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覚悟しろよ
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「クソヤロー」
そう叫びながら幸永の弟が殴りかかってくる。
「うっざぁ」
つい、そう呟いたのは許せ。その呟きが気に入らなかったのか、弟の顔がもっと怒りの顔に変わる。
「あーあ。何分もつかなあいつ」
なんて、菊池の楽しそうな声。
「うるせぇ侑司、お前の後で覚えてろよ」
それが気に入らねぇ。
「イ、ヤ、ダ、ネ」
なんて、片言で返された。クソッ絶対に後で一発殴ってやる。
「余裕ぶってんじゃねぇよ」
なんて勢いよく弟が殴ってくるが
「あー、わりぃ。お前よえぇわ」
俺はその拳を受け止めそのまま腹に蹴りをいれた。
「ガッ」
腹に蹴りを喰らってその場に崩れ落ちた。
「またやるか?気のすむまで付き合ってやるけど?」
足元に崩れ落ちてる弟に聞いてみる。
「まっ、まだに、決まってる、だろうが」
腹を押さえながら立ち上がってくる弟を見ながら
「なぁ、幸永。顔殴っても平気?」
傍観者に徹してる幸永に聞いてみた。
「あぁ、かまわない」
幸永からはあっさりとそんな返事が返ってきた。
「案外あっさり返事するんだなお前」
幸永の言葉に尚也が楽しそうにいう。
「少しは痛い目見ればあいつも納得するだろ」
溜め息混じりの幸永の言葉に
「再起不能になったらどうすんのぉ~♪」
「相手が相手ですからね」
鍋谷と二村がこれまた楽しそうに言っている。
「うるせぇよ外野。お前らもまとめて後で殴らせろ」
それがイライラして俺は怒鳴った。
「エッ?イ、ヤ、デ、ス」
菊池みてぇに片言で返してきたがった。
クソムカつく。
「よそ見してんじゃねぇ」
不意を突く感じで弟が殴りかかってくるけど
「もっと上手くやれよ」
菊池の呆れた呟き。
「不意打ちってのはさぁ、もっと相手に気づかれねぇようにやんねぇと当たらねぇんだよ」
弟の拳を避けてそのまま回し蹴りを喰らわして、床に沈めた。
「んー、飽きた。ってことで覚悟しろ菊池!」
俺はそう宣言してから菊池に殴りかかった。
「わぁぁぁ!!!梅ちゃんダメェ~!!!」
「ちょ、会長ストーップ!!」
鍋谷と二村が慌てて俺を止めにかかるが
「大丈夫だ。止めるな」
菊池本人からの言葉で2人が止まる。
「こい、その苛立ち止めてやるから」
菊池は溜め息をつき俺に向き合う。
「覚悟しろよ」
俺はそう宣言して本気で菊池に殴りかかった。
「ひぃぃぃぃっ」
俺たちが殴り合いを初めてその場に悲鳴が上がったのは気づかないことにしておこう。
Fin
そう叫びながら幸永の弟が殴りかかってくる。
「うっざぁ」
つい、そう呟いたのは許せ。その呟きが気に入らなかったのか、弟の顔がもっと怒りの顔に変わる。
「あーあ。何分もつかなあいつ」
なんて、菊池の楽しそうな声。
「うるせぇ侑司、お前の後で覚えてろよ」
それが気に入らねぇ。
「イ、ヤ、ダ、ネ」
なんて、片言で返された。クソッ絶対に後で一発殴ってやる。
「余裕ぶってんじゃねぇよ」
なんて勢いよく弟が殴ってくるが
「あー、わりぃ。お前よえぇわ」
俺はその拳を受け止めそのまま腹に蹴りをいれた。
「ガッ」
腹に蹴りを喰らってその場に崩れ落ちた。
「またやるか?気のすむまで付き合ってやるけど?」
足元に崩れ落ちてる弟に聞いてみる。
「まっ、まだに、決まってる、だろうが」
腹を押さえながら立ち上がってくる弟を見ながら
「なぁ、幸永。顔殴っても平気?」
傍観者に徹してる幸永に聞いてみた。
「あぁ、かまわない」
幸永からはあっさりとそんな返事が返ってきた。
「案外あっさり返事するんだなお前」
幸永の言葉に尚也が楽しそうにいう。
「少しは痛い目見ればあいつも納得するだろ」
溜め息混じりの幸永の言葉に
「再起不能になったらどうすんのぉ~♪」
「相手が相手ですからね」
鍋谷と二村がこれまた楽しそうに言っている。
「うるせぇよ外野。お前らもまとめて後で殴らせろ」
それがイライラして俺は怒鳴った。
「エッ?イ、ヤ、デ、ス」
菊池みてぇに片言で返してきたがった。
クソムカつく。
「よそ見してんじゃねぇ」
不意を突く感じで弟が殴りかかってくるけど
「もっと上手くやれよ」
菊池の呆れた呟き。
「不意打ちってのはさぁ、もっと相手に気づかれねぇようにやんねぇと当たらねぇんだよ」
弟の拳を避けてそのまま回し蹴りを喰らわして、床に沈めた。
「んー、飽きた。ってことで覚悟しろ菊池!」
俺はそう宣言してから菊池に殴りかかった。
「わぁぁぁ!!!梅ちゃんダメェ~!!!」
「ちょ、会長ストーップ!!」
鍋谷と二村が慌てて俺を止めにかかるが
「大丈夫だ。止めるな」
菊池本人からの言葉で2人が止まる。
「こい、その苛立ち止めてやるから」
菊池は溜め息をつき俺に向き合う。
「覚悟しろよ」
俺はそう宣言して本気で菊池に殴りかかった。
「ひぃぃぃぃっ」
俺たちが殴り合いを初めてその場に悲鳴が上がったのは気づかないことにしておこう。
Fin
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