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だからそれは突然すぎだって
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「なぁ、俺も混ぜてくれ」
そんな声と共に自分の前にいた男が吹っ飛んだ。
「えっ?」
ビックリして変な声が出た。
「んだよ、よえぇ」
そう言いながら右手を振るのはヒナだった。
うまく働かない頭で考える。
今、目の前にいる人物は誰だ?と
梅村陽葵はこんなにも強かったのか?と
考えれば考えるほど答えが出てこない。
自分の知ってる梅村陽葵と目の前にいる梅村陽葵が一致しないのだ。
「誰?」
なんて呟いてみるが、目の前の人物は自分を襲おうとしてきた男たちを軽くあしらいながらも、徹底的にぶちのめしている。
一体何がどうなってるのか?
どうしてこんなことになってるのか?
考えれば考えるほどわからなくなる。
「おら、ストップだ梅村」
そんな声と共に侑ちゃんが現れてヒナを止めてる。
「だぁー!!!いい所で邪魔すんじゃねぇよ!!」
なんて言いながら今度は侑ちゃんに殴りかかってる。なんか色々と突然すぎて意味がわかんない。
でも、2人のやり取りを見ててあれ?って思った。
なんどっかで見たことがあるなって…
「あーあ。またやってるよあいつら…」
そんな声がして振り返れば尚也が呆れながら立っていた。
「尚也どういうこと?」
意味が分からないから聞いてみた。
「あれ、佑衣斗は知らなかったっけ?」
反対に聞き返された。
「だから何が?」
ちょっとイラっとした。
「あー、アレが梅村陽葵の本性ってこと。って、俺も最近になって知ったんだけどな」
あいつらバケモンだからな…なんて苦笑してる。
「いてぇ~!」
なんて、叫びながら侑ちゃんに首根っこを掴まれながヒナが連れてこられた。
「佑衣斗は大丈夫か?」
侑ちゃんが聞いてくるから
「うん、まぁ、大丈夫」
怪我してるわけじゃないから大丈夫。
「ならいい。あいつらは後で風紀が回収に来るからお前たちも行け。尚、任せたぞ」
侑ちゃんはヒナを捕まえたまま尚也に言ってるし
「あぁ、心配すんな。それよりそれ頑張れ」
尚也は侑ちゃんとヒナ見てそんなこと言ってる。
「こいつの暴走止めるの大変なんだよ」
って苦笑浮かべてヒナを引きずって行っちゃったよ。
「佑衣斗、侑司がずらかれって言ってんだ行くぞ」
尚也に言われて
「マジで突然すぎるから…。思い出したよ。小学ん時にヒナが悪ガキ潰してるの」
溜め息交じりに言ったら
「あー、あれな。あん時からずっとヒナのヤツあんなんだったらしいぜ」
尚也が可笑しそうに笑う。
「よくよく考えたら侑ちゃんってヒナのこと守ってないもんね」
「桐渓ん時だけだからな」
溜め息交じりに言葉に尚也が答えをくれる。
本当に突然だし…。あの2人って秘密が多すぎるんだよ…。
Fin
そんな声と共に自分の前にいた男が吹っ飛んだ。
「えっ?」
ビックリして変な声が出た。
「んだよ、よえぇ」
そう言いながら右手を振るのはヒナだった。
うまく働かない頭で考える。
今、目の前にいる人物は誰だ?と
梅村陽葵はこんなにも強かったのか?と
考えれば考えるほど答えが出てこない。
自分の知ってる梅村陽葵と目の前にいる梅村陽葵が一致しないのだ。
「誰?」
なんて呟いてみるが、目の前の人物は自分を襲おうとしてきた男たちを軽くあしらいながらも、徹底的にぶちのめしている。
一体何がどうなってるのか?
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「おら、ストップだ梅村」
そんな声と共に侑ちゃんが現れてヒナを止めてる。
「だぁー!!!いい所で邪魔すんじゃねぇよ!!」
なんて言いながら今度は侑ちゃんに殴りかかってる。なんか色々と突然すぎて意味がわかんない。
でも、2人のやり取りを見ててあれ?って思った。
なんどっかで見たことがあるなって…
「あーあ。またやってるよあいつら…」
そんな声がして振り返れば尚也が呆れながら立っていた。
「尚也どういうこと?」
意味が分からないから聞いてみた。
「あれ、佑衣斗は知らなかったっけ?」
反対に聞き返された。
「だから何が?」
ちょっとイラっとした。
「あー、アレが梅村陽葵の本性ってこと。って、俺も最近になって知ったんだけどな」
あいつらバケモンだからな…なんて苦笑してる。
「いてぇ~!」
なんて、叫びながら侑ちゃんに首根っこを掴まれながヒナが連れてこられた。
「佑衣斗は大丈夫か?」
侑ちゃんが聞いてくるから
「うん、まぁ、大丈夫」
怪我してるわけじゃないから大丈夫。
「ならいい。あいつらは後で風紀が回収に来るからお前たちも行け。尚、任せたぞ」
侑ちゃんはヒナを捕まえたまま尚也に言ってるし
「あぁ、心配すんな。それよりそれ頑張れ」
尚也は侑ちゃんとヒナ見てそんなこと言ってる。
「こいつの暴走止めるの大変なんだよ」
って苦笑浮かべてヒナを引きずって行っちゃったよ。
「佑衣斗、侑司がずらかれって言ってんだ行くぞ」
尚也に言われて
「マジで突然すぎるから…。思い出したよ。小学ん時にヒナが悪ガキ潰してるの」
溜め息交じりに言ったら
「あー、あれな。あん時からずっとヒナのヤツあんなんだったらしいぜ」
尚也が可笑しそうに笑う。
「よくよく考えたら侑ちゃんってヒナのこと守ってないもんね」
「桐渓ん時だけだからな」
溜め息交じりに言葉に尚也が答えをくれる。
本当に突然だし…。あの2人って秘密が多すぎるんだよ…。
Fin
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