他人の人生押し付けられたけど自由に生きます

鳥類

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やらかしながら進むのが人生だ

ちょっと何言ってるかわからなry

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 旧寮館は、戦時に地方から出兵して来た兵の兵舎として使ったらしい。その後戦が終了してしばらく経って、傷みが目立つ事や、戦時の記憶を消すために別の位置に建て直すこととなった。
 そのため、現在は使われておらず、位置的にも端にあるせいで、全く人は寄り付かない。

「…あの、チ…クラインさま、どこまで行くんです? と言うか、何のためにこんな所まで?」
「も…もう少し…です。あの…会って欲しい…人がいて…」

 しどろもどろに返事をするチベスナくん。実の所、行き着く先も待ってる相手も知ってますー、と言いそうになる。
 ちなみに、待ち構えてるクソ女は…ワクテカを隠せていない感じです…。さすがに今日は他の信者はお休みのようで、奴以外は居ない。いや、こんな人気のない所に女一人で待つって…肝据わってんな。
 クソ女の監視はもう要らんな、とこちらへ戻し、今度は影モモンガちゃんを出してお兄さまの元へと飛ばす。ぬるっとした感触を楽しむが良い(笑)

 離れた所から『ぶべっ!』と言う声が聞こえたとか聞こえなかったとか…。






「やっっっと、来たわね!」

 …金茶の髪の黙ってれば大人しめ美少女が、仁王立ちしてます。どうやら本性を隠すのをやめたようです。チベスナくんがオロオロしてるけどいいのかな…。

「…どうも、ごきげんよう、ルデバランさま。『やっと』と申されましても…特にお約束などした覚えがございませんが」
「はぁ?! この私が呼んでるんだから約束とかどうでも良いのよ。さっさと駆けつけなさいよ」

 …ちょっと何言ってるかわかりませんね。

「…何か…私に御用ですの?」
「用も何も! あんたはねぇ!」

 …いきなりマシンガントークが始まりました。
 早口過ぎて所々わかんないけども、大筋は前に言われたのと然程変わらないようです。ポカンしてたから全部覚えてるわけじゃ無いけども。
 ともかく、何が何でも『私が悪い』と言うか事にしたいらしい。

 ちょっと何言ってるかわかりませんね。

 話の内容は支離滅裂だし、奴の思い通りにいかなかった事に対する因果関係も謎。
 そもそも貴様と私に相関関係は無い。無いったら無い。
 大体…

「と、言うわけで、あんたは存在するだけで私にとって有害だから、私の『浄化の炎』で浄化して燃やしてあげるわ!」

「ちょっと何言ってるかわかりませんね」

 あっ、心の声が口から出たわ。

 ビシッ! とキメた所へ、間髪入れず私の心の声が被ってしまったので、あちらがポカンとしましたよ。基本反論とかしてなかったもんな、今まで。
 いや、反論したくなかったわけじゃ無いんや。訳わからんすぎて言葉も無かっただけなんや。


「何を言ってるのかサッパリだけど、そもそもあんたの話筋道通ってないし。何でもかんでも私のせいにしてるだけだし。矛盾まみれで聞いてられんわ。バカじゃね?」


 あっ、『御令嬢仮面』が飛んでったわ。しゃーない、所詮仮面よ。もうこうなりゃついでだ。

「大体なぁ、今の話聞いてて、『あっ、コレ私のせいだわー私悪かったわー』とか思える訳ねぇだろが。私カケラも関係ねぇわ。逆恨みが過ぎるんだよ大バカ女。ちったぁ己の所業省みろっつーんだわ脳みそ入ってんのかスカスカ頭が」


 『御令嬢仮面』は消え去ったので、こっちも仁王立ちにシフトチェンジしてここぞとばかりに言いたいこと言いますよ!





 目の端に、草葉の陰(笑)でお兄さまとアルくんが頭抱えてるのが見えたけど気にしなーい(大笑)
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