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《とある元女神の堕罪》
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あぁ…やっと終わる…。やっと…終われる…。
やっと、還れるーーー
私が、『世界』の管理者の一柱になる。
初めに聞いた時はただの冗談かと思った。だって、私は獣たちの主として過ごしたけど、それだけだったから。なのに、気づいたら私は『神』と成っていた。
それだけでも驚いたのに、新しい『世界』の神になれるなんて…期待半分、不安半分だった。
同じ『世界』を治める他の神々と顔を合わせた時も、緊張しきりでイマイチよく覚えていない。ただ、一番古参の大神さまが気を配ってくださった事だけは覚えている。
いよいよ、自分の『眷族』を創り上げようというとき…あの女神が言い出した事…今思えばやめておけばよかったと、何としても己の意思を貫き通せばよかったと…後悔しかない。
私は、私が『生きて』いた世界と同じ、『獣』の姿の『生き物』を『眷族』としたかった。だが…こちらに呼ばれて初めてみた『ヒト型』の生き物を模す事になり…せめてもの抵抗として、少しでも『私』の要素を残したくて、今まで見てきた『獣』たちの特徴を一部に残した。
あの女神以外の神さまたちも、カタチはヒト型であっても、あいつの『眷族』とどこかしら違う要素を取り入れておられたから、私は間違ってなかったとその時は納得した。
むしろ、頑なに、ご自身とはかけ離れた見た目の…私のような『獣』に近いカタチの『眷族』にする事を譲らなかった大神さまとあの女神のやりとりを見ると…早めに妥協した事を良かったとすら思った。
『眷族』たちが降りた『世界』は、私のいたところとは違って、とても豊かで、とても賑やかで、とてもキラキラしていた。
私は、私の『眷族』たちが幸せに、楽しく生きているのを見て、『神』としてここに来れてよかったと、心から思った。
なのに…
やめて! やめて!! どうして?!
私の『眷族』たちが、あの女神の『眷族』に蹂躙されていく。悲痛な願いが流れ込んでくる。
逃げて! 捕まらないで!! あぁ、どうしたらいいの?!
私は焦るだけしかできなかった。いや、そうそう『地上』に干渉することは出来ないため、神々は静観するしか無かったのだが…状況が変わった。
あの女神の、『地上』への違法な顕現ーーー
大神さまは他の世界の神と面会のために席を外しており、次に力をお持ちの魔人族の神さまと精霊族の神さまは、大神さまが不在であるため、乱れ始めた『世界』のバランスを是正するべくお力を奮っておられたせいで、誰も気付けず、止めることも出来なかった。
私たちの…『眷族』からの信仰心が…あの女神へと流れていくーーー
もう、高笑いするあの女神を誰も止められない。
大神さまや男神さまたちは、『世界』の崩壊を防ぐためにお力を奮われる。しかし、あの女神は…『眷族』共々、どんどん増長していく。
いっその事、『世界』を壊してしまった方が…と、思わず進言してしまったが…『世界』が『衰退』して、そこから新たにやり直す分には問題ないが、『世界そのもの』を『崩壊』させてしまうと、繋がりを持っている『世界』にも影響を及ぼしてしまう事があり、それは、神々の中での最大のタブーなのだそうだ。
お三方の男神さまたちが必死になって『世界』の修復を行なっている最中…
2人の女神さまが…あの女神に消されてしまったーーー
理由が何だったのかなんて、きっと後付けだ。ただただ、あの女神は己の増した力…私たちから奪い取った力を試したかっただけに違いない。
私は、力をギリギリまで削ぎ落とされただけでなく…『眷族』との繋がりを断ち切られ、あの女神に攻撃をすることができなくなる『枷』をつけられて『地上』に堕とされたーーー
堕とされたのは『竜の山脈』と『地上』の者たちが呼んでいる、恐ろしく高く長い山脈の途切れる場所。私は、山の中腹あたりにある洞穴に身を隠した。
