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日曜日前編
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ーーーーーーーーーー
名前 ウィル
性別 男
年齢15
誕生日2月1日
LV.16
HP.158(+7)
VIT.139(+7)
INT.70(+4)
CRI.75(+4)
STR.110(9)
DEF.86(+5)
MND.52(+3)
DEX.52(2)
AGI.124(+4)
MP.54(+10)
LUK.61(+1)
ジョブ【見習い戦士LV16】
サブジョブ【見習い武闘家1】
スキル【身体強化9】【観察10】【投擲2】【ダッシュ7】【剛力4】【見切り4】【採取2】【採掘4】
パッシブスキル【魔力操作】【集中】
職業スキル【スラッシュ】【早斬り】【チャージ】【兜割り】 【魔力拳】
装備
フォレストキャットのリング
鉄の長剣 (STR+2)
見習い冒険者の服
見習い冒険者のズボン
見習い冒険者の靴
称号
【フィリアの心の友】【森のクマさん討伐隊】【モブの敵】
ーーーーーーーーーー
説明
【魔力拳】 両手に魔力を集め攻撃する
【モブの敵】
一定時間内にモブを大量に倒したものに送られる称号
モブに対する攻撃力が1.2倍
ーーーーーーーーーーーーーーーー
今日は日曜日。
「よっと。おっまた釣れた!」
「おっ、やるなぁ。俺も負けてられん!」
僕らは釣りをしていた。
この世界の釣りはリアルで、それでいて、とても楽しいものだった。今日は大物の予感がする……。
……時間は遡る。
「ねぇ。お兄ちゃん本当に行かないの?」
「うん。やめとこうかな。食材の買い出しとか色々やっておきたいし」
「そっかぁ。じゃあ私達の出番は無さそうね。残念だけど留守番よろしくね」
「じゃあお兄ちゃん。また夜ね!」
「「行ってきまぁす」」
「行ってらっしゃい。おばさんに迷惑かけんなよ!」
ガチャン……。
ふぅ。助かった。
アレにまきこまれたら死にかねないからな。
携帯が鳴る。メールみたいだ。
「タスケテ。ニゲキレナイミタイダ。」
おじさんからのメールを見て苦笑し、「ドンマイ、ボクニハドオスルコトモデキナイ。」と送っておく。
そう。今日はユイ、姉さん、千紗、香織さん、おばさんの5人での恒例の買い物だ。勿論SP付きで。実は学校のときなども遠巻きにSPはいる。因みに僕らの家の両側の家は山下家のSP及び秘書などの仕事兼待機場だ。
話を戻す。
5人は良く一日中買い物に出掛ける。朝早くから出かけて夜帰ってくる。ほとんど休まずだ。男からしたらこの時間は何もできず、ただ振り回される。買い物中の女性は森のクマさんより手強い。
まぁ女性たちの買い物に付き合えるのは変態だけだ。彼女とかならしも、姉妹や幼馴染家族ともなれば。それに好きで付き合いたいのは変態だと僕は思っている。
僕は皆との買い物をした時のことを思い返す……。
「お兄ちゃんどっちが似合う??」
「うーん。どっちも似合うけどどちらかというとこっちかなぁ」
「だよねぇ!流石お兄ちゃん!でも高いから買わないんだ!」
なら、なぜ聞いた?
「やーちゃんこのデザインどお思う?」
「んー。いいんじゃない?」
「そっかぁ。でもなんかしっくりこないのよねぇ」
なら、なぜ聞いた?
「ん。弥生、このバッグどう?」
「少し派手だけど大人っぽくみえるよ」
「そう。ありがとう。じゃあこっちは?」
「いいんじゃない?清楚なお嬢様って感じて」
「そう?嬉しい。ありがとう。でもこのブランドあんまり好きじゃないからいいや」
なら、何故入った?
「弥生。このブランドどう思う?」
「確かパリが本社のブランドだよね?キャリアウーマンとか似合いそうかな」
「そうね。ちゃんと勉強してるわね。ただこの場合のどう思う?は私に私に似合うかしら?が隠れているの。もっと女心をわかるようになりなさい。あっあとこれ持って」
イエス、マム!!
「ねぇねぇ弥生君!これどおかしら?オバさんには少し若すぎるかしら?」
「そんな事ないよ?おばさん綺麗だし似合うってるよ?」
「あらうれしい!そうかしら!でもあっちも気になって……あら店員さん!これなんだけど……あらやだぁ。姉妹だなんて!私はこの子の未来のお母さんなの!そうそう。うちの娘がね……」
店員さんはマシンガントークを始めたおばさんに困り、こっちに助けを求めるような眼を向けてくる。店員さん。ボクニハドオスルコトモデキナイョ。ガンバレ。あと僕男ね?
