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Love of the eternity to you ...
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永遠の愛をあなたに捧げよう
永遠の愛をあなただけに…
ロイファは小さく笑う。いつもそうだ。僕を前にすると小さく笑う。愛おしい目をして小さく笑う。
「ロイファはいつも僕を前にすると笑うね」
僕は彼に聞いてみた。ロイファはやっぱり小さく笑い
「それはエルファがいつもキレイだからだよ」
僕の頬を撫でる。
ロイファと一緒に暮らすようになってどれだけ経つんだろう。
はじめはロイファがバンパイアだって知ったときはすごく驚いた。でも不思議と怖くはなかったんだ。
それは多分ロイファの容姿がすごくキレイだったから。こんなキレイなバンパイアならいても不思議じゃない。
そう思ったからかもしれない。だってロイファはすごくキレイで輝く金色の髪と優しい蒼い瞳。
どれを取ってもすごくキレイで僕はロイファに心を奪われた。
「エルフェはいつもしかめっ面をしている。折角の可愛い顔が台無しだ」
ロイファはそう言いながら僕の頬を撫でていく。僕はその手を掴み
「そんなことないよ…今、こうしてロイファと一緒にいられることがすごく嬉しいんだ…」
そのキレイな指先にキスをする。
「それは私も同じだよ。エルフェといられるこの時間はすごく幸せだ」
僕と同じように指先にキスをする。
でも…僕は知っている。ロイファにはもう時間がないということに…
それは、僕の傍にいるから…。僕と一緒にいるようになってからロイファは一度も血を吸うという行為をしていない。彼は食事をしていない。
だから…もう限界が近いということ…
だからせめて…せめてロイファがいなくなるのなら…僕の血を吸ってほしい…
「ロイファ…最後のわがままを聞いてくれる?」
僕は聞いてみる。ロイファはわかっているかもしれない。
「なんだい?言ってごらん」
だって、凄くすごく優しい瞳で僕を見て笑っているんだ。
「あなたが朽ち果てる前に一度だけでいい。僕の血を吸って…」
ねぇ、これぐらいのわがままなら聞いてくれるよね?
「エルフェには叶わないな。この身が朽ち果てても永遠にお前を愛してるよ」
ロイファは僕の身体を抱き寄せ囁く。
「僕も…ロイファだけを愛してる…」
触れるだけのキス。誓いのキス。永遠の愛を誓うキス。僕とロイファだけの誓いのキス。ロイファは小さく笑い僕を見つめ
「愛してる」
そう呟き僕の首筋に牙を立てる。ぷつりと皮膚が切れる感触。
あぁ、僕はやっとロイファに血を吸ってもらえるんだ。ゴクリとロイファの喉が鳴る。
身体が悲鳴を上げる。ロイファに血を吸われるという喜びに…。
ゆっくりと牙を抜き僕を見つめるロイファ。
「永遠にエルフェだけを…愛し…てる…」
ゆっくりと倒れていくロイファの身体。
あぁ、もう遅かったんだね…
もう朽ち果ててしまったんだね…
でも…僕はロイファを一人にはしないよ。
このロザリオに誓って…。
だって…僕とロイファは永遠を誓ったばかりじゃないか。
だから…僕もすぐに後を追うよ。だからもう少しだけ待っててね。
ロイファ、僕は君に永遠の愛を誓うよ。だから…僕は君のおかげでバンパイアになれたけど…
僕は自分でこの命を絶つよ。だって君のいないこの世界は僕には何の意味もないもの。
ロイファがいたからこそ僕の世界は輝いていたんだ…。
だから僕も今すぐに君の傍に行くよ。だから待っていて…
ねぇ、ロイファ見て。とてもキレイな朝日が昇ってるよ。これなら一緒に逝けるね。
僕は冷たくなったロイファの唇にキスをする。ふふふ血の味がする。
ねぇロイファ僕はこれで永遠に君を手に入れるよ。
勿論ロイファは永遠に僕を手に入れれるんだよ。このロザリオで手を繋ごう。
そして二人で一緒に朽ち果てよう。永遠の愛を胸に抱いて。
僕はそっとロイファの隣に横になる。部屋の中に照らし出される太陽の光。
僕たちは二人で一緒に消えるんだ。それは僕が望んだこと。だから怖くない。
嬉しいんだ。ロイファの傍にずっといられることが…。
僕はロイファのもう片方の手を取り、ロイファの胸の上で僕の手と一緒に組んだ。これで僕たちはずっと一緒だよ。
部屋の中に太陽の光が煌めく。
暫くして、その場所に残されたのは血で赤く染まったロザリオだけだった…。
永遠の愛をあなたに捧げよう…
永遠の愛をあなただけに…
Love of the eternity to you ...
