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消毒という名のお仕置き

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「んっ、ぁ、ちょ、まっ」
キスされた後で、執拗に首筋ばっかり狙われた。

「ヤダね。大人しくしてろ」
ちょっと待って欲しくて声を上げるけど止めてはもらえない。

「んっ、ぁ、やぁ、ん、ぁ」
あいつが舐めた場所わかってじゃねぇ?ってぐらいに的確に舐められた場所を消毒するように舐めていく。


あいつが舐めた時はメチャクチャ気持ち悪かったのに、侑司が舐めると違う。


これってやっぱり好きなヤツが触れてるからなんだろうか?


なんて考えてるけど、実は一杯一杯だったりする。だって侑司の手は俺の服の中を動き回っている。



「ん、ぁ、やぁ、まっ、ぁ、ん、ぁ」
首筋を舐めながらも指は意地悪く胸を弄り始めた。


そこからはもう、あれよあれよという間に服は脱がされるし、身体の至る所にはたくさん痕をつけられた。


「んっ、ぁ、やぁ、ぁ、ぁ」
自分の中でうごめく指が自分をドンドン追い込んでいく。解放できない熱が熱くて、どうにかして欲しい。

「ぁ、ぁ、ゆぅ、ぁ、ん、ぁ」
だから侑司を呼べば
「力抜いとけよ」
その言葉と共に指が抜けていくから何度も頷いた。

「ぁ、ぁ、ぁ、ぁ」
指が抜かれた場所にゆっくりと侑司の熱い塊が入って来る。それが熱くて、侑司の背に爪を立て抱き着いた。
「ぁ、ぁ、ん、ぁぁ」
腰を掴まれ動き始める。

「ぁ、ぁ、ん、ぁぁ、ぁ」
抜けては入って、入っては抜けて、そんな繰り返す動きが気持ちいい。中を抉られるように奥へと突き上げられる。

「ぁ、ぁぁ、ん、ぁ、ゆぅ、ぁ、ぁ」
背に何度も爪を立てて傷つけていく。

あれほど見るのが怖かった傷を塗り替えるように自分自身で侑司の身体に爪を立てて、噛み付いて傷をつけていく。
それを侑司自身が許してくれているから…。


「ぁ、ぁ、ゆぅ、ぁ、もぉ、ぁ、やぁ、ん、ぁ」
解放できない熱が大きな波となって押し寄せてくる。
「イケ」
首筋に噛みつきながら言われる言葉。その熱にブルリと身震いをする。

「んっ、ぁ、ゆぅ、ぁ、だめっ、ぁ、ぁぁ」
侑司のモノをキツク締め付け背中に爪を立てて俺はいった。ドクリと中に吐き出される熱。

「んっ、ちょ、まっ、ん」
いったばっかりなのに、また首筋を舐められて驚いて声を上げれば
「またねぇよ。あのクソ野郎が触れた場所ずっと放置してたんだからな」
なんて言われ、ずっと我慢してるって言ってた理由がこれなんだと知った。

「んっ、ちょっ、ほんと、まって、ゆぅ、ぁ」
本当に少しだけ待って欲しくてもう一度言えば
「なんだよ」
不満気な顔で見てきた。

「侑司、ごめん…俺、熱出すって思わなくて…ごめん…」
自分でも驚きだらけなんだけど、これだけは謝っておきたかったんだ。
「許さねぇよ。だからお仕置きだ」
なんて言いながら唇を奪われた。


で、本気で俺は消毒という名のお仕置きを身をもって受けることとなった。


お仕置きという名の消毒なのか?消毒という名のお仕置きなのか?


どっちにしても俺は侑司によって癒されたのでまぁいいか。


後ごめん侑司。その傷また沁みると思う。


Fin


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