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安らげる腕
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ふっと目が覚めて顔を上げたら見慣れた傷跡があった。
えっと…と思いながら昨夜のことを思い出せば、自分の中にあった霞がキレイに消えてるのに気がつき、何があったのかを思い出した。
他校のヤツがいて乱闘を止めてる菊池と幸永を遠くで見てたんだ。自分は鍋屋と二村に止められてたから。
菊池の背中を掠めたバッドが原因で背中から血を流してるあいつを見て俺はまた壊れて…自分を取り戻したのか。
そこから菊池に八つ当たりして、そのまま甘えて…。
話をして、菊池の愛を刻み込まれて、そのまま寝たんだっけ。
ぼんやりと目の前の男を見ながら思い出していけば、自然と胸の中にあった突っかかりが消えていた。
あぁ、やっぱり俺は侑司が好きだ。
こいつの腕の中が一番、落ち着ける。安らげる場所なんだ。
起こさぬように気を付けながらもう少し傍に寄れば抱き寄せられ頭を撫でられた。
「悪い、起こしたか?」
不安で声をかければ
「大丈夫だ…もぉ少し…寝ろ…」
半分寝ぼけた状態で言われ俺は笑ってしまった。
こうやって甘やかすから俺が離れられなくなるんだぞ。
「ゆぅ、ありがとう」
「ぉぅ」
俺の言葉に寝ぼけながら返事をしてもっと俺を引き寄せた。だから俺はもっと菊池に抱きついた。
菊池の心音を聞きながら俺はまた眠りの中に誘われていった。
俺の安らげる場所は菊池侑司の腕の中。
このポジションは誰にも譲らねぇ。
俺だけのものだ!
Fin
えっと…と思いながら昨夜のことを思い出せば、自分の中にあった霞がキレイに消えてるのに気がつき、何があったのかを思い出した。
他校のヤツがいて乱闘を止めてる菊池と幸永を遠くで見てたんだ。自分は鍋屋と二村に止められてたから。
菊池の背中を掠めたバッドが原因で背中から血を流してるあいつを見て俺はまた壊れて…自分を取り戻したのか。
そこから菊池に八つ当たりして、そのまま甘えて…。
話をして、菊池の愛を刻み込まれて、そのまま寝たんだっけ。
ぼんやりと目の前の男を見ながら思い出していけば、自然と胸の中にあった突っかかりが消えていた。
あぁ、やっぱり俺は侑司が好きだ。
こいつの腕の中が一番、落ち着ける。安らげる場所なんだ。
起こさぬように気を付けながらもう少し傍に寄れば抱き寄せられ頭を撫でられた。
「悪い、起こしたか?」
不安で声をかければ
「大丈夫だ…もぉ少し…寝ろ…」
半分寝ぼけた状態で言われ俺は笑ってしまった。
こうやって甘やかすから俺が離れられなくなるんだぞ。
「ゆぅ、ありがとう」
「ぉぅ」
俺の言葉に寝ぼけながら返事をしてもっと俺を引き寄せた。だから俺はもっと菊池に抱きついた。
菊池の心音を聞きながら俺はまた眠りの中に誘われていった。
俺の安らげる場所は菊池侑司の腕の中。
このポジションは誰にも譲らねぇ。
俺だけのものだ!
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