今の私は獣とほぼ変わらない力しかない。体躯は元々の大きさを保てているから、この『世界』の生物には負けないだろう。
『天上』と違う時の流れの中、長い長い時間を弱った身体を抱えて眠りながら過ごした。どれだけ眠ろうと、どれだけ休もうと、私の『力』が戻る事はない。これもこの忌々しい『枷』のせいだ…。
しかし、ある頃から、私の目の届く範囲に私の『眷族』たちが住み着くようになった。
嬉しかった。
繋がりを断ち切られてしまっているため、彼らの想いや信仰は私に届かないけど、その姿を目にする事が、その営みを目にすることが出来るだけで。
そこは、消されてしまった女神さまの眷属や、僅かだが魔人族や竜族たちもいる…あの女神の『眷族』のみが排除された、この『世界』の本来の姿とでもいいたくなる…楽園のようだった。
ゆっくりとゆっくりと…あちこちに散らばっていた同胞たちが集まり、集落は街に、街は国へと育っていった。
『神』でなくなったことは、正直どうでも良かった。『眷族』との絆を切られた事が何より辛かった私にとって、『今』の方が幸せだった。『天上』からよりも近くで彼らの姿を見られるから。
でも…そんな幸せな時間は…またも、あの女神のせいで壊される事になるーーー
『召喚陣』…私は他の世界と関われるほどの神格を持っていなかったからどんなものかもわからないけれど…あの女神が自分の『眷族』に与えたと言うのだけは聞いていた。だからと言って、それがどうあいつらに影響するかなんて知る由もなかったし、知りたいとも思わなかった。
甘かったとしか言いようがない…。
「うわ、すげぇ! こんなデカいヤツ初めて見た! いい戦力になりそうじゃん!」
いつもの洞穴から出て、また皆の姿を見に行こうとしていたところへいきなり響くはしゃいだ声。そして…
私の足元に光る見た事もない魔法陣。そこから伸びる蔦に完全に自由を奪われた。
何が起こったのか全くわからない内に、私の身体が私の意思を無視して動き出したのだ。
「いやー、いいモン捕まえられた!」
目の前にいる、若いヒト族の男。それは…
『勇者』と呼ばれる、異世界から召喚された人間だったーーー
いやだ! 嫌だ嫌だイヤだ!! やめてよ! 私こんな事したくない!!
泣けども喚けども、私の身体は勝手に動く。向かってくるヒト族の兵たちを強靭な脚で薙ぎ払い、咆哮で蹴散らす。
私を縛る『隷属』の魔法。命令一つで戦場へ私を駆り出す『勇者』。
この忌々し過ぎる『隷属』の術を作ったのはあの男らしい。何でも、あの女神の『加護』により、膨大な魔力と魔法の才を手にしたらしい。そして、招び出した国のために働く事が『正義』とばかりに、私を始め、隷属させた『獣』たちを使って侵略を繰り返していく。
「おー、大分いい感じなんじゃね? 何か前に召喚された勇者が『魔王』倒したとか聞いたから、面白いこと無いかもってガッカリしたけど…でも、お前みたいな珍しくて強いヤツを従えられたし、ま、いっかぁ。よし、じゃぁ今度はーーー」
ああぁあぁぁああ゛あ゛ぁ゛ーーー!!!
ワタシ ヲ コロシテ! ダレカ ハヤク コロシテ!!
私の脚が、声が、身体が、私の大切な大切な…『眷族』たちの命を奪っている。
勇者が、目をつけたのは…私の『楽園』だったのだ。
どれだけ嘆けども、今の私の力では勇者の楔を断ち切る事は出来ない。
許せない許せない許せない許せないユルセナイ!!
あぁ、どれ程の命を奪ってしまったのだろう…。気づけば、私の姿は黒く醜く変わっていた。
そんな私を疎んだ勇者は、『魔の森』の奥へ、私を封じた。
流れゆく時の中で、私の憎悪は積もりゆく。
コロシテヤル! ヒキサイテヤル!! アイツヲ!
だけど、段々『私』という意識が薄れていく…。憎しみだけが降り積もる。
そんなある時『封印』が壊れた。そして暫くして…『枷』が消えた。
…あの女神の気配を感じる。
積もり積もった怨嗟と共に、気配のする方へ進む。
ーーーイカナクテハ…!! アイツヲコロサナクテハ!
薄れた意識を揺り起こす。
コロシテヤル!(ーーー誰を?)
ニクイ! ウラメシイ!(ーーー何で?)
ワタシノ タイセツナ…(大切な…何だっけ?)
