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失くした記憶
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俺の中には失くした記憶がある。
小学生の中学年ぐらいだろうかその頃の記憶がすっぽりとない。
何があってなんで記憶がないのかもわからないし、親も誰も教えてくれない。
だから俺には記憶がないままだ。
そのない記憶が今なんだか邪魔になる。
菊池を見るたびにふとした瞬間に記憶のない面影が菊池に重なるんだ。
それが何を意味するのかわからない。
「何してんだお前?」
ボーっと座り込んでた俺に声をかけてきたのは菊池。
「へっ?あっ…うん。なんでもねぇよ」
なんて嘘を見繕ってもきっとこいつにはバレるんだろうな。
「そんなとこに座ってると襲われるぞ」
そういいながら指さされた場所を見れば、そこにはいつも俺を追いかける奴ら。
「うわっ、やばっ、助けろ菊池」
頼むから助けてくれ。
「なら戻るぞ」
そういいながら俺を軽々抱き起す。俺そこまで軽くないはずなんだが…。
「わかった」
今は大人しく従おう。今はあいつらと追いかけっこはしたくないから…。
結局、俺は菊池に生徒会室まで送ってもらったのだ。
Fin
小学生の中学年ぐらいだろうかその頃の記憶がすっぽりとない。
何があってなんで記憶がないのかもわからないし、親も誰も教えてくれない。
だから俺には記憶がないままだ。
そのない記憶が今なんだか邪魔になる。
菊池を見るたびにふとした瞬間に記憶のない面影が菊池に重なるんだ。
それが何を意味するのかわからない。
「何してんだお前?」
ボーっと座り込んでた俺に声をかけてきたのは菊池。
「へっ?あっ…うん。なんでもねぇよ」
なんて嘘を見繕ってもきっとこいつにはバレるんだろうな。
「そんなとこに座ってると襲われるぞ」
そういいながら指さされた場所を見れば、そこにはいつも俺を追いかける奴ら。
「うわっ、やばっ、助けろ菊池」
頼むから助けてくれ。
「なら戻るぞ」
そういいながら俺を軽々抱き起す。俺そこまで軽くないはずなんだが…。
「わかった」
今は大人しく従おう。今はあいつらと追いかけっこはしたくないから…。
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