上記のが一日中続く。終わらない会話。終わらない買い物。終わらない荷物持ち。終わらない待機時間。答えのない質問…。
これが永遠と続くのだ。
永遠と。
エーイエンに。
永っ遠と。
あぁ。永遠と……。
……永遠とは一体なんなのだろう。僕は買い物中よく人生について考える。
思い出しただけで気が遠くなっていく。
ただ一つだけ救いがあるとすれば、一週間以上前には買い物に行くという情報を得ておじさんと共有する。そしてこの日に合わせて外せない用事を作る。僕は買い出しや家事といえば大体逃げられる。
この日のために冷蔵庫もほぼ空にしておいた。
しかしこの日おじさんは致命的なミスをした。忘れてたのだ。後で聞いた話では、焦って咄嗟に「足がダルいしからいい」と適当に答えたため「あら、それは運動不足よ。なら買い物に付き合いなさい。いい運動になるわよ。」と鶴の一言でおじさんの運命が決まった。
哀れなり。
さてさて、だがほんとうに家事をしなければならないのでまずは朝のタイムセールへ行く。その後風呂掃除や洗濯などをした辺りで雨が降ってきた。
梅雨の始まりだな。
午前中には家事が終わり、1人なので簡単なインスタントラーメン。たまに食べると美味しく感じるのは何故だろう。
今日の夕食はジィジの家で山下家と一緒にご飯だ。夕方には行けばいいからまだ時間があるな。
さて……。
「ダイブイン」
ダイブするとすぐにタクからのフレンド通話がはいる。
「どうした?」
「おう!今から予定あるか?」
「今からクエストを受けに行く予定だけど?」
「まじか。ん?今1人か?ならとりあえず合流しようぜ!すぐいくわ!」
ここか?とは聞けずに切られる。
相変わらず勝手なやつだ。
とりあえず広場で待つ。
「おう!お待たせ!」
オリバー、リタ、ライリー、フランジェシカがこちらに走ってくる。
「あれ?フランジェシカもいるんだ」
「もちろん。二人のイチャイチャする姿を見逃したくないからね」
「何言ってんのよ。タクはそんな人じゃないわよ」
「僕も違うからな」
「もう。世界平和のためなのに……」
「僕はそんな世界いやだなぁ」
僕も嫌だなぁ。
「そんなことより一人は珍しいな」
「ああ。他は買い物だ」
「おっ。ってことはうまくやったんだな?」
「ああ。だがおじさんは捕まったけどな」
「あはは!おじさんんは相変わらずわきが甘いねぇ」
「ところでみんなはどうしたんだ?」
「あぁ。クマさんを倒したんだがお前と同じで武器が壊れちゃったんだよ」
「そういうこと。昨日あなたたちが鉱石を沢山とってきてくれたおかげで私たちも武器を作ってもらうことになったのよ」
「つまりはその間暇なんだぁ!そしたらウィルがダイブしてきたからついていこうとしたの!!」
「私は素材がなくなっちゃったから」
「なるほどな。つまりは暇なんだな?」
「「「「暇」」」
ということで五人でパーティを組む。
因みに昨日鉱石は売れるだけ売った。そして見つけた金の塊はギルドで10万Gで売れた。あそこは昔金山だったらしいがもうほとんどとりつくされてしまった。が、たまにこうやって見つかるそうだ。どの世界でも人は金が大好きらしい。
そして今までのモンスター討伐数に森のクマさん、鉱石の売却によりランクがDになった。
所持金も186500Gとなった。
鉱石は不足していたそうで通常より高めで売れた。
僕らの武器は今晩、オリバーたちの武器は明日になるそうだ。
「これから釣りクエストを受けようと思うんだけどいいか?」
「お前が釣り?珍しいな」
「まぁな。昨日鉱石採掘が思いのほか楽しくてな。せっかくだしリアルでできないことをやろうと思ってな」
「へぇ。なんかいいわねそういうの」
「だねー!僕もそういう考え好きだよ!」
「そうね。確かにせっかくのもう一つの人生だしね」
「クエストに関しては調べてあるのか?」
「ああ。でもその前にジンのとこよっていいか?」
「「「「じん?」」」」」
とりあえず僕らはジンの所に行くことにした。
名前 ウィル
性別 男
年齢15
誕生日2月1日
LV.16
HP.158(+7)
VIT.139(+7)
INT.70(+4)
CRI.75(+4)
STR.110(9)
DEF.86(+5)
