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試練の多い人生を歩むらしい
結構便利なんだけどなぁ
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リアルorzのナイスミドルは未だ復活する兆しを見せない。
と、言う事はやっぱりこの人公爵の関係者か。
さて、この時点ですでに転生前に教えてもらったモデルケース(?)から外れている。私の属性がわかるのはもっと後だからだ。
「…ちょっと…用が出来た…。また来る…」
やっと動き出したナイスミドルは、まるで瀕死の人間のようによろよろとしながら何処ぞへ消えていった。私が公爵さまの子ではないと言うのを伝えにいくのだろう。
と言うか、これからは来ないかもしれない。
いや、逆にやべぇ属性持ちな上に魔力量も多い事が確定しているのだ。今後は『危険人物』として監視されるのかもしれない。それか監禁。
…監禁はちょっと魅力的かもしれない(大笑)
今の環境に比べたら天国かもしれん。
まぁ、何にしても向こうの出方を待つしか無いわな。
ナイスミドルが来なくなってそろそろ一ヶ月。畑も順調だし、マリアンヌとの攻防もここ最近は全勝、アメリアなんぞは相手にならないから基本無視。
平和である。
でもアメリアの絡みが余りにも面倒くさくなってきたから、客間のクローゼットを掃除してそこで生活してる。
まったりした生活だが…多少寂しい。
そんな折、突如マリアンヌが叫びながら家に駆け込んできた。うるさ。
「アメリア! 離宮に行きましょう! 坊っちゃまのお世話係になるわ!」
いきなり何言ってんだコイツ…。
よくわからん事叫んで慌ただしく出ていったマリアンヌさん、マジで弟の世話係になったらしい。
ここの人選本当ザル過ぎやしませんか…?
…まさかどうなってもいいと思われてる…?
うぉぉ否定できねぇ…!
考えてみりゃ当たり前かぁ…。
権力使って押し付けられただけでも腹立たしいのに平気で浮気した上に子どもまで作り、さらにその子は面倒極まりない属性持ち。
わぁ本当にこのまま見殺しコースかもしれない…!
しかし、弟はちゃんと生まれてたんやな。いつ生まれたんやろ…? 公爵さまが離宮に足運んだとか物心ついて以来聞いた事ないけど。
…おいおい、まさか私の時と同じ事したんじゃねぇだろうな…?
ま、詳しいことまではわからんけど、確かモデルケース通り進んだ時に異母兄と後継争いさせるよう企てる…とかあった気がするから、多分弟の属性色は青なんだろう。
…何はともあれまともに育てばいいなぁ…。強く生きろよ、弟よ…。
すっかり静かになった家で一人暮らし始めました、から約半月。野菜の出来はいいし、パンは離宮から掻っぱらってこれるし、何より身体強化のお陰で調理もできる。ブラボー。
そしてついに、私は魔法を会得した。わーパチパチ。
実はナイスミドルに属性聞かれた頃にはすでに黒い魔力を顕現させる事ができるようになっていた。
モヤモヤとした黒い霧のようなモノを手のひらから。
こりゃ確かに抹消されるわ(大笑)
自分で見てても不気味でした…。立ち登る黒いモヤ…呪われそう…とか思われても仕方ない。
こりゃ今後は身体強化のみとして生きていくしか無いかぁ…とガッカリしていたのだが…
実はめっちゃくそ便利な能力でした。
手のひらからモヤモヤと湧き出させてるだけだと確かになんの役にも立たないのだが、コレ、影に通すと何と…
影を思うままに動かせる事が判明。
『黒魔法』というか、『影魔法』だ。
何故今まで気づかなかったんだ! クッソ便利だぞ!
慣れれば手足のように動かせるんだぞ! しかも重さも感じない!(重いモノ持ち上げるとそれなりに魔力は食うけど)
最近では手のひらからでもモヤモヤでは無く影を出す事が出来るようになったんだぞ!
