを便所に突っ込み黙らせるかもしれなかった。俺はこんなに、誰よりも努力しているのに! だから、俺はひとり静かに家で勉強したかったのに、バカ親共はしみったれた顔で俺を苛立たせることばかりする。だから、俺は気分転換に、散歩に出たんじゃないかと思う。勉強に集中するためには、六年間のノウハウを最大限に生かすためには、たまには勉強から離れてリラックスすることも必要だ。そう思って私は、散歩に出たんじゃないかと思う。
のどかな日だった。雲ひとつない快晴ではなく、雲はそこかしこに浮いていて、しかし暗すぎるほど重くはなく、明るすぎるほど少なくもなく、陽の光をそれなりに遮りながら適度に明るい。私はこの河原を歩いていた。父親らしき男が子供とボールを投げ合っていて、ポニーテールにサングラスの女が道の上を走っていた。ありきたりな光景の中を私はぶらぶら歩いていた。
そんな時だ。ふと、河原の端に座り込む、一人の老人の姿が唐突に目に入ったのは。小汚い老人だった。遠目でも一目でも、浮浪者とわかる老人だった。帽子もコートも、何年も洗っていないことを窺わせるような色をしていて、その下に見える髪も肌も、やはり何年もロクに洗っていないあの独特な色をしていた。差別主義者と非難されるのを覚悟の上で正直に言うが、普段の私なら、そんな人種に近付こうとは思わなかった。垢だかゴミだか酸化した脂だかそれ以外かもわからない、あの独特のすえた臭いを好む者はいないだろうし、あんな風体で何年も過ごして平気でいるような人間に、好んで近付きたいと思う者は決して多くはないだろう。まあ、そんなことを正直に言えば、差別主義者だ人でなしだと非難されるのかもしれないが、しかし、今の私を見て、浮浪者を差別しているなどと言う者は多分いないだろう。
だから、普段の私であれば、そんな老人は最初からいないかのように振る舞って、ただの通りすがりとして立ち去ろうとしたはずだ。だが、私はどうしたことか、その浮浪者の老人のことが気になって気になって仕方がなかった。理由はよくわからなかった。目を凝らしてよく見ても、どう見ても浮浪者の、小汚い老人だ。だが一層目を凝らしてみると、河原に座り込みながら、何かを見ているようだった。その何かが何かを知る前に、私は老人に近付いていた。
「何を見ているんですか」
ああ、私は今でも思う。何故あの時、あの老人に自ら声など掛けたのかと。考えても答えは出ない。だが、あの時思えば私は、既に運命とか言うものに取り込まれていたのだろう。
老人は私をチラリと見た。私はゾッと寒気を覚えた。老人の目は、現実に生きるのをやめた、何処を向いているのかわからない、濁った腐ったと言うよりもさらにおぞましい色をしていた。
「何を見ているんですか」
だが、私の口は私の怖気とは裏腹に、腐ったような目をした老人に同じことを繰り返していた。老人は目だけで私を見上げ、何故かニッと笑ってみせ……口元は髭で覆われていたが、何故か笑ったような気がしたのだ……「これですよ」と手に持っていた筒状の何かを傾けた。それは万華鏡に似ていた。と言うより、私はそういった形状のものを万華鏡以外知らなかった。細い筒状で、金属でできているようで、筒の周囲には装飾らしい何かわからないものが彫られている。筒は浮浪者の老人と同じぐらい古びているのか、老人に負けず劣らずの汚い涅色をしていた。だから、その筒がなんなのか、初見ではとてもわからなかったし、と言うよりその筒はどう見ても、ただのゴミにしか見えなかった。だが俺はそのゴミに、なんだかよくわからないままぐんぐん惹きつけられていた。汚い、ゴミのような筒にしか見えないのに、俺はその筒のことが気になって気になって仕方がなかった。だから、半分は操られるように、しかし半分は自分の意思で……その自分の意思さえもしかしたら、錯覚だったかもしれないが……俺は、会話を続けるに相応しい言葉を、老人へと放っていた。
「それは?」
「遠眼鏡です」
「遠眼鏡?」
「平たく言えば望遠鏡の昔の呼び方……まあつまりは望遠鏡です。普通の望遠鏡、あるいは遠眼鏡は、レンズ、あるいは曲面鏡を使って遠くを見ることができますが、この遠眼鏡は違うものを覗き見ることができるのです」
「違うもの……とは」
「並行世界を……私達が暮らしているこの世界とは、別の次元にある世界を垣間見ることができるのです」
笑うでしょう? 普通。でもね、その時、私は老人の言葉を笑い飛ばすことはできなかった。こんな、薄汚い、どう見たって浮浪者風情の老人が、河原でゴミ同然のやはり汚い筒を覗いて、並行世界、別の次元、俺達の暮らすのとは別の世界を覗けるだとか言いやがる。笑い飛ばすのが当然だ。ああやはりただの浮浪者だったと、頭のおかしな老人だったと、呆れてその場を立ち去って、そして忘れることもできたはずだ。
でもね、私はどうしても、笑い飛ばすことができなかった。老人の狂気じみた真剣さに、呑まれたというわけではなかった。ああおかしいことを言ってやがると頭の中では思うのに、もっと芯のところで、笑い飛ばすことはできなかった。私はゴクリと唾を飲み、そして……自分でも信じられなくなるような、真剣な声で尋ねていた。
「それは……どのようにしてですか」
「使い方は実に簡単ですよ。この遠眼鏡を覗き込むだけ。それだけで別の世界を簡単に覗くことができる。場所も何処でも構いません。好きな所に居て、見たい所を思い描けば、それだけで別の世界を簡単に覗くことができる。いかがです。興味がありますか」
老人は笑いながら尋ねた。先に言ったように、老人の顔は髭だらけで、その時にはもう私を見てさえもいなかったが、その時は確かに笑っていた。私がそう尋ねることが、最初からわかっていたかのように。
私は、そこで言葉に詰まった。興味があるない以前の話で、何故自分がここにいるのか、さっぱりわからなかったのだ。何故俺はこんな所にいるのだろう。何故、こんな汚い老人の前で、こんな汚い遠眼鏡の話を聞いているのだろう。だが、疑問に思っても、足どころか、眼球さえ動かすことは許されなかった。私はただ、老人の手の中にある遠眼鏡だけを凝視していた。
「わかっています。わかっていますよ。それでは、私も私の話をいたしましょうか。あなたが一体どうしたいかは、その後ゆっくり決めればいい」
「……話?」
「この遠眼鏡の使い方と、その末路のお話です。実際使ったらどうなるかを、実際に聞いておくに越したことはないでしょう? どうせあなたは、私の話を聞き終わるまでここから動けはしないはずです。わかりますよ。私もそうだったのだから」
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