ーーー声が聞こえる。『私』を呼ぶ声。
アナタハ…
白金の…似ているけど、絶対的に違う、あたたかな『焔』が私を燃やしていく。アイツとは全然違う、幼い声。
私を…『還して』くれる、優しい焔の向こう、あの女神とは似ても似つかない…綺麗な『力』を持つ幼な子が見えたーーー
やっと、還れるーーー
私が、『世界』の管理者の一柱になる。
初めに聞いた時はただの冗談かと思った。だって、私は獣たちの主として過ごしたけど、それだけだったから。なのに、気づいたら私は『神』と成っていた。
それだけでも驚いたのに、新しい『世界』の神になれるなんて…期待半分、不安半分だった。
同じ『世界』を治める他の神々と顔を合わせた時も、緊張しきりでイマイチよく覚えていない。ただ、一番古参の大神さまが気を配ってくださった事だけは覚えている。
いよいよ、自分の『眷族』を創り上げようというとき…あの女神が言い出した事…今思えばやめておけばよかったと、何としても己の意思を貫き通せばよかったと…後悔しかない。
私は、私が『生きて』いた世界と同じ、『獣』の姿の『生き物』を『眷族』としたかった。だが…こちらに呼ばれて初めてみた『ヒト型』の生き物を模す事になり…せめてもの抵抗として、少しでも『私』の要素を残したくて、今まで見てきた『獣』たちの特徴を一部に残した。
あの女神以外の神さまたちも、カタチはヒト型であっても、あいつの『眷族』とどこかしら違う要素を取り入れておられたから、私は間違ってなかったとその時は納得した。
むしろ、頑なに、ご自身とはかけ離れた見た目の…私のような『獣』に近いカタチの『眷族』にする事を譲らなかった大神さまとあの女神のやりとりを見ると…早めに妥協した事を良かったとすら思った。
『眷族』たちが降りた『世界』は、私のいたところとは違って、とても豊かで、とても賑やかで、とてもキラキラしていた。
私は、私の『眷族』たちが幸せに、楽しく生きているのを見て、『神』としてここに来れてよかったと、心から思った。
なのに…
やめて! やめて!! どうして?!
私の『眷族』たちが、あの女神の『眷族』に蹂躙されていく。悲痛な願いが流れ込んでくる。
逃げて! 捕まらないで!! あぁ、どうしたらいいの?!
私は焦るだけしかできなかった。いや、そうそう『地上』に干渉することは出来ないため、神々は静観するしか無かったのだが…状況が変わった。
あの女神の、『地上』への違法な顕現ーーー
大神さまは他の世界の神と面会のために席を外しており、次に力をお持ちの魔人族の神さまと精霊族の神さまは、大神さまが不在であるため、乱れ始めた『世界』のバランスを是正するべくお力を奮っておられたせいで、誰も気付けず、止めることも出来なかった。
私たちの…『眷族』からの信仰心が…あの女神へと流れていくーーー
もう、高笑いするあの女神を誰も止められない。
大神さまや男神さまたちは、『世界』の崩壊を防ぐためにお力を奮われる。しかし、あの女神は…『眷族』共々、どんどん増長していく。
いっその事、『世界』を壊してしまった方が…と、思わず進言してしまったが…『世界』が『衰退』して、そこから新たにやり直す分には問題ないが、『世界そのもの』を『崩壊』させてしまうと、繋がりを持っている『世界』にも影響を及ぼしてしまう事があり、それは、神々の中での最大のタブーなのだそうだ。
お三方の男神さまたちが必死になって『世界』の修復を行なっている最中…
2人の女神さまが…あの女神に消されてしまったーーー
理由が何だったのかなんて、きっと後付けだ。ただただ、あの女神は己の増した力…私たちから奪い取った力を試したかっただけに違いない。
私は、力をギリギリまで削ぎ落とされただけでなく…『眷族』との繋がりを断ち切られ、あの女神に攻撃をすることができなくなる『枷』をつけられて『地上』に堕とされたーーー
堕とされたのは『竜の山脈』と『地上』の者たちが呼んでいる、恐ろしく高く長い山脈の途切れる場所。私は、山の中腹あたりにある洞穴に身を隠した。
今の私は獣とほぼ変わらない力しかない。体躯は元々の大きさを保てているから、この『世界』の生物には負けないだろう。
『天上』と違う時の流れの中、長い長い時間を弱った身体を抱えて眠りながら過ごした。どれだけ眠ろうと、どれだけ休もうと、私の『力』が戻る事はない。これもこの忌々しい『枷』のせいだ…。
しかし、ある頃から、私の目の届く範囲に私の『眷族』たちが住み着くようになった。
嬉しかった。
繋がりを断ち切られてしまっているため、彼らの想いや信仰は私に届かないけど、その姿を目にする事が、その営みを目にすることが出来るだけで。
そこは、消されてしまった女神さまの眷属や、僅かだが魔人族や竜族たちもいる…あの女神の『眷族』のみが排除された、この『世界』の本来の姿とでもいいたくなる…楽園のようだった。
ゆっくりとゆっくりと…あちこちに散らばっていた同胞たちが集まり、集落は街に、街は国へと育っていった。
『神』でなくなったことは、正直どうでも良かった。『眷族』との絆を切られた事が何より辛かった私にとって、『今』の方が幸せだった。『天上』からよりも近くで彼らの姿を見られるから。
でも…そんな幸せな時間は…またも、あの女神のせいで壊される事になるーーー
『召喚陣』…私は他の世界と関われるほどの神格を持っていなかったからどんなものかもわからないけれど…あの女神が自分の『眷族』に与えたと言うのだけは聞いていた。だからと言って、それがどうあいつらに影響するかなんて知る由もなかったし、知りたいとも思わなかった。
甘かったとしか言いようがない…。
「うわ、すげぇ! こんなデカいヤツ初めて見た! いい戦力になりそうじゃん!」
いつもの洞穴から出て、また皆の姿を見に行こうとしていたところへいきなり響くはしゃいだ声。そして…
私の足元に光る見た事もない魔法陣。そこから伸びる蔦に完全に自由を奪われた。
何が起こったのか全くわからない内に、私の身体が私の意思を無視して動き出したのだ。
「いやー、いいモン捕まえられた!」
目の前にいる、若いヒト族の男。それは…
『勇者』と呼ばれる、異世界から召喚された人間だったーーー
いやだ! 嫌だ嫌だイヤだ!! やめてよ! 私こんな事したくない!!
