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震える身体
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怯える梅村を取りあえず、寮へ連れて帰ることにした。
こんな状態の梅村が仕事ができるとは到底思えないし、無理だろう。
寮まで送って来て考える。
一人にさせておくべきか、一緒にいるべきか?
考えた末、俺は本人に決めさせることにした。
「梅村どうする?一人で部屋にいるか?それとも落ち着くまで一緒にいるか?」
選択肢があればこいつも考えて決めるだろう。
さっきからずっと俺の制服を掴んだまま何も言わない。
「どうしたい?自分の部屋に戻るか?俺の部屋に来るか?」
俺たちの部屋は隣同士なのでどちらにも行き来はできる。
梅村はオズオズと俺の部屋を指さした。
俺は小さく息を吐き部屋のカギを開け梅村を連れ中に入った。
部屋の扉を閉めれば震える手で制服を掴み抱き着いてくる。
その身体を抱きしめてやれば、酷く震えたままだった。
簡単には落ち着かないかもしれない。だが、俺は梅村が落ち着くまで震えるその身体を抱きしめそっと優しく何度も頭を撫で続けてやった。
途中、意識を飛ばし崩れ落ちた梅村の身体を抱き上げ寝室に運び、制服の上着だけ脱がせベッドに寝かせ、傍に椅子を持ってきて座った。
青白い顔、真っ青になった唇。
どれだけ怖かったのかを物語っていた。
どうか、夢の中だけは幸せでありますように…
Fin
こんな状態の梅村が仕事ができるとは到底思えないし、無理だろう。
寮まで送って来て考える。
一人にさせておくべきか、一緒にいるべきか?
考えた末、俺は本人に決めさせることにした。
「梅村どうする?一人で部屋にいるか?それとも落ち着くまで一緒にいるか?」
選択肢があればこいつも考えて決めるだろう。
さっきからずっと俺の制服を掴んだまま何も言わない。
「どうしたい?自分の部屋に戻るか?俺の部屋に来るか?」
俺たちの部屋は隣同士なのでどちらにも行き来はできる。
梅村はオズオズと俺の部屋を指さした。
俺は小さく息を吐き部屋のカギを開け梅村を連れ中に入った。
部屋の扉を閉めれば震える手で制服を掴み抱き着いてくる。
その身体を抱きしめてやれば、酷く震えたままだった。
簡単には落ち着かないかもしれない。だが、俺は梅村が落ち着くまで震えるその身体を抱きしめそっと優しく何度も頭を撫で続けてやった。
途中、意識を飛ばし崩れ落ちた梅村の身体を抱き上げ寝室に運び、制服の上着だけ脱がせベッドに寝かせ、傍に椅子を持ってきて座った。
青白い顔、真っ青になった唇。
どれだけ怖かったのかを物語っていた。
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