79 / 176
少し強引に、でも優しく
しおりを挟む
「っあ、ちょっ、んっ、まっ、て、あ」
「待たねぇよ」
少し触れるだけでも感じるようになるまで、追い込んで、その身を繋いだ。
涙で濡れた瞳が不安げに俺を見つめる。
その原因もわかる。俺の身体に残る傷痕。梅村が実際にこれを見るのは初めてだ。
「お前が俺を干渉するなら、この傷跡も全部、干渉していけ。俺がお前を全部、全部、干渉しまくってやるから」
俺は梅村の頭を撫でそっとキスをしていく。閉じられていく瞳。ポロリと流れ落ちる涙。
後はもう、快楽だけを拾えるように、少し強引に、でも優しく追い込んでいくだけ。
「んっ、ぁ、ぁ、ゆぅ、ぁ、ん、ぁ」
幾度となく梅村の爪が俺の背を傷付けていく。肩に噛みつき痕を残す。
「ひっ、ぁ、ぁぁ、や、ぁ、ダメっ、ぁ、ゆぅ、ぁ、それっ、ぁ、ダメ、ぁ、ん」
奥の奥、梅村が一番、感じるその場所を押し潰さん勢いで突き上げればダメだと訴え首を振る。
「ダメ、じゃねぇだろ?いいの間違いだろ?なぁ、ヒナ」
腰を掴み逃げ出せないようにして突き上げる。抜けていけばそれを拒むようにきゅうと締め付け、突き上げれば喜ぶように中がうねる。追い込むだけ追い込んでいく。
俺という男がどういうヤツなのか、俺という男がどれだけ欲していたのか、俺という男がどれだけの想いで接していたのかを…。
その身体に、心に、刻み込んでいく。
俺という男の干渉がなきゃいられなくなるように…。
「ぁ、ぁぁ、ゆぅ、ぁ、だめぇ、ぁ、もぉ、ぁぁ、いっちゃ、ぁぁ」
俺の背に爪を食い込ませ抱き着き訴えてくる。
「イケ、俺もイク」
だから梅村の身体を抱きしめいかせるために、自分がいくために動きを速めれば
「ぁ、ぁぁ、ゆぅ、ぁぁ、ん、ぁぁぁ、っ」
「っ、くっ」
新しい傷を背中に刻みながらキツク締め付け果てた。俺も梅村の中でいった。
「ぁ、はぁ、ゆぅ、す、きぃ、んっ」
そう呟きながら暗い闇の中に意識を手放していった。
「俺もお前が好きだぞ陽葵」
そんな梅村の額にキスを落とし呟く。夢の中で伝わればいいなと思いながら…。
朝、起きたらもう一度、好きだと伝えてやろう。
こいつが安心できるぐらいには…。
Fin
「待たねぇよ」
少し触れるだけでも感じるようになるまで、追い込んで、その身を繋いだ。
涙で濡れた瞳が不安げに俺を見つめる。
その原因もわかる。俺の身体に残る傷痕。梅村が実際にこれを見るのは初めてだ。
「お前が俺を干渉するなら、この傷跡も全部、干渉していけ。俺がお前を全部、全部、干渉しまくってやるから」
俺は梅村の頭を撫でそっとキスをしていく。閉じられていく瞳。ポロリと流れ落ちる涙。
後はもう、快楽だけを拾えるように、少し強引に、でも優しく追い込んでいくだけ。
「んっ、ぁ、ぁ、ゆぅ、ぁ、ん、ぁ」
幾度となく梅村の爪が俺の背を傷付けていく。肩に噛みつき痕を残す。
「ひっ、ぁ、ぁぁ、や、ぁ、ダメっ、ぁ、ゆぅ、ぁ、それっ、ぁ、ダメ、ぁ、ん」
奥の奥、梅村が一番、感じるその場所を押し潰さん勢いで突き上げればダメだと訴え首を振る。
「ダメ、じゃねぇだろ?いいの間違いだろ?なぁ、ヒナ」
腰を掴み逃げ出せないようにして突き上げる。抜けていけばそれを拒むようにきゅうと締め付け、突き上げれば喜ぶように中がうねる。追い込むだけ追い込んでいく。
俺という男がどういうヤツなのか、俺という男がどれだけ欲していたのか、俺という男がどれだけの想いで接していたのかを…。
その身体に、心に、刻み込んでいく。
俺という男の干渉がなきゃいられなくなるように…。
「ぁ、ぁぁ、ゆぅ、ぁ、だめぇ、ぁ、もぉ、ぁぁ、いっちゃ、ぁぁ」
俺の背に爪を食い込ませ抱き着き訴えてくる。
「イケ、俺もイク」
だから梅村の身体を抱きしめいかせるために、自分がいくために動きを速めれば
「ぁ、ぁぁ、ゆぅ、ぁぁ、ん、ぁぁぁ、っ」
「っ、くっ」
新しい傷を背中に刻みながらキツク締め付け果てた。俺も梅村の中でいった。
「ぁ、はぁ、ゆぅ、す、きぃ、んっ」
そう呟きながら暗い闇の中に意識を手放していった。
「俺もお前が好きだぞ陽葵」
そんな梅村の額にキスを落とし呟く。夢の中で伝わればいいなと思いながら…。
朝、起きたらもう一度、好きだと伝えてやろう。
こいつが安心できるぐらいには…。
Fin
10
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる