78 / 83
やらかしながら進むのが人生だ
ちょっと何言ってるかわからなry
しおりを挟む
旧寮館は、戦時に地方から出兵して来た兵の兵舎として使ったらしい。その後戦が終了してしばらく経って、傷みが目立つ事や、戦時の記憶を消すために別の位置に建て直すこととなった。
そのため、現在は使われておらず、位置的にも端にあるせいで、全く人は寄り付かない。
「…あの、チ…クラインさま、どこまで行くんです? と言うか、何のためにこんな所まで?」
「も…もう少し…です。あの…会って欲しい…人がいて…」
しどろもどろに返事をするチベスナくん。実の所、行き着く先も待ってる相手も知ってますー、と言いそうになる。
ちなみに、待ち構えてるクソ女は…ワクテカを隠せていない感じです…。さすがに今日は他の信者はお休みのようで、奴以外は居ない。いや、こんな人気のない所に女一人で待つって…肝据わってんな。
クソ女の監視はもう要らんな、とこちらへ戻し、今度は影モモンガちゃんを出してお兄さまの元へと飛ばす。ぬるっとした感触を楽しむが良い(笑)
離れた所から『ぶべっ!』と言う声が聞こえたとか聞こえなかったとか…。
「やっっっと、来たわね!」
…金茶の髪の黙ってれば大人しめ美少女が、仁王立ちしてます。どうやら本性を隠すのをやめたようです。チベスナくんがオロオロしてるけどいいのかな…。
「…どうも、ごきげんよう、ルデバランさま。『やっと』と申されましても…特にお約束などした覚えがございませんが」
「はぁ?! この私が呼んでるんだから約束とかどうでも良いのよ。さっさと駆けつけなさいよ」
…ちょっと何言ってるかわかりませんね。
「…何か…私に御用ですの?」
「用も何も! あんたはねぇ!」
…いきなりマシンガントークが始まりました。
早口過ぎて所々わかんないけども、大筋は前に言われたのと然程変わらないようです。ポカンしてたから全部覚えてるわけじゃ無いけども。
ともかく、何が何でも『私が悪い』と言うか事にしたいらしい。
ちょっと何言ってるかわかりませんね。
話の内容は支離滅裂だし、奴の思い通りにいかなかった事に対する因果関係も謎。
そもそも貴様と私に相関関係は無い。無いったら無い。
大体…
「と、言うわけで、あんたは存在するだけで私にとって有害だから、私の『浄化の炎』で浄化してあげるわ!」
「ちょっと何言ってるかわかりませんね」
あっ、心の声が口から出たわ。
ビシッ! とキメた所へ、間髪入れず私の心の声が被ってしまったので、あちらがポカンとしましたよ。基本反論とかしてなかったもんな、今まで。
いや、反論したくなかったわけじゃ無いんや。訳わからんすぎて言葉も無かっただけなんや。
「何を言ってるのかサッパリだけど、そもそもあんたの話筋道通ってないし。何でもかんでも私のせいにしてるだけだし。矛盾まみれで聞いてられんわ。バカじゃね?」
あっ、『御令嬢仮面』が飛んでったわ。しゃーない、所詮仮面よ。もうこうなりゃついでだ。
「大体なぁ、今の話聞いてて、『あっ、コレ私のせいだわー私悪かったわー』とか思える訳ねぇだろが。私カケラも関係ねぇわ。逆恨みが過ぎるんだよ大バカ女。ちったぁ己の所業省みろっつーんだわ脳みそ入ってんのかスカスカ頭が」
『御令嬢仮面』は消え去ったので、こっちも仁王立ちにシフトチェンジしてここぞとばかりに言いたいこと言いますよ!
目の端に、草葉の陰(笑)でお兄さまとアルくんが頭抱えてるのが見えたけど気にしなーい(大笑)
そのため、現在は使われておらず、位置的にも端にあるせいで、全く人は寄り付かない。
「…あの、チ…クラインさま、どこまで行くんです? と言うか、何のためにこんな所まで?」
「も…もう少し…です。あの…会って欲しい…人がいて…」
しどろもどろに返事をするチベスナくん。実の所、行き着く先も待ってる相手も知ってますー、と言いそうになる。
ちなみに、待ち構えてるクソ女は…ワクテカを隠せていない感じです…。さすがに今日は他の信者はお休みのようで、奴以外は居ない。いや、こんな人気のない所に女一人で待つって…肝据わってんな。