MND.52(+3)
DEX.52(2)
AGI.124(+4)
MP.54(+10)
LUK.61(+1)
ジョブ【見習い戦士LV16】
サブジョブ【見習い武闘家1】
スキル【身体強化9】【観察10】【投擲2】【ダッシュ7】【剛力4】【見切り4】【採取2】【採掘4】
パッシブスキル【魔力操作】【集中】
職業スキル【スラッシュ】【早斬り】【チャージ】【兜割り】 【魔力拳】
装備
フォレストキャットのリング
鉄の長剣 (STR+2)
見習い冒険者の服
見習い冒険者のズボン
見習い冒険者の靴
称号
【フィリアの心の友】【森のクマさん討伐隊】【モブの敵】
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説明
【魔力拳】 両手に魔力を集め攻撃する
【モブの敵】
一定時間内にモブを大量に倒したものに送られる称号
モブに対する攻撃力が1.2倍
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今日は日曜日。
「よっと。おっまた釣れた!」
「おっ、やるなぁ。俺も負けてられん!」
僕らは釣りをしていた。
この世界の釣りはリアルで、それでいて、とても楽しいものだった。今日は大物の予感がする……。
……時間は遡る。
「ねぇ。お兄ちゃん本当に行かないの?」
「うん。やめとこうかな。食材の買い出しとか色々やっておきたいし」
「そっかぁ。じゃあ私達の出番は無さそうね。残念だけど留守番よろしくね」
「じゃあお兄ちゃん。また夜ね!」
「「行ってきまぁす」」
「行ってらっしゃい。おばさんに迷惑かけんなよ!」
ガチャン……。
ふぅ。助かった。
アレにまきこまれたら死にかねないからな。
携帯が鳴る。メールみたいだ。
「タスケテ。ニゲキレナイミタイダ。」
おじさんからのメールを見て苦笑し、「ドンマイ、ボクニハドオスルコトモデキナイ。」と送っておく。
そう。今日はユイ、姉さん、千紗、香織さん、おばさんの5人での恒例の買い物だ。勿論SP付きで。実は学校のときなども遠巻きにSPはいる。因みに僕らの家の両側の家は山下家のSP及び秘書などの仕事兼待機場だ。
話を戻す。
5人は良く一日中買い物に出掛ける。朝早くから出かけて夜帰ってくる。ほとんど休まずだ。男からしたらこの時間は何もできず、ただ振り回される。買い物中の女性は森のクマさんより手強い。
まぁ女性たちの買い物に付き合えるのは変態だけだ。彼女とかならしも、姉妹や幼馴染家族ともなれば。それに好きで付き合いたいのは変態だと僕は思っている。
僕は皆との買い物をした時のことを思い返す……。
「お兄ちゃんどっちが似合う??」
「うーん。どっちも似合うけどどちらかというとこっちかなぁ」
「だよねぇ!流石お兄ちゃん!でも高いから買わないんだ!」
なら、なぜ聞いた?
「やーちゃんこのデザインどお思う?」
「んー。いいんじゃない?」
「そっかぁ。でもなんかしっくりこないのよねぇ」
なら、なぜ聞いた?
「ん。弥生、このバッグどう?」
「少し派手だけど大人っぽくみえるよ」
「そう。ありがとう。じゃあこっちは?」
「いいんじゃない?清楚なお嬢様って感じて」
「そう?嬉しい。ありがとう。でもこのブランドあんまり好きじゃないからいいや」
なら、何故入った?
「弥生。このブランドどう思う?」
「確かパリが本社のブランドだよね?キャリアウーマンとか似合いそうかな」
「そうね。ちゃんと勉強してるわね。ただこの場合のどう思う?は私に私に似合うかしら?が隠れているの。もっと女心をわかるようになりなさい。あっあとこれ持って」
イエス、マム!!
「ねぇねぇ弥生君!これどおかしら?オバさんには少し若すぎるかしら?」
「そんな事ないよ?おばさん綺麗だし似合うってるよ?」
「あらうれしい!そうかしら!でもあっちも気になって……あら店員さん!これなんだけど……あらやだぁ。姉妹だなんて!私はこの子の未来のお母さんなの!そうそう。うちの娘がね……」
店員さんはマシンガントークを始めたおばさんに困り、こっちに助けを求めるような眼を向けてくる。店員さん。ボクニハドオスルコトモデキナイョ。ガンバレ。あと僕男ね?
