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やっぱり悪魔
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「まぁ、安心しろ。俺はお前には本気にはならねぇよ」
急に菊池がそんなことを言う。
「なんでだよ!」
俺が聞き返せば
「お前のそのドキドキは思い違いだからだよ」
ハッキリという。
「なんでだよぉ…」
なんでそんなこと言うんだよ…。
「色んなヤツに色々ちょっかい掛けられた挙句に、俺とやってる夢なんか見てるから、もしかしたらって勘違いしてんだよ」
呆れながら言う菊池の言葉に唇を噛み締めた。
本当にそれは当てはまってるかもしれないし、違うかもしれない。
「そんなの菊池には分らないだろ!」
俺の気持ちなんて菊池にはわからない!
「残念だが、俺は本気にはならねぇよ。初心者相手に恋愛なんてごめんだ。あぁ、でも遊ぶだけ遊んで飽きたらポイ捨てでもいいなら付き合ってやってもいいぜ」
菊池に言われた言葉に目の前が真っ黒になる。
「うわぁ。委員長ゲスい~。ゲスいし悪魔だわぁ~」
鍋谷が笑いながらいう。こいつだって悪魔じゃないのか?
「くそっ!お前なんてこっちから願い下げだ!!!」
だから自棄になって叫んだ。
「そりゃありがてぇ。二村、生徒会室に送れ」
菊池はそう言って俺を他のヤツに送っていくように告げる。
「はい、会長行きましょう」
離れた場所にいた菊池の左腕的存在の二村が傍に来て言う。
「わかった」
俺はその言葉に返事をして生徒会室へと向かうためにその場を離れた。
菊池は俺の方など見向きもしなかった。
なんでだよ…
なんでそんなこと…
Fin
急に菊池がそんなことを言う。
「なんでだよ!」
俺が聞き返せば
「お前のそのドキドキは思い違いだからだよ」
ハッキリという。
「なんでだよぉ…」
なんでそんなこと言うんだよ…。
「色んなヤツに色々ちょっかい掛けられた挙句に、俺とやってる夢なんか見てるから、もしかしたらって勘違いしてんだよ」
呆れながら言う菊池の言葉に唇を噛み締めた。
本当にそれは当てはまってるかもしれないし、違うかもしれない。
「そんなの菊池には分らないだろ!」
俺の気持ちなんて菊池にはわからない!
「残念だが、俺は本気にはならねぇよ。初心者相手に恋愛なんてごめんだ。あぁ、でも遊ぶだけ遊んで飽きたらポイ捨てでもいいなら付き合ってやってもいいぜ」
菊池に言われた言葉に目の前が真っ黒になる。
「うわぁ。委員長ゲスい~。ゲスいし悪魔だわぁ~」
鍋谷が笑いながらいう。こいつだって悪魔じゃないのか?
「くそっ!お前なんてこっちから願い下げだ!!!」
だから自棄になって叫んだ。
「そりゃありがてぇ。二村、生徒会室に送れ」
菊池はそう言って俺を他のヤツに送っていくように告げる。
「はい、会長行きましょう」
離れた場所にいた菊池の左腕的存在の二村が傍に来て言う。
「わかった」
俺はその言葉に返事をして生徒会室へと向かうためにその場を離れた。
菊池は俺の方など見向きもしなかった。
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