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腕相撲大会
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荒ぶる梅村を落ち着かせるために俺は腕相撲大会をやることに決めた。
もちろん、風紀委員VS会長だ。
「委員ちょー、これどっかで見たことあるんですけどぉ~」
「前に違うことしましたよね?」
鍋屋と二村がそんなことを言い出す。
「あるだろうな。おら、風紀委員VS生徒会長の腕相撲の開催だ。お前ら負けんなよ」
そう声をかければ
「オーっ!」
むっさい男どもが声をあげる。
「ヒメ、怪我しねぇ程度にヤっていいぞ」
梅村に怪我だけはさせるなと告げればニヤリと笑う。
俺が腕相撲を言い出した意味がわかったらしい。
さっき中途半端に俺への攻撃を止められたからな。
あれで梅村の気持ちを落ち着かせてたんだよ本当は。
「おし、じゃぁ始めるぞ」
俺のこの声で腕相撲大会が開催された。
どこでどう噂を嗅ぎ付けたのか部屋の外には野次馬がメチャクチャいやがった。
お前ら本当に好きだなこういうの。
「も…もう…ダメ」
「負け…ました」
鍋屋と二村が床に倒れながら白旗を振る。他の奴らはとうに沈んでるからな。
この二人は頑張った方だ。
「勝者、梅村」
梅村に軍配をあげれば外が歓声をあげ梅村は抱きついてきた。
「ほら、お前らお遊びは終わりだ。散れ」
梅村を腰に抱きつかせたまま扉のところに行けば、廊下にいた野次馬連中は蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
「少しは落ちついたか?」
腰に抱きついて梅村に声をかければ
「ぅん、ありがとぉ」
小さく返事が返ってきた。
「お礼はあいつらに言ってやれ」
梅村の手を撫でて言ってやった。
巻き込まれたのはあいつらだからな。
まぁ、巻き込んだのはこの俺だが!
Fin
もちろん、風紀委員VS会長だ。
「委員ちょー、これどっかで見たことあるんですけどぉ~」
「前に違うことしましたよね?」
鍋屋と二村がそんなことを言い出す。
「あるだろうな。おら、風紀委員VS生徒会長の腕相撲の開催だ。お前ら負けんなよ」
そう声をかければ
「オーっ!」
むっさい男どもが声をあげる。
「ヒメ、怪我しねぇ程度にヤっていいぞ」
梅村に怪我だけはさせるなと告げればニヤリと笑う。
俺が腕相撲を言い出した意味がわかったらしい。
さっき中途半端に俺への攻撃を止められたからな。
あれで梅村の気持ちを落ち着かせてたんだよ本当は。
「おし、じゃぁ始めるぞ」
俺のこの声で腕相撲大会が開催された。
どこでどう噂を嗅ぎ付けたのか部屋の外には野次馬がメチャクチャいやがった。
お前ら本当に好きだなこういうの。
「も…もう…ダメ」
「負け…ました」
鍋屋と二村が床に倒れながら白旗を振る。他の奴らはとうに沈んでるからな。
この二人は頑張った方だ。
「勝者、梅村」
梅村に軍配をあげれば外が歓声をあげ梅村は抱きついてきた。
「ほら、お前らお遊びは終わりだ。散れ」
梅村を腰に抱きつかせたまま扉のところに行けば、廊下にいた野次馬連中は蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
「少しは落ちついたか?」
腰に抱きついて梅村に声をかければ
「ぅん、ありがとぉ」
小さく返事が返ってきた。
「お礼はあいつらに言ってやれ」
梅村の手を撫でて言ってやった。
巻き込まれたのはあいつらだからな。
まぁ、巻き込んだのはこの俺だが!
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