上記のが一日中続く。終わらない会話。終わらない買い物。終わらない荷物持ち。終わらない待機時間。答えのない質問…。
これが永遠と続くのだ。
永遠と。
エーイエンに。
永っ遠と。
あぁ。永遠と……。
……永遠とは一体なんなのだろう。僕は買い物中よく人生について考える。
思い出しただけで気が遠くなっていく。
ただ一つだけ救いがあるとすれば、一週間以上前には買い物に行くという情報を得ておじさんと共有する。そしてこの日に合わせて外せない用事を作る。僕は買い出しや家事といえば大体逃げられる。
この日のために冷蔵庫もほぼ空にしておいた。
しかしこの日おじさんは致命的なミスをした。忘れてたのだ。後で聞いた話では、焦って咄嗟に「足がダルいしからいい」と適当に答えたため「あら、それは運動不足よ。なら買い物に付き合いなさい。いい運動になるわよ。」と鶴の一言でおじさんの運命が決まった。
哀れなり。
さてさて、だがほんとうに家事をしなければならないのでまずは朝のタイムセールへ行く。その後風呂掃除や洗濯などをした辺りで雨が降ってきた。
梅雨の始まりだな。
午前中には家事が終わり、1人なので簡単なインスタントラーメン。たまに食べると美味しく感じるのは何故だろう。
今日の夕食はジィジの家で山下家と一緒にご飯だ。夕方には行けばいいからまだ時間があるな。
さて……。
「ダイブイン」
ダイブするとすぐにタクからのフレンド通話がはいる。
「どうした?」
「おう!今から予定あるか?」
「今からクエストを受けに行く予定だけど?」
「まじか。ん?今1人か?ならとりあえず合流しようぜ!すぐいくわ!」
ここか?とは聞けずに切られる。
相変わらず勝手なやつだ。
とりあえず広場で待つ。
「おう!お待たせ!」
オリバー、リタ、ライリー、フランジェシカがこちらに走ってくる。
「あれ?フランジェシカもいるんだ」
「もちろん。二人のイチャイチャする姿を見逃したくないからね」
「何言ってんのよ。タクはそんな人じゃないわよ」
「僕も違うからな」
「もう。世界平和のためなのに……」
「僕はそんな世界いやだなぁ」
僕も嫌だなぁ。
「そんなことより一人は珍しいな」
「ああ。他は買い物だ」
「おっ。ってことはうまくやったんだな?」
「ああ。だがおじさんは捕まったけどな」
「あはは!おじさんんは相変わらずわきが甘いねぇ」
「ところでみんなはどうしたんだ?」
「あぁ。クマさんを倒したんだがお前と同じで武器が壊れちゃったんだよ」
「そういうこと。昨日あなたたちが鉱石を沢山とってきてくれたおかげで私たちも武器を作ってもらうことになったのよ」
「つまりはその間暇なんだぁ!そしたらウィルがダイブしてきたからついていこうとしたの!!」
「私は素材がなくなっちゃったから」
「なるほどな。つまりは暇なんだな?」
「「「「暇」」」
ということで五人でパーティを組む。
因みに昨日鉱石は売れるだけ売った。そして見つけた金の塊はギルドで10万Gで売れた。あそこは昔金山だったらしいがもうほとんどとりつくされてしまった。が、たまにこうやって見つかるそうだ。どの世界でも人は金が大好きらしい。
そして今までのモンスター討伐数に森のクマさん、鉱石の売却によりランクがDになった。
所持金も186500Gとなった。
鉱石は不足していたそうで通常より高めで売れた。
僕らの武器は今晩、オリバーたちの武器は明日になるそうだ。
「これから釣りクエストを受けようと思うんだけどいいか?」
「お前が釣り?珍しいな」
「まぁな。昨日鉱石採掘が思いのほか楽しくてな。せっかくだしリアルでできないことをやろうと思ってな」
「へぇ。なんかいいわねそういうの」
「だねー!僕もそういう考え好きだよ!」
「そうね。確かにせっかくのもう一つの人生だしね」
「クエストに関しては調べてあるのか?」
「ああ。でもその前にジンのとこよっていいか?」
「「「「じん?」」」」」
とりあえず僕らはジンの所に行くことにした。
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