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逃亡者
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「委員長、会長に逃げられました」
情けない声で部屋の中に入ってきたのは二村と真島。
「また、かわされたのか」
2人に確認もこめて聞けば
「はい。ほんの数秒だけよそ見したらもういませんでした」
二村が状況を説明してくれる。
「そうか、わかった。あと五分すればここに来る。ご苦労だった」
2人に労いの言葉を掛け逃亡者が来るのを待つことにした。
「なんでだよ!」
いつものように叫びながら梅村飛び込んでくる。
「うるせぇよ」
ちったぁ静かに入ってこい。
「えっえぇぇ!なんで委員長はわかるんですかぁ!」
「五分すればって、本当に五分だし」
二人は本当に梅村が来たことで驚いていた。梅村はなんのことだとばかりにキョトンとしている。
「そんなの委員長と梅ちゃんにはお互いの位置情報がわかるセンサーが着いてるからに決まってるじゃん!」
鍋谷がそんなことを言う。
「そうなのか?」
梅村も不思議そうに聞く。
「ついてねぇよ。こいつの普段の行動パターンを考えればわかるんだよ」
そんなセンサーあってたまるか!
「あー、委員長の梅ちゃんへの愛ってことだね!」
「あっ、そうか」
「なら納得」
鍋谷の言葉に二村と真島が納得をした。
「そうなのか?なんかテレるな」
梅村至ってはこれだ。
「そんなわけあるか!」
と俺が叫んだところで、こいつらには意味がないだろう。
まぁ、みんなが笑ってられたらそれでいい。
Fin
情けない声で部屋の中に入ってきたのは二村と真島。
「また、かわされたのか」
2人に確認もこめて聞けば
「はい。ほんの数秒だけよそ見したらもういませんでした」
二村が状況を説明してくれる。
「そうか、わかった。あと五分すればここに来る。ご苦労だった」
2人に労いの言葉を掛け逃亡者が来るのを待つことにした。
「なんでだよ!」
いつものように叫びながら梅村飛び込んでくる。
「うるせぇよ」
ちったぁ静かに入ってこい。
「えっえぇぇ!なんで委員長はわかるんですかぁ!」
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二人は本当に梅村が来たことで驚いていた。梅村はなんのことだとばかりにキョトンとしている。
「そんなの委員長と梅ちゃんにはお互いの位置情報がわかるセンサーが着いてるからに決まってるじゃん!」
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「そうなのか?」
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「ついてねぇよ。こいつの普段の行動パターンを考えればわかるんだよ」
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「あっ、そうか」
「なら納得」
鍋谷の言葉に二村と真島が納得をした。
「そうなのか?なんかテレるな」
梅村至ってはこれだ。
「そんなわけあるか!」
と俺が叫んだところで、こいつらには意味がないだろう。
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