Fin
永遠の愛をあなただけに…
ロイファは小さく笑う。いつもそうだ。僕を前にすると小さく笑う。愛おしい目をして小さく笑う。
「ロイファはいつも僕を前にすると笑うね」
僕は彼に聞いてみた。ロイファはやっぱり小さく笑い
「それはエルファがいつもキレイだからだよ」
僕の頬を撫でる。
ロイファと一緒に暮らすようになってどれだけ経つんだろう。
はじめはロイファがバンパイアだって知ったときはすごく驚いた。でも不思議と怖くはなかったんだ。
それは多分ロイファの容姿がすごくキレイだったから。こんなキレイなバンパイアならいても不思議じゃない。
そう思ったからかもしれない。だってロイファはすごくキレイで輝く金色の髪と優しい蒼い瞳。
どれを取ってもすごくキレイで僕はロイファに心を奪われた。
「エルフェはいつもしかめっ面をしている。折角の可愛い顔が台無しだ」
ロイファはそう言いながら僕の頬を撫でていく。僕はその手を掴み
「そんなことないよ…今、こうしてロイファと一緒にいられることがすごく嬉しいんだ…」
そのキレイな指先にキスをする。
「それは私も同じだよ。エルフェといられるこの時間はすごく幸せだ」
僕と同じように指先にキスをする。
でも…僕は知っている。ロイファにはもう時間がないということに…
それは、僕の傍にいるから…。僕と一緒にいるようになってからロイファは一度も血を吸うという行為をしていない。彼は食事をしていない。
だから…もう限界が近いということ…
だからせめて…せめてロイファがいなくなるのなら…僕の血を吸ってほしい…
「ロイファ…最後のわがままを聞いてくれる?」
僕は聞いてみる。ロイファはわかっているかもしれない。
「なんだい?言ってごらん」
だって、凄くすごく優しい瞳で僕を見て笑っているんだ。
「あなたが朽ち果てる前に一度だけでいい。僕の血を吸って…」
ねぇ、これぐらいのわがままなら聞いてくれるよね?
「エルフェには叶わないな。この身が朽ち果てても永遠にお前を愛してるよ」
ロイファは僕の身体を抱き寄せ囁く。
「僕も…ロイファだけを愛してる…」
触れるだけのキス。誓いのキス。永遠の愛を誓うキス。僕とロイファだけの誓いのキス。ロイファは小さく笑い僕を見つめ
「愛してる」
そう呟き僕の首筋に牙を立てる。ぷつりと皮膚が切れる感触。
あぁ、僕はやっとロイファに血を吸ってもらえるんだ。ゴクリとロイファの喉が鳴る。
身体が悲鳴を上げる。ロイファに血を吸われるという喜びに…。
ゆっくりと牙を抜き僕を見つめるロイファ。
「永遠にエルフェだけを…愛し…てる…」
ゆっくりと倒れていくロイファの身体。
あぁ、もう遅かったんだね…
もう朽ち果ててしまったんだね…
でも…僕はロイファを一人にはしないよ。
このロザリオに誓って…。
だって…僕とロイファは永遠を誓ったばかりじゃないか。
だから…僕もすぐに後を追うよ。だからもう少しだけ待っててね。
ロイファ、僕は君に永遠の愛を誓うよ。だから…僕は君のおかげでバンパイアになれたけど…
僕は自分でこの命を絶つよ。だって君のいないこの世界は僕には何の意味もないもの。
ロイファがいたからこそ僕の世界は輝いていたんだ…。
だから僕も今すぐに君の傍に行くよ。だから待っていて…
ねぇ、ロイファ見て。とてもキレイな朝日が昇ってるよ。これなら一緒に逝けるね。
僕は冷たくなったロイファの唇にキスをする。ふふふ血の味がする。
ねぇロイファ僕はこれで永遠に君を手に入れるよ。
勿論ロイファは永遠に僕を手に入れれるんだよ。このロザリオで手を繋ごう。
そして二人で一緒に朽ち果てよう。永遠の愛を胸に抱いて。
僕はそっとロイファの隣に横になる。部屋の中に照らし出される太陽の光。
僕たちは二人で一緒に消えるんだ。それは僕が望んだこと。だから怖くない。
嬉しいんだ。ロイファの傍にずっといられることが…。
僕はロイファのもう片方の手を取り、ロイファの胸の上で僕の手と一緒に組んだ。これで僕たちはずっと一緒だよ。
部屋の中に太陽の光が煌めく。
暫くして、その場所に残されたのは血で赤く染まったロザリオだけだった…。
永遠の愛をあなたに捧げよう…
永遠の愛をあなただけに…
Love of the eternity to you ...
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