クソ女の監視はもう要らんな、とこちらへ戻し、今度は影モモンガちゃんを出してお兄さまの元へと飛ばす。ぬるっとした感触を楽しむが良い(笑)
離れた所から『ぶべっ!』と言う声が聞こえたとか聞こえなかったとか…。
「やっっっと、来たわね!」
…金茶の髪の黙ってれば大人しめ美少女が、仁王立ちしてます。どうやら本性を隠すのをやめたようです。チベスナくんがオロオロしてるけどいいのかな…。
「…どうも、ごきげんよう、ルデバランさま。『やっと』と申されましても…特にお約束などした覚えがございませんが」
「はぁ?! この私が呼んでるんだから約束とかどうでも良いのよ。さっさと駆けつけなさいよ」
…ちょっと何言ってるかわかりませんね。
「…何か…私に御用ですの?」
「用も何も! あんたはねぇ!」
…いきなりマシンガントークが始まりました。
早口過ぎて所々わかんないけども、大筋は前に言われたのと然程変わらないようです。ポカンしてたから全部覚えてるわけじゃ無いけども。
ともかく、何が何でも『私が悪い』と言うか事にしたいらしい。
ちょっと何言ってるかわかりませんね。
話の内容は支離滅裂だし、奴の思い通りにいかなかった事に対する因果関係も謎。
そもそも貴様と私に相関関係は無い。無いったら無い。
大体…
「と、言うわけで、あんたは存在するだけで私にとって有害だから、私の『浄化の炎』で浄化してあげるわ!」
「ちょっと何言ってるかわかりませんね」
あっ、心の声が口から出たわ。
ビシッ! とキメた所へ、間髪入れず私の心の声が被ってしまったので、あちらがポカンとしましたよ。基本反論とかしてなかったもんな、今まで。
いや、反論したくなかったわけじゃ無いんや。訳わからんすぎて言葉も無かっただけなんや。
「何を言ってるのかサッパリだけど、そもそもあんたの話筋道通ってないし。何でもかんでも私のせいにしてるだけだし。矛盾まみれで聞いてられんわ。バカじゃね?」
あっ、『御令嬢仮面』が飛んでったわ。しゃーない、所詮仮面よ。もうこうなりゃついでだ。
「大体なぁ、今の話聞いてて、『あっ、コレ私のせいだわー私悪かったわー』とか思える訳ねぇだろが。私カケラも関係ねぇわ。逆恨みが過ぎるんだよ大バカ女。ちったぁ己の所業省みろっつーんだわ脳みそ入ってんのかスカスカ頭が」
『御令嬢仮面』は消え去ったので、こっちも仁王立ちにシフトチェンジしてここぞとばかりに言いたいこと言いますよ!
目の端に、草葉の陰(笑)でお兄さまとアルくんが頭抱えてるのが見えたけど気にしなーい(大笑)
91
お気に入りに追加
3,228
あなたにおすすめの小説

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
悪役令嬢の追放エンド………修道院が無いじゃない!(はっ!?ここを楽園にしましょう♪
naturalsoft
ファンタジー
シオン・アクエリアス公爵令嬢は転生者であった。そして、同じく転生者であるヒロインに負けて、北方にある辺境の国内で1番厳しいと呼ばれる修道院へ送られる事となった。
「きぃーーーー!!!!!私は負けておりませんわ!イベントの強制力に負けたのですわ!覚えてらっしゃいーーーー!!!!!」
そして、目的地まで運ばれて着いてみると………
「はて?修道院がありませんわ?」
why!?
えっ、領主が修道院や孤児院が無いのにあると言って、不正に補助金を着服しているって?
どこの現代社会でもある不正をしてんのよーーーーー!!!!!!
※ジャンルをファンタジーに変更しました。

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。

転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。


劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる