寄せ集めの短編集

槇瀬光琉

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それは反則

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それは反則。


君はいつもそうだ。


不意打ちをくらわせる。


「なぁ、今日しねぇ?」
ほら、まただ。急なお誘い。それが嫌なわけじゃない。
「途中で待ったなしならいいけど」
君は気分屋なんだ。何度お預けを食らったことか。何度、途中で止めさせられたことか…。
「んなことしねぇよ。今日は俺がする!!」
そう言って君は僕のベルトに手をかける。ホント反則。もう逃げられない。ズボンの中から僕のモノを取り出しなめ始める。
「んっ…んっ…おっひくな…ちゃ…」
僕のモノを咥えたまま喋る君は妙に色っぽい。
「じゃぁ、今度は僕がしてあげるよ」
なんて言葉は完全に無視されて
「いい!今日は俺がする!!!」
なんて言っていきなり着ている服を全部脱いだ。そのまま僕の上に跨り、僕のモノを宛がいゆっくりと腰を下ろしてくる。
僕のモノがゆっくりと飲み込まれていく。どうやら今日は本気で自分でするらしい。

僕の手は彼によって拘束された。これじゃぁ触ることもできやしない。ホント反則。

「んっ、ぁ、ぁぁ、ん、ぁぁ」
僕の上で自ら腰を振り快楽を得てる。僕も気持ちいいけど。
「あぁ、ぁ、ぁぁ、ん、ぁぁ」
僕に抱き着き動きを速めていく。
「あっ、ダメ…いきそ、あぁ、ぁぁ」
抱きしめてあげられないのが残念だ。
「僕もだよ。一緒にいこ」
抱き着いてくる彼を下から突き上げてやる。
「あぁ、ぁぁ、いくぅ、ぁぁ」
「っ、くぅ」
僕たちは同時に果てた。彼からのキス。ホント反則。こういう時じゃないと素直じゃないんだから…
「好きだよ」
そんな彼を嫌いになれないのは僕自身。
「んっ、俺も」
素直な彼も好きだけど天邪鬼な彼も好きなんだよね。でも彼はいつも反則。

Fin
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