さぁ! 者ども! 『黒』の前に跪け!(笑)
と、言う事はやっぱりこの人公爵の関係者か。
さて、この時点ですでに転生前に教えてもらったモデルケース(?)から外れている。私の属性がわかるのはもっと後だからだ。
「…ちょっと…用が出来た…。また来る…」
やっと動き出したナイスミドルは、まるで瀕死の人間のようによろよろとしながら何処ぞへ消えていった。私が公爵さまの子ではないと言うのを伝えにいくのだろう。
と言うか、これからは来ないかもしれない。
いや、逆にやべぇ属性持ちな上に魔力量も多い事が確定しているのだ。今後は『危険人物』として監視されるのかもしれない。それか監禁。
…監禁はちょっと魅力的かもしれない(大笑)
今の環境に比べたら天国かもしれん。
まぁ、何にしても向こうの出方を待つしか無いわな。
ナイスミドルが来なくなってそろそろ一ヶ月。畑も順調だし、マリアンヌとの攻防もここ最近は全勝、アメリアなんぞは相手にならないから基本無視。
平和である。
でもアメリアの絡みが余りにも面倒くさくなってきたから、客間のクローゼットを掃除してそこで生活してる。
まったりした生活だが…多少寂しい。
そんな折、突如マリアンヌが叫びながら家に駆け込んできた。うるさ。
「アメリア! 離宮に行きましょう! 坊っちゃまのお世話係になるわ!」
いきなり何言ってんだコイツ…。
よくわからん事叫んで慌ただしく出ていったマリアンヌさん、マジで弟の世話係になったらしい。
ここの人選本当ザル過ぎやしませんか…?
…まさかどうなってもいいと思われてる…?
うぉぉ否定できねぇ…!
考えてみりゃ当たり前かぁ…。
権力使って押し付けられただけでも腹立たしいのに平気で浮気した上に子どもまで作り、さらにその子は面倒極まりない属性持ち。
わぁ本当にこのまま見殺しコースかもしれない…!
しかし、弟はちゃんと生まれてたんやな。いつ生まれたんやろ…? 公爵さまが離宮に足運んだとか物心ついて以来聞いた事ないけど。
…おいおい、まさか私の時と同じ事したんじゃねぇだろうな…?
ま、詳しいことまではわからんけど、確かモデルケース通り進んだ時に異母兄と後継争いさせるよう企てる…とかあった気がするから、多分弟の属性色は青なんだろう。
…何はともあれまともに育てばいいなぁ…。強く生きろよ、弟よ…。
すっかり静かになった家で一人暮らし始めました、から約半月。野菜の出来はいいし、パンは離宮から掻っぱらってこれるし、何より身体強化のお陰で調理もできる。ブラボー。
そしてついに、私は魔法を会得した。わーパチパチ。
実はナイスミドルに属性聞かれた頃にはすでに黒い魔力を顕現させる事ができるようになっていた。
モヤモヤとした黒い霧のようなモノを手のひらから。
こりゃ確かに抹消されるわ(大笑)
自分で見てても不気味でした…。立ち登る黒いモヤ…呪われそう…とか思われても仕方ない。
こりゃ今後は身体強化のみとして生きていくしか無いかぁ…とガッカリしていたのだが…
実はめっちゃくそ便利な能力でした。
手のひらからモヤモヤと湧き出させてるだけだと確かになんの役にも立たないのだが、コレ、影に通すと何と…
影を思うままに動かせる事が判明。
『黒魔法』というか、『影魔法』だ。
何故今まで気づかなかったんだ! クッソ便利だぞ!
慣れれば手足のように動かせるんだぞ! しかも重さも感じない!(重いモノ持ち上げるとそれなりに魔力は食うけど)
最近では手のひらからでもモヤモヤでは無く影を出す事が出来るようになったんだぞ!
さぁ! 者ども! 『黒』の前に跪け!(笑)
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