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やらかしながら進むのが人生だ
イメージ力も大事です
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「基本的に魔法は気合いですけど、『属性魔法』の発動・行使に関してはイメージ力に左右される部分が大きいですね」
「どう言う事だ?」
「うーーん、説明が難しいんですけど…そうですねぇ、目に見えない『魔力』を、目に見える『技』に変換するためには、その『技』をどれだけ正確にイメージ出来るか、がキモになってるんですよ」
魔力から『魔法』を発動させるためのコンバーターは、己のイメージ力だと、自分で色々試してみてわかった。
そして、より正確に、より強くイメージする事で消費も少なくなる。
『魔法は習わなくては使えない』と言うのは、行使された『魔法』を『見る』事で『こういう物なんだ』と『知って』初めて『イメージ』出来るからなのだ。
あんたらイメージ力貧困なのよ、とは、簡単に言えない。
科学技術が発展した世界で、基礎的学力をほぼ無条件に獲得でき、さまざまな分野の知識をネットや本から吸収する事のできる世界の記憶を持つ私だから想像できる部分が大きすぎるから。
例えば、うちのパパン&兄弟が『強い青魔法』である『氷』を色んな方法で扱えるようになったのは、『氷は、水が凍って出来るもの』という当たり前の知識を『技のイメージ』に落とし込んだからだ。
お父さまは元々氷を出せたが(クソババァの足元凍らせとったからね)、それは大量の魔力を使って『氷』を『生成』するだけだった。これ、実はかなり疲れるらしい。
そこで、私はまず『氷』がどうして出来るかを皆に考えてもらった。『水が冷えたら氷になる』という常識は皆持ってた。よかった。
次に、水を用意して、そこへそれを冷やすイメージで魔力を流してもらったのだ。
最初戸惑っていたが、一度コツを掴むと三人とも早かった。そこからはトントン拍子。いきなり『氷』をうむより、『水→氷』の方が魔力の消費も少ないことも判明、なおかつ前世のような『知識』は無くとも、空気中にも『水分』はあるんですよー、と伝えるだけで上手くそれを利用出来るようになったため、さらに省エネ化が捗った。
そのせいでノリノリになってどんどこ色んなこと試したりしたから『正直すまんかった!』ってなった訳だけどね。反省はしている、多少。
私にはこの世界には無い『知識』がある。
だからこそ『影』を動かせると気づいた後、利用・改良できた。『こんな事いいな、出来たらいいな』ってヤツだ。はい! タケ◯プター!って訳にはいかんけど(笑)
そんな私でも最初に発動出来たのは『身体強化』だ。まぁこれは無意識だったんだけども。
だからこそ…多少だが…本当に本当に多少だが、あの女はそれまでろくすっぽ『魔法』に触れる事が無かった状況で、己の属性色すら知らず、どうやって『魔法』をいきなり発動できたんだろうか…と思ってしまう。
いや、聞きに行こうとは思わんけどね、絶対に。
「どう言う事だ?」
「うーーん、説明が難しいんですけど…そうですねぇ、目に見えない『魔力』を、目に見える『技』に変換するためには、その『技』をどれだけ正確にイメージ出来るか、がキモになってるんですよ」
魔力から『魔法』を発動させるためのコンバーターは、己のイメージ力だと、自分で色々試してみてわかった。
そして、より正確に、より強くイメージする事で消費も少なくなる。
『魔法は習わなくては使えない』と言うのは、行使された『魔法』を『見る』事で『こういう物なんだ』と『知って』初めて『イメージ』出来るからなのだ。
あんたらイメージ力貧困なのよ、とは、簡単に言えない。
科学技術が発展した世界で、基礎的学力をほぼ無条件に獲得でき、さまざまな分野の知識をネットや本から吸収する事のできる世界の記憶を持つ私だから想像できる部分が大きすぎるから。
例えば、うちのパパン&兄弟が『強い青魔法』である『氷』を色んな方法で扱えるようになったのは、『氷は、水が凍って出来るもの』という当たり前の知識を『技のイメージ』に落とし込んだからだ。
お父さまは元々氷を出せたが(クソババァの足元凍らせとったからね)、それは大量の魔力を使って『氷』を『生成』するだけだった。これ、実はかなり疲れるらしい。
そこで、私はまず『氷』がどうして出来るかを皆に考えてもらった。『水が冷えたら氷になる』という常識は皆持ってた。よかった。
次に、水を用意して、そこへそれを冷やすイメージで魔力を流してもらったのだ。
最初戸惑っていたが、一度コツを掴むと三人とも早かった。そこからはトントン拍子。いきなり『氷』をうむより、『水→氷』の方が魔力の消費も少ないことも判明、なおかつ前世のような『知識』は無くとも、空気中にも『水分』はあるんですよー、と伝えるだけで上手くそれを利用出来るようになったため、さらに省エネ化が捗った。
そのせいでノリノリになってどんどこ色んなこと試したりしたから『正直すまんかった!』ってなった訳だけどね。反省はしている、多少。
私にはこの世界には無い『知識』がある。
だからこそ『影』を動かせると気づいた後、利用・改良できた。『こんな事いいな、出来たらいいな』ってヤツだ。はい! タケ◯プター!って訳にはいかんけど(笑)
そんな私でも最初に発動出来たのは『身体強化』だ。まぁこれは無意識だったんだけども。
だからこそ…多少だが…本当に本当に多少だが、あの女はそれまでろくすっぽ『魔法』に触れる事が無かった状況で、己の属性色すら知らず、どうやって『魔法』をいきなり発動できたんだろうか…と思ってしまう。
いや、聞きに行こうとは思わんけどね、絶対に。
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