泣けども喚けども、私の身体は勝手に動く。向かってくるヒト族の兵たちを強靭な脚で薙ぎ払い、咆哮で蹴散らす。
私を縛る『隷属』の魔法。命令一つで戦場へ私を駆り出す『勇者』。
この忌々し過ぎる『隷属』の術を作ったのはあの男らしい。何でも、あの女神の『加護』により、膨大な魔力と魔法の才を手にしたらしい。そして、招び出した国のために働く事が『正義』とばかりに、私を始め、隷属させた『獣』たちを使って侵略を繰り返していく。
「おー、大分いい感じなんじゃね? 何か前に召喚された勇者が『魔王』倒したとか聞いたから、面白いこと無いかもってガッカリしたけど…でも、お前みたいな珍しくて強いヤツを従えられたし、ま、いっかぁ。よし、じゃぁ今度はーーー」
ああぁあぁぁああ゛あ゛ぁ゛ーーー!!!
ワタシ ヲ コロシテ! ダレカ ハヤク コロシテ!!
私の脚が、声が、身体が、私の大切な大切な…『眷族』たちの命を奪っている。
勇者が、目をつけたのは…私の『楽園』だったのだ。
どれだけ嘆けども、今の私の力では勇者の楔を断ち切る事は出来ない。
許せない許せない許せない許せないユルセナイ!!
あぁ、どれ程の命を奪ってしまったのだろう…。気づけば、私の姿は黒く醜く変わっていた。
そんな私を疎んだ勇者は、『魔の森』の奥へ、私を封じた。
流れゆく時の中で、私の憎悪は積もりゆく。
コロシテヤル! ヒキサイテヤル!! アイツヲ!
だけど、段々『私』という意識が薄れていく…。憎しみだけが降り積もる。
そんなある時『封印』が壊れた。そして暫くして…『枷』が消えた。
…あの女神の気配を感じる。
積もり積もった怨嗟と共に、気配のする方へ進む。
ーーーイカナクテハ…!! アイツヲコロサナクテハ!
薄れた意識を揺り起こす。
コロシテヤル!(ーーー誰を?)
ニクイ! ウラメシイ!(ーーー何で?)
ワタシノ タイセツナ…(大切な…何だっけ?)
ーーー声が聞こえる。『私』を呼ぶ声。
アナタハ…
白金の…似ているけど、絶対的に違う、あたたかな『焔』が私を燃やしていく。アイツとは全然違う、幼い声。
私を…『還して』くれる、優しい焔の向こう、あの女神とは似ても似つかない…綺麗な『力』を持つ幼な子が見えたーーー
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やっと塩味手に入れられてよかったねぇ(⌒▽⌒)
感想ありがとうございます。
ちょっとバタついてて、時間かかりそうなので、一部終わったところなので、完結にしてます。
塩味…大事ですよね☆
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面白いです!
や〜、いきなり女神焼きk……
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語り口(ちぃ〜っと乱暴だけど(笑))も、ありそうだけどちょいとひねった物語がズドンとストライク。
他人のも、こちらもお気に入り登録させていただきました。
楽しみにしてます!
やっぱり探してみるものですね。
作者様の作品に出会えて嬉しいです!
感想ありがとうございます!
元々お上品なお母さんじゃないタイプな上、サバイバルで捻くれたため基本的に口が悪いです(笑)
もうキレ散らかした後だからスッパリやらかします。
後、多分誰しもいきなり冒険出来んと